講義で大切だと指摘された基礎基本を、自分のものにして、合格する力がつきました。
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K.Sさん |
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【学部成績】3.89 /S:A:B:C=41:77:14:0
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別過去問分析講義・模試
| 法律の学習を始めた理由 | 私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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| 専門性・独立性の高さ | 論文マスター(入門講座) | 伊藤塾チャンネル(YouTube) | 健康 |
はじめに
私はもともと公務員志望で、法学部に入学しました。既存の法律を使って個別の事案を解決することよりも、政策を立案して社会的課題を解決することへの関心が高かったためです。しかし、実際に法学部の授業を受けると、法律を解釈し個別の事案に適用し問題を解決していく面白さを知りました。また、弁護士には様々な形態が有、弁護士資格を有しながら公務員として働くことや、政策立案・立法作用に参画することができることに気づきました。さらに、弁護士になることは非常に険しく、私には手の届かない存在と思い込んでいましたが、伊藤塾の説明会等を聞く中で、自分でも受かるのではないか感じるようになりました。かかる思考を経て、大学2年の春に弁護士に進路変更しました。 伊藤塾に入塾したのは、大学2年の5月です。受験指導校に通うことには多額のお金がかかるため、選択を間違えてお金を無駄にすることがないよう、合格実績から選択しました。勉強方法への迷いが生じることが大きな時間のロスと思い、独学は考えませんでした。 入塾当初から目標は一貫しています。大学4年の予備試験に合格すること。たとえ不合格となっても、司法試験の合格率の高い大学院に進学することです。京都大学を第一志望に据えたのは4年生の春でした。
私の勉強法
◇基礎学習について
・基礎マスターの活用法
入塾したのは2年の春でしたが、勉強以外の様々な活動に手を広げたため、本格的に机に向かい始めたのは冬でした。翌年の短答試験には合格したいと考えていたため、それまでに基礎マスターを終えようと計画しました。時間がないので、復習は後回しです。基礎マスターの段階からアウトプットの練習をするのが理想と教わりましたが、そのような余裕もないので、講義を聴き終えることに注力しました。すでに大学の授業で何となく聞いたことのある単語も多かったため、基本的に倍速で進めました。わからないところもありましたが、全体像と重要な論点について理解していれば前に進めました。 他方、論文マスターには時間をかけました。予習の段階では、ノートに要点をまとめながら、基礎マスターの復習を念入りに行いました。講義の後は模範解答を参考に答案を作り直しました。ここで意識したことは、薄く広く要点のみ理解して、合格に最低限必要な答案を書けるようにすることです。細かな部分を追求するよりも答案の大枠を作れるようにし、論証は自分が暗記できる程度に圧縮しました。論文マスターを一通り終えた現在は、「知ってる知識を使える知識に」することを意識しています。これまでは何となく覚えていれば良しとしていたため、間違えて覚えていないか、より的確な表現はないか、適切に条文を使えているかなどの点検を行っています。また、基礎マスターで聴いた記憶はあっても、使えない(答案で表現できない)知識も多いため、実用的な知識(自身の言葉で表現できる知識)に変換する作業をしています。 法律の学習は年輪のようだと感じています。完璧は目指さず、その時点で到達すべきレベルを意識して1周回し、それがクリアされたらより一段高いレベルを設定する。その繰り返しの中で答案で表現できる知識に厚みが増し、合格する力が自然と身につくと実感します。
法科大学院対策について
私は法科大学院を3校受験しましたが、予備試験対策を柱とし、入試1ヶ月ほど前から個別に各校の対策を行いました。以下、各校の対策について述べます。
東北大(前期)は、直近の過去問を把握する限り、基本的な知識の理解が特に問われます。基礎マスターでは触れられたものの、予備試験との関係では重要度が落ちる基本的知識も問われると認識していました。そこで、予備試験の論文対策で手薄になりやすい箇所を重点的に(科目としては憲法を中心に)、知識の点検を行いました。使用したものは、自身でまとめてきたノートと基礎マスターテキストです。
早稲田大は、東北大に比べるとより事例問題が増え、予備試験対策との並行が行いやすかった印象です。ただし、刑法は例年一行問題が問われていたため(今年は事例問題でした)、刑法の一行問題対策は念入りに行いました。今年から商法が追加されましたが、大学が公表していた参考問題を確認した程度で、特段の対策は行っていません。なお、伊藤塾の過去問分析講義を使用しましたが、合格者・半免合格者・全免合格者の答案が掲載されており、自身の到達レベルを把握するうえで有益でした。
京都大学は、知識の精度とともに、答案の分量が求められると認識していました。要求されるレベル・分量を意識するため、(他の受験指導校の過去問分析講義を利用して)過去問の対策に力を入れました。また、予備試験の論文対策で手薄な憲法の統治分野、手形法の対策には特に時間を割きました。
予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと
予備試験対策と平行するうえで意識したことは、自身の軸足をはっきりとさせることです。私の場合は(口述試験まで受験する可能性があったため)一貫して予備試験対策を軸としました。そのうえで、各校のレベル・出題分野・出題形式等を把握し、その傾向に応じて、予備対策だけでは手が回りにくい箇所の対策を個別に行いました。私が受験した大学院は入試日程が、予備試験や他校の入試と等間隔に離れており、学習のスケジュールが立てやすく、予備試験対策と院対策を両立できました(予備論文7月、東北大8月、早稲田大9月、予備口述10月、京都大11月)。予備試験と平行受験される方は、入試日程も踏まえて受験される大学院を選定されることをおすすめします。
(法科大学院進学後に予備試験を受験予定の方)予備試験を受験される理由
今年度の予備試験が不合格となったため、来年の予備試験の受験を検討しています。確かに、来年大学院に進学する身としては、制度変更により予備試験を受験する時間的なメリットはなくなります。しかし、大学院に進学するまでに学力レベルをできる限り向上させるために、受験を考えています。具体的には、直近に試験があると自身を追い込み、学力を高めやすいというのが一点。来年から選択科目が導入されるため、司法試験の予行練習として選択科目に慣れておきたいというのが一点。さらに、再来年の司法試験の受験者数が例年に比べ増加し、合格水準が高まる可能性があるため、来年までに(司法試験合格率の高い)予備試験合格者のレベルに高めたいというのが一点です。
おわりに
正直なところ、今年の春辺りまで、合格レベルに高められるか不安もありました。しかし、講師から大切だと指摘された基礎基本を、自分のものにしようと勉強する中で、着実に合格するだけの力がついてきました。これから受験される方の中にも、現時点で不安を抱えていらっしゃる方がいるかもしれませんが、必要以上の不安や焦りはいらないですよ!
コロナ禍で大学生の後半2年は、キャンパスに行くことが、ほとんどありませんでした。来春大学院に進学し、新たな仲間の中で、より濃密な勉強ができると思うと楽しみで仕方ありません。そのためにも、入学するまでのこの間にしっかりと基礎基本を整え、新たな学びを吸収できる下地を作っていきます。
はじめに