2020年 司法書士試験
一回で合格者座談会

2020年 司法書士試験
一回で合格者座談会

入門講座を受講し、合格目標 年度に1回の受験で合格されたみなさんにお集まり
いただき、なぜ合格目標年度 に合格できたのか、そのポイントをお話いただきました。

司法書士試験 一発合格者

パネラー
甘利多代さん 主婦、東京から参加
柏崎 椋さん 学生、福島から参加
髙木大悟さん 社会人、大阪から参加
 
※合格者のプロフィールは座談会当時のものです。(敬称略)
 
MC
山村 拓也講師 入門講座 山村クラス担当
 

パネラー
甘利多代さん 主婦、東京から参加
柏崎 椋さん 学生、福島から参加
髙木大悟さん 社会人、大阪から参加
 
※合格者のプロフィールは座談会当時のものです。(敬称略)
 
MC
山村 拓也講師 入門講座 山村クラス担当
 

司法書士試験の学習を始めたきっかけを教えてください。

甘利: 行政書士を取得して、法律の勉強がとても楽しかったので第二子の妊娠を期にステップアップで司法書士を目指しました。
 
髙木: 不動産会社で勤務していますが、将来、不動産会社として独立を見据えており、その際、司法書士の資格があれば、社会的与信も強くなり、また仕事の幅が広がると考え受験することにしました。
 
柏崎: 父が司法書士で高校時代に将来の進路を考えたときに、父の背中を意識しました。法学部に進学しましたが刑事系より民事系に興味を持ち、民事手続のプロフェッショナルである司法書士の勉強を始めました。
 
 

さまざまな生活環境のなか受験勉強はどのようにやりくりをしましたか。

髙木: フルタイム勤務の社会人だったので、通勤途中や帰宅前に1.5倍速で講義を受講し、自宅では講義で指示された課題をやりました。不動産業でしたので、司法書士の学習をしていく中で仕事に役立つ様々な知識や視点が身につき、業務にも深みが出てきたことがモチベーション維持につながりました。
 
甘利: 妊娠中に受験勉強を開始し、出産後勉強を再開して試験を迎えました。赤ちゃんのお世話をしながらなので、眠れない生活が続き精神的に落ち込む時もありました。しかし、主人に「絶対1回で受かる」と宣言し、協力してもらいました。受からなかったら自分に嘘をつくことになるので、1回で合格するというその使命感が支えになりました。
 
柏崎: 3年生までに単位がほとんど取れていたので、勉強時間はたっぷりありました。しかし勉強仲間がいなかったので、1人で孤独の中で勉強しました。コロナの影響で大学の図書館も閉鎖され、自宅での勉強はモチベーションを保つのがたいへんで耐え忍ぶことも多かったと思います。

学習のスタートに伊藤塾の入門講座を選択した理由を教えてください。

甘利: 義父が伊藤塾で行政書士の勉強をして合格したのですが、伊藤塾の講義は法律の本質から丁寧に説明してくれるので、とても分かりやすいと言っていました。 実際に山村講師の体験講義もとても分かりやすく、話し方や手振り、資料の使い方なども含めて、この講義なら私でも勉強できると思いました。
 
 
髙木: インターネットで調べていて、司法書士の受験指導校の評判を見た時に、講義内容や合格実績など一番評価が高かったので迷うことなく決めました。
 
柏崎: 大学生協で、伊藤塾は他の指導校と比べて法律の本質から学習できると聞きました。この試験は小手先の受験テクニックだけでは合格できないと考え、伊藤塾なら法律の本質からしっかりと学べると思ったのが大きな理由です。

実際に勉強を始めて、試験は1回で合格できると思っていましたか。

甘利: 私のなかでは1回で合格しなければならないという使命感が第一優先で、自分を洗脳して「絶対1回で受かる、私だったら絶対に受かる」と思っていました。
 
髙木: 「司法書士の資格を取ってその後どうするか」を常に考えていました。だから、受かるか受からないか、という考えがそもそもありませんでした。
 
山村: 伊藤塾の“合格後を考える”という考え方で、受験勉強中から合格後を見据えていたのですね。合格は通過点で、自分はその先に向かっている、だから試験に受かるのは当然だ、と思っていたということですね。
 
柏崎: 正直、最初は膨大な勉強量に絶望感を覚え、1回で合格するのは厳しいと思っていました。しかし、「信じて勉強すれば大丈夫」「言われたれたことを淡々と続けていけば絶対に合格できる」とくり返し言われていたので、言われたとおりやれば、合格できると思って続けていました。
 
山村: 最初の不安が、自身の努力の積み重ねで“合格できる”という確信に変わったのですね。やはり1回で合格するという揺らがない気持ちを作ることが大切です。私は講義の最初に「まず1回で合格することを決めてください」と言っています。そして、合格することを決めたら、あとはゴールとの距離を縮めていくのみです。人間は潜在意識が行動を左右するので、自分は絶対に合格すると信じることがとても重要なのです。
 

みなさんは1回の受験で合格をされましたが何が一番のポイントでしたか。

甘利:  覚える知識にメリハリをつけ、思い切って基礎しかやらなかったことです。ネットでは「私はここまで細かくやっています」「テキストや問題集だけでは心配なのでこれも買って」という情報が目に入ります。ときには惑わされ、迷うこともありましたが、そのような情報はシャットして基礎を徹底したことが、1回の受験での合格につながったのだと思います。
 
 
髙木: 私は3つあります。 1つ目は素直に山村先生の講義を受講して言われたことをやること。2つ目は合格後を考えてゴールを少し先に置くこと。3つ目は合格のための戦略を考えることです。具体的には試験でいかに時間配分をするか、何問を何分で解くか、どの順番で解くか、などをシミュレーションして実行しました。
 
 
柏崎:  山村講師を信頼して、言われたことを徹底してやることです。自己流より長年指導している講師の方が知っていることも多いし、経験もあるので、自分の感覚を信用する暇があったら、講師の言葉や感覚、アシストを全部吸収する姿勢の方が合格に近づくと思います。
 
山村: 「言われたことを素直に実行する」これが実は難しいようです。でも、短期合格する人は愚直に実行しています。 みなさんは私の言うことを信じて実践し、手を広げないで基礎を徹底し、戦略戦術を磨いていった。これが1回で合格する方の共通点だと思います。
 

最後に、これから勉強を始めようと思っている方にメッセージをお願いします

甘利: 司法書士試験は長期戦です。最終目標を決めて自分の中で折れない軸を作ることが大切だと思います。心が折れそうなことがあっても、軸があれば立ち直れるので、その軸を大切にしながら自分のペースで頑張っていただきたいと思います。
 
髙木: 司法書士を目指した動機を大事にすることだと思います。そして覚悟を決めて、講義に素直に従っていけば、間違いなく合格レベルに達します。あとは自分自身の合格戦略を加えれば合格できます。素直にそして覚悟を持って、素直に頑張ってください。
 
柏崎: 知識が膨大で、つらいと思いますが、素直に講師の話を聴き、それを吸収して、その通りやるのが一番です。試験直前はつらくて合格を諦めてしまう人がいます。でも折れることなく続けていれば最終的には合格できる試験です。自分を信じて、周りも信じて、一直線に向かっていく気持ちさえあれば、合格できます。頑張ってみてください。
 
山村: みなさんは異なった環境で勉強されていたのですが、合格のために考え実践していたことは共通していますね。今日みなさんからお聞きした1回合格の秘訣を日々の講義に活かして、今後もさらに多くの受講生に合格を勝ち取ってもらえるように頑張りたいと思います。本日は、貴重なお話をありがとうございました。