沖縄スタディツアー参加者の声

沖縄スタディツアーを通じての貴重な経験                  

行政書士受験生 Sさん
 

私が、今回のツアー参加を決めたきっかけは、私自身、長年、厚木基地周辺に住んでおり、かねてより、沖縄における基地の諸問題、例えば、航空機の騒音や米兵関与の事件事故には深い関心を持っていたためです。
ツアー初日、先ず訪れた「ひめゆり平和祈念資料館」では、沖縄戦に看護要員として動員されたひめゆり学徒隊の戦争体験を知り、言葉を失いました。戦争中は、今では考えられない残酷な行為が行われていたことに驚きました。
 
「沖縄平和祈念公園」では、沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ「平和の礎」に、だれそれの長男や次女など、本名が不明なまま名前が刻まれていることに悲しくなりました。
2日目のコザ街歩きは、ツアーガイドさんの説明がとても分かりやすく、ユーモア満点で、素晴らしかったです。嘉手納基地の門前町ということもあり、外国人をあちこちで見かけました。エイサー体験では、約1時間踊ることになることは予想していませんでした。
 
「不屈館」を訪れて、映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」のモデルとなった瀬長亀次郎氏の生涯を知り、「沖縄には、すごい人がいたんだなぁ」と感銘を受けました。恥ずかしながら、このツアーに参加するまで、亀次郎さんの存在は知りませんでした。
3日目は、「読谷村役場」で、小橋川さんの「基地の中の村づくり」という講演を聴きました。読谷村における基地返還の歴史は、とても情熱的なお話しで、どんどん引き込まれていきました。その後、実際にチビチリガマを訪れ、そこで集団自決があった話を聴くと、涙が止まらなくなりました。
 
今回の沖縄スタディツアーに参加させて頂き、沖縄の戦争の歴史を現地のガイドさんから聴き、これまで知らなかったストーリーを知ることになりました。また、沖縄での悲惨な戦争の爪痕を目の当たりにし、大変貴重な経験をすることが出来ました。
加えて、ツアーでご一緒させて頂いた、講師や塾生及びスタッフの皆様との一期一会にも感謝致します。ありがとうございました。