国際業務は学びたいという意欲がつきない魅力的な業務。「九州 国際業務 女性行政書士」で真っ先に名前が挙がる行政書士を目指しています。

子育てと仕事の両立をするために資格を探すなかで、行政書士という職業に出会いました。

 私が行政書士を目指すようになったきっかけは離婚でした。当時小中学生だった子供のことを考え子育てとできる資格をさがしていたときに亡き父が将来開業したいと言っていた行政書士という職業を思い出しました。また、離婚問題で困っていたときに、行政書士として開業を予定していた知人に相談をしたときに、行政書士を勧められたというのもあります。

首都圏と違い、地方ではオールラウンダーから取扱業務が絞れていくことが多いように感じます。

 外国人の方に関わる仕事を主に取り扱っています。東京の実務家の先生と話をするときに、東京の方はある程度取り扱う業務をしぼって開業される方が多いように感じます。地方で開業をする場合には、絞込みをせずに、とにかく依頼をいただいた仕事をお受けして、オールラウンダーとして活動しつつ、業務を絞っていくことが多いと思います。私の場合は、最初に国際業務を依頼してくださったお客様からのご紹介で国際業務が中心になっていますが、他士業からのご紹介で農地に関する業務も扱いますし、事務所が福岡の中心街にあるので、風俗営業に関する業務も行っています。

外国人の方と日本語でコミュニケーションをとるときには、伝わりやすい言葉を選ぶようにしています。

 法律を扱う仕事であってもお客様は人間ですので、気持ちよく「先生に依頼してよかった」と思ってもらえるように、お客様が何を求めているのかということを聞き取ることを心がけています。特に入管業務では、お客様のご要望に100%応えられないケースも出てきますので、その際にはきちんと法律に基づいてご説明差し上げて納得をしてもらえるようにしています。また、英語圏以外大半のお客様とは日本語でコミュニケーションをとるのですが、その際には難しい言葉を使わないように、噛み砕いて伝わりやすいように心がけています。
 

Web de ゼミの経験が、遠くにいるお客様とやりとりをするときに役立っています。

 Web de ゼミの存在が、受験生時代だった在宅受講の私にとっては役立ちました。私は法学部出身ではないので講義を聴くだけでは身に付けることが難しかっただろう条文の読み方を、ゼミで身に付けることができました。出入国管理法は行政書士試験の試験範囲ではないですけれども、身に付けた法律の読み方は役に立っています。また、テレビ会議室を使ったゼミだったので、今海外にいるお客様とSkypeとかでやりとりをするときに、Web de ゼミのやり方が役に立っています。

 入管制度を理解して、お客様にしっかり伝えることと入国管理局にわかってもらうことが大切です。

 申請から長くかかって許可を得たときが一番嬉しいです。9ヶ月にわたって3回申請をしてやっと許可を得た方とは今もお客様をご紹介していただいたり、定期的に電話をいただいたりしています。入国管理制度については、日本の国益を目的としているので、丁寧に決まりをお伝えしつつ、入管にお客様は日本にとって問題ない方だということを分かってもらう努力をするようにしています。

出入国管理法は学べば学ぶほど、さらに勉強をしたくなるような魅力的な業務だと思っています。

 私自身、行政書士試験を受験するときは、行政書士の業務に何があるかということはあまり知らないで「とにかく資格をとりたい」と頑張っていましたが、実際に行政書士になってみると、毎日が楽しくて、もっと若い頃からやっておけばと思うくらいです。業務の内容についても、行政書士になりたての頃は離婚に関することをやっていこうと思っていたのですが、外国人のお客様をご紹介いただいて、国際業務に携わったときに、もっと勉強をしたくなるような魅力を感じて、今はそれが中心になってきました。

外に出かけることが多い仕事なので、休日は愛犬と一緒の時間を多くとっています。

 私は犬を飼っていて、外に多く出かける仕事をしていますから、休日は犬を一緒に過ごすようにしています。近所のドッグランに行ったり、同伴OKのカフェを選んで入ったりして過ごしています。士業間でも犬つながりがあって、みんなで犬と一緒にバーベキューをしたこともあります。お客様からも「犬と一緒に来て」と言われることもあるので、そのときは一緒にお客様のところに出かけていくこともあります。

「九州・国際業務・行政書士」で真っ先に名前が挙がるようになっていきたいと思います。

 九州では、女性で国際業務を扱っている行政書士が少ないのが現状で、「女性に依頼をしたいと思って探したら、小野先生にたどり着きました」というお客様もいらっしゃいます。私自身も「九州で国際業務を扱っている女性行政書士」といえば真っ先に名前が挙がるような行政書士になりたいと思っています。実際に同じ福岡県で真っ先に名前が挙がる先生もいらっしゃいますので、その先生に少しでも近づけるように頑張っていきたいと思っています。