Vol.06 弁護士 戸川匠先生
トップロイヤーたちと臨む、
企業法務の最適解。
所属:森・濱田松本法律事務所外国法共同事業
専門分野:M&A、ジェネラルコーポレート
Q:自己紹介をお願いいたします。
戸川匠です。M&Aを中心に実務しています。
司法試験合格という志、社会的影響を持つ実務
Q:実務家に至るまでの志と、いまの実務について教えてください。
「司法試験合格」。学生時代のメインはそれ1つで突き進んでおり、大きな志だったと思っております。
今は、M&Aを中心に取り組んでおります。
M&Aと言っても、取引金額が大きい案件や関与する弁護士の数が多い案件、そうした規模の大きな案件から、2~3人で行う比較的小さめの案件があります。それぞれ難しさや面白みがあるので、色々な案件に取り組んでいる状況です。
その他は一般的な企業法務、ジェネラルコーポレートと呼ばれるような株主総会対応ですとか、一般的な法律相談にも取り組んでおります。
加えて、関心があった知的財産法分野の案件もあります。
Q:印象に残っている実務を教えてください。
公開買い付けの案件です。
半導体の会社を買う案件がありまして、入所してすぐ、そのプロジェクトに参加しました。
半導体は今、世の中にとって必要不可欠で、需要がかなり高い部品かと思いますので、そうした意味でもかなり印象に残っています。
Q:実務には、どんなやりがいがありますか?
1つひとつ、社会的にかなり影響を及ぼしやすい案件が大手事務所に来やすいです。そうした案件に携わり、例えば社会でニュースになったりすると、社会の役に少しは立てたのかなといった気持ちになるので、そういったやりがいはあるかもしれません。
最適解を提供する、プロフェッショナル集団
Q:どんな先生たちが集まる事務所ですか?
各分野のトップロイヤー達が弊所にいますので、何も先例が無いような事例でも、クライアントのために最適解を常に提供する姿勢を皆さん持っています。本当に尊敬していますし、自分もそうなれるように頑張らなければと日々思っています。
Q:同期の方々とはいかがでしょうか?
本当に優秀で、非常に良い影響や刺激をもらっております。
特に弊所が、かもしれませんが、すごく仲が良く、みんなで頑張っていこうという風潮があります。
それぞれ強みがありますが、私も自分の強みと思っているコミュニケーション部分を活かして、今後同期と一致団結して頑張っていければと思っております。
実務についても交えた、伊藤塾の講義
Q:伊藤塾で得た学びや気付きを教えてください。
伊藤塾の講義は、先生方によって実体験(を話してくれたり)、テキスト内の勉強だけに留まらず実社会でどうなっているのか、を話してくださるケースもありました。
そうした講義はイメージもわきやすく、スッと頭に入ってくる講義だったと記憶しております。
その先へ繋がるように、目の前のタスクを丁寧に
Q:社会を変えるために大切なことは何だと思いますか?
「社会を変えたいからこうする」というよりは、いま目の前にある仕事やタスクを手を抜かず、ちゃんと丁寧に取り組むことで、最終的により良い社会の実現に繋がれば良いなと思って普段仕事に取り組んでおります。
信念という意味では、目の前の仕事を丁寧にすることです。
弊所は留学制度もありますので、留学へ行きたいと考えております。
そこで世界のロイヤー達を間近で感じて、多種多様な、より価値のある視点や知見などを養い、日本へ還元できたらと考えております。
まとめ
様々な案件との日々に、充実感を持ちつつも慢心しない戸川さんの姿勢は、
所属事務所の風潮や、志のある一流ロイヤーたちに囲まれているからこそでした。
塾生時代から変わらない、実力を磨き続ける素直さがありました。
