北海道在住での学習もWEB講義や質問制度があり、ストレスなく続けることができました。

国税専門官

K.Nさん(21歳)
 

合格者イラスト
北海道大学法学部4年在学中
〔受講講座〕
入門講座:国家総合職(法律区分)本科生+リーガルトレーニング(2年コース)
オプション:国家総合職(法律区分)記述試験対策講座

◆最終合格/国税専門官
◆内   定/国税専門官 
◆予定進路先/国税専門官

はじめに

公務員を目指すようになったのは、父親が市役所の職員であり夜中でも必要があれば出勤する姿を見ていて、純粋に公務員という職業に憧れていたということがあると思います。また、究極的に利益を追求する民間とは違い、公という立場からしかできない仕事があり、それが国民の生活のために必須だと思ったので、公務員を目指すようになりました。伊藤塾で勉強をはじめたのは、大学2年生の4月で、大学で開催されていた伊藤塾長の講演会を聴いたことがきっかけでした。メールを通じた質問制度など、親身な指導を受けられるとお聞きしたので、伊藤塾を選びました。質問には、丁寧にお答えいただき、疑問点が解消され、安心して試験に臨むことができました。

私がとった勉強方法

専門試験(多肢選択式)について
 

配点が高い専門択一式試験については、上手くいけば得点源になる一方、下手をすれば足をひっぱってしまう危険性があるため、特に力を入れて勉強しました。講師の方がおっしゃっていた通り、何度も過去問を繰り返し学習し、間違えたところはできるようになるまで徹底的に復習することが大切だと思います。国税専門官試験は、法律科目が他の公務員試験よりも少なく、当初は不安もありましたが、伊藤塾での経済学、財政学の講義を聴き、復習したことで、本番でもほぼ正解することができました。青野講師の講義はわかりやすく、数字嫌いだった私でも、経済学が好きになりました。また、わからない部分は遠慮せずに質問することで、本番にも安心して臨むことができました。
 
 

専門試験(記述式)について

専門記述式試験についても、やはり繰り返しが大事だと思います。一見して覚えられない論証でも、講義を聴き、しっかり理解したうえで過去問などを何度も解くことで必ず頭に入るようになります。論証を答案に書けるようにするためには、地道にこつこつ練習していくことが大切だと思ったので、できる限り毎日勉強するようにしていました。そうすることで確実に解ける問題も増えていきましたし、実際に本番ではほぼ模範解答通りに書くことができたと思います。専門記述式試験を得点源にすると非常に気持ちも楽になりますし、多少余裕をもって本番に臨めるように感じます。

基礎能力試験について
 

私は数的処理が苦手だったので、ほかの一般教養科目よりも多く解くように心がけました。ただ、試験当日にどうしても解けないときのために、社会科学や人文科学等ほかの科目も時間を作ってまんべんなく勉強することで、なるべくリスクを分散するようにしていました。ただ、やはり専門科目の方が配点も高いうえ得点しやすいと思うので、そこはバランスを考えて勉強していたように思います。時事については、どこが出るかピンと来ず、不安になるときもありましたが、伊藤塾の講義を聴き復習すれば、問題ないと思います。また日ごろから新聞などを読んでニュースに触れていることも重要だと感じました。

面接対策について

面接対策では、「面接対策BOOK」を活用して実際に聞かれた質問やその場の雰囲気などをイメージして本番に臨んでいました。国税専門官試験では、人事院面接と最終合格後の採用面接とがあります。人事院面接はオーソドックスな面接で、雰囲気も穏やかなものでした。採用面接は意向確認くらいの短時間の面接でしたが、内定が出るか否かは採用面接にかかっているので、緊張感を持って臨んだほうがいいと感じました。私の場合は内定をいただくまで多少時間がかかりましたが、その理由は「元気がない」からだったそうで、採用面接にも気を抜かず元気よく望むことが大切だと思いました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

私は北海道に住んでいるので在宅インターネット受講という形態でしたが、特に不安はありませんでした。インターネット講義はスケジュール的に自由に受講できますので、大学の授業が終わった後や帰宅後など、モチベーションの高いときに受けることができました。大学でのテスト前は、未消化の講義をため込むこともありましたが、長期休みなどを利用して、一気に受講するというように、自分なりに工夫して勉強することが可能でした。また伊藤塾には質問制度があり、メールを通じて疑問点を解決することができました。ですから遠隔地とはいえ困ったことも特に感じず、ストレスなく受講を続けることができました。  

直前期と試験当日 

直前期には不安になることもありましたが、伊藤塾での直前期の講座や今まで勉強してきたテキストなどを読み返し、自分に自信を持つようにしていました。また、直前期だからといって特別なことはせず、いつも通りの生活を送るようにしていました。平常心で受験することで結果が出ると信じて、毎日を過ごしていたように思います。ストレス発散のために、友人と話したり、趣味の時間を過ごしたりして、適度にリラックスするようにしていました。直前期には、夜遅くまで勉強することが多かったので、寝不足になることも多々ありましたが、食事にも気を付けて、過ごしていたと思います。

合格、内定と進路決定 

国税専門官試験に合格し、本当に自分のしたいことや将来の自分を思い描けるかといったことを考えながら、家族や友人とも進路について話しました。結果として、悔いなく国税専門官の道を進むことにしました。悩んだときにすぐに相談できるような相手の存在は、将来の選択に必要だと思います。

モチベーションの維持について 

公務員試験の勉強を続けるなかで、つらい時もあると思いますが、そのようなときには、省庁のパンフレットを見たり、業務説明会に参加したり、将来の自分の姿を思い描いて希望を持つことでモチベーションの維持につなげました。また、将来目指している職業と関連のある書籍や雑誌を読むことで、具体的な仕事のイメージをつかむことがやる気につながったと思います。あとは、同じ目標を共有する仲間がそばにいると、自然と勉強する気になりますし、モチベーションの維持にもなると思います。

最後に 

これから、公務員になるきっかけとなった、国民のために働きたい、という気持ちを忘れずに仕事をしていきたいと思います。仕事をしていくなかで、いろいろな苦労があると思いますが、公務員試験を通して得た経験や気持ちを思い出して、これらを励みとして働いていきたいと思っています。これから公務員を目指す人も、勉強などつらいことがあるかもしれませんが、周りの人もきっと同じはずなので、ときには悩みを相談しながら、一歩ずつ進んでいってほしいです。自分に自信を持って、公務員を目指して頑張ってください。