入塾前から公務員就活を終えるまでずっと「伊藤塾スタッフさんの親身な対応」が良かった点

京都市役所

M.Kさん
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 私立大学文系部 4年
◆ 受講講座 : 地方上級・国家一般職対策講座、地方上級・国家一般職対策ゼミ
◆ 最終合格 : 京都市
◆ 内    定 : 京都市役所
◆ 予定進路先: 京都市役所

※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

大学3年の頃、京都の西陣で、住民の方と一緒になって「どうすればコミュニティや伝統産業が上手くいくのか」を考え、様々動くなかで、結局世の中を良くも悪くも変えてしまうのは人間一人ひとりだと気付きました。
またそこで、「住民一人ひとりが自分次第で社会を良くできると気付ける、ボトムから世の中を良くして行ける社会にしたい」と考えるようになり、そうした社会への実現に向けて様々なアプローチをとれる公務員に惹かれ、また自分自身を成長させてくれた京都市への恩返しをしたいとも考え、京都市職員を志望しました。
伊藤塾に入塾を決めた理由は「伊藤塾スタッフさんの親身な対応と人柄」でしたが、就活を終え「伊藤塾のココが良かった」と思う点も「伊藤塾スタッフさんの親身な対応」でした。官庁訪問終わりにアポなしで相談に乗っていただいたことや、直前期にLINEで面接練習の予約を聞いていただいたことなど、本当に感謝しています。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

どの科目についてもWeb講義を一度視聴した後、試験直前までテキストを読むことと「これ完」を解くことを繰り返す以外しませんでしたWeb講義は1.5倍から2倍の速度で聴き、通学での電車の時間などスキマ時間を利用するなどして、こまめに進めました。「これ完」を最低限3回、確実にしていくためには45回繰り替えしていけば仕上がると思います。
京都市の筆記試験は7割が通過する基準点なので、そこまで怖がる必要はないと思います。
また私の場合、国家一般職の筆記は通ったものの、最終合格から外れる程度の点数を弾き出したのですが、敗因は「英語」でした。「英語」は取っ掛かりやすそうなので、勉強していない学生ほど手を出しがちなのですが、国家一般職の「英語(基礎)」は上智大の入試レベル(私の個人的な意見)だと感じました。おとなしく「経営学」や「国際関係」を勉強すればよかったと、振り返って思います。

教養試験(択一式)について

京都市は人文科学、自然科学、社会科学の出題が無いので、数的処理と時事に時間を割きました。数的処理は毎日解かないと感覚が鈍ると聞いていたので、毎日最低3問は触れるようにしていました。また時事については、相沢講師の時事講義を一通り受講し、直前にテキストを見返しておけばまず間違いないと思います。

一般論文試験 (記述式)について

京都市は論文試験がないので、国家一般職の論文(キャッシュレスという稀有な論題)しか書いていませんが、ゼミ講義で言われた通りの事を本番でも行えば、論文で落とされることはまずないと思います。

面接・集団討論について

伊藤塾の面接練習はビデオ通話での面接で、話し方や醸し出す雰囲気をチェックするというより、話す内容を吟味して深掘るような面接練習でした。面接で話す内容・エピソードのブラッシュアップを行ううえで、面接していただいた講師の方の意見は大変参考になっていました。

官庁訪問について

一度目の官庁訪問では「学生からの質問会」、二度目の官庁訪問では「局の仕事を理解しているのか確認」、三度目の官庁訪問では「幹部面談」、四度目の官庁訪問で「内々定通知」でしたが、いずれにしても局の仕事に関する知識が問われていると感じました。
志望動機とやりたいことは、知識がないと具体的に語ることはできないので、各局ホームページの確認や、説明会の参加は必須だと思います。
私も志望動機とやりたいことはできるだけ、『具体性』を意識して語りました。具体的には、国交省が行う「ミズベリング・プロジェクト」の話題や、民間就活中に感じていた「住宅の過剰供給」の話題を織り交ぜ、やりたいことは「公共空間の利活用に関する占用許可業務と、建政部で住宅市場の法規制」と答えていました。
また余談ですが、「近畿地方整備局」でWeb検索をして、局内での恐らくホットであろうニュースにも目を通していたのですが、その話題で逆質問すると「めちゃくちゃうちの事知ってくれてるやん、、、」となったのでWeb検索もして損はないと思います。

普段の生活と試験対策について

Web受講だったので、空いた時間に勉強が可能で、大学生活との兼ね合いはしやすかったです。業務説明会や西陣での課外活動、ゼミ運営は積極的に行っていましたし、直前期までアルバイトも続けていました。
京都市の面接では「志望動機ややりたいこと」は殆ど聞かれず、面接カードに記入したサークルやアルバイトの経歴欄を参考に、対話の形式で「なんでそのアルバイト?」や「なんでそのサークルやめたの?」といった形で、個人の思考・行動パターンを見てきます。
ですので、勉強・勉強の一辺倒ではなく、普段の日常生活にも全力で取り組むことも滅茶苦茶大事だと思います。

民間企業の就職活動について

「関西で公務員就活をする」となった際、東京都庁・特別区の選択肢が消えるので、「国税専門官、裁判所事務官、地方上級、国家一般」の4つ(大阪市、大阪府は二次面接以降で地方上級試験と日程が被るので略)に選択肢が絞られます。そこで選択肢を増やすという思惑と、また都市開発に関心があったことを理由に、不動産開発業界を中心に、民間就活を公務員と並行して行いました。
「興味のない・行きたくない国税専門官や裁判所事務官のために、国税の科目や裁判所刑法をするくらいなら、興味のある業界に飛び込んで業界研究した方がいいやん」と考えて民間就活を始めましたが、これがまた辛かったです。
当時民間就活を始めたのが2月の半ばで、自己分析も終わらない、ESの書き方も知らないまま3月の就活スケジュールが始まり、あれよあれよという間に気付けば民間就活は全落ちしていました。
民間就活と公務員就活の併願を行う場合は、せめて3回の夏に民間インターンに参加するなど、早めに動かなければ厳しいなと感じます。

どのようにモチベーションを維持したか

就活でも公務員の勉強でも、「孤独」が一番よくないと思います。私の場合、民間就活の全落ちが確定したあとは地元の市民センターで公務員の勉強をしていたのですが、そこで地元の同級生と一緒に公務員の勉強ができたことは、振り返ればとても大きかったように思います。その同級生と一緒に勉強したり、民間就活を終えたまた別の同級生に面接練習してもらったりと、様々な友達と関わっていたお陰で、全落ちを引きずることなく、ネガティブな気持ちに深く陥ることなく、公務員就活に切り替えることができたなと考えています。

最後に

伊藤塾の方々(特に大阪梅田校の吉本さん、京都校の寒川さん、面接をしていただいた相澤講師、柳原講師、ゼミ担当していただいた佐藤講師)には、本当に様々な面で大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。