バイトやサークル活動などとの両立をはかり内定をとりました。

衆議院法制局

鈴木 恵美里さん(22歳)
 

合格者イラスト
東京大学法学部4年在学中
●最 終 合 格:衆議院法制局Ⅰ種
●内定:衆議院法制局
●予定進路先:衆議院法制局
●受 講 形 態:在宅インターネット
●伊藤塾受講講座:〔入 門 講 座〕国家Ⅰ種法律職本科生+リーガルトレーニング

※プロフィールは、2011年合格時点のものです。

はじめに

私は、小、中、高、大学と進学する中で、別々の進路に進む友人、またいろいろな分野で活躍する方々と出会いました。それらの出会いを通じて、様々な価値観を持つ人が、それぞれの夢や希望を実現できるような社会を作りたいと思うようになりました。大学入学時は理系だったこともあり、自分はどのように社会に関わっていったらよいのか迷っていた頃、臓器移植法改正を巡る国会での議論を目のあたりにし、医療分野における法整備の必要性と、議員立法の持つ役割の大きさを実感しました。国会の、唯一の立法機関としての役割をサポートできる議院法制局の仕事に興味を持ち、大学2年頃から目指すようになりました。 
夢の実現のため、進学振り分けで法学部に進学しましたが、大学での授業は、理系出身の私にとって大変難しく感じられました。論文の書き方もわからないまま試験に臨まなければならず困っていた頃、友人からすすめられて伊藤塾に入りました。
伊藤塾の講義は、基礎から丁寧に説明してくださり、また自分の好きな時間に好きなだけインターネットで受講することができたので、受講開始後1ヶ月以内に大学の授業が理解できるレベルになりました。また、インターネットでの受講でも質問しやすい制度だったことも助かりました。大学2年からの入塾だったため、公務員試験直前期にも慌てることなく自分のペースで取り組むことができたと思います。 

私がとった勉強方法

専門科目試験対策について

公務員試験では専門科目の配点が大きく、試験対策において重要であると聞いていたので、大学3年の夏までに専門科目の基礎マスターを3回受講することを目標にしました。講義を1回受けただけでは疑問を感じることなく通り過ぎた箇所でも、2回、3回受講すると十分に理解できていなかった点を発見することができました。この頃には大学ですすめられた基本書を読んでもスムーズに理解できるようになっていました。一年前は基本書が難しすぎると感じながら何時間もかけて読んでいたので、伊藤塾の講義を通して効率よく基礎知識を身につけることができたのだと思います。 

教養科目試験対策について

大学3年の11月頃からは教養科目の勉強にとりかかりました。私は大学に理系で入学したため、公務員試験の教養科目でも物理、化学など理系科目から出題される問題を選択することにしていました。そのため世界史や日本史の解説が充実している市販の国家Ⅰ種法律職受験者向け参考書は使いづらいと感じていました。伊藤塾の教養科目の問題集には理系科目の問題も豊富に掲載されており、直前期には最終確認用に手放せないほど重宝しました。 

面接対策・集団討論について

伊藤塾の模擬面接を受けました。2人の講師の方が面接官で、十分な時間をとって一人ひとりにアドバイスしてくださるので、本番さながらの緊張感を持って練習できました。また面接官の講師の方が、過去の受験生の体験談を話してくださったのが大変参考になりました。この面接対策は、2年半の伊藤塾の講義の中でも合格に直結したものであったと思います。 
さらに、私の受験した衆議院法制局Ⅰ種試験では3次試験で憲法の口頭試問が課せられていました。今までに一度も受験したことのない試験形態だったので、どのように勉強したらよいか悩みましたが、講師の方々からのアドバイスで今まで使ってきた教材の見直しに徹し、無事に合格することができました。 

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は、インターネット講義を受講していたので、直前期の面接対策まで伊藤塾の校舎に足を運ぶことはほとんどありませんでした。しかし、学習相談や質問はインターネットでも簡単にできたので不自由を感じたことはありませんでした。それ以上に、部活をしていた私にとって、好きな時間に好きなだけ講義を受けることができるメリットがありました。 
私は学習フォロー制度に、特にお世話になりました。学習の初期には疑問を感じても自分で解決する力がなく頻繁に質問を送っていましたが、そのたびに丁寧な回答をしてくださり、私の試験勉強には欠かせませんでした。当時は誰が質問に答えてくださっているのか知りませんでしたが、合格後の祝賀会で、パソコンの画面の中でしか拝見したことがなく、実際にはお会いしたことのない講師が笑って話しかけてくださったので、普段の講義を担当されている講師が直接回答してくださっていたと知り、感動しました。直接会って質問するのは恥ずかしいような基本的なことも、メールなら質問できるという点もよかったと思います。 

直前期と試験当日

大学4年の5月になり、いよいよ公務員試験が始まると、お世話になった講師の方々からの激励メッセージが届いたり、予想問題集が届いたりと、何をすればよいか不安になる間もないほどにタイミングよく教材が送られてきました。直前期には周りの受験生の勉強時間も多くなり、自分の学習ペースを乱されてしまいそうになりましたが、部活でリフレッシュして勉強がマンネリ化しないようにしました。

最後に

私は高校時代に、大学受験を意識しすぎて勉強以外の活動を疎かにした経験があったので、大学ではこの反省を活かして、大学時代にしかできない活動をしようと決めていました。大学1年から陸上運動部に所属し、3年の夏には学生文化交流サークルの活動で中国へ行き、様々な体験をしました。バイトもして大学生らしい生活を送ることができたのも、試験合格のために効率よく学習する方法を教えてくださった伊藤塾のおかげだと思います。 
合格の電話を受けたときは本当に嬉しく、お世話になった多くの方々に急いで報告しました。今、振り返ってみると、法学部に進学し、伊藤塾に入り、法律の勉強をしてきたこの2年間は大変充実していたと思います。公務員として、社会作りに関わるチャンスを手に入れたことはもちろん、その過程で幅広い知識を身につけることができました。公務員試験は、試験科目に経済学や財政学をも含み、受験生時代は大変だと思っていましたが、公務員試験を通じて法律の知識に限らず広い意味での教養を身につけることができたことは、今後、公務員として仕事をしていくうえで大きな糧になると思っています。 
これから公務員試験を受験される皆様も、自分を信じて最後まで頑張ってください。