基礎知識を一通り養ったうえで計画的に対策すれば、十分合格できる試験です!
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R.Sさん |
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学部成績:3.54 /35:40:35:10
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試など
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はじめに
私が法律家を目指したのは、高校生の頃です。その頃、私は時事のニュースを見るなどする中で、インターネットの発達やグローバル化によって法的紛争が複雑・曖昧なものとなっていることを漠然と感じていました。そうした中で自分の進路について考えた際、法律のスペシャリストとして市民の方々をサポートし、もって社会貢献したいと考え、法律家を目指すこととしました。
早稲田大学法科大学院と中央大学法科大学院を選んだのは、大学自体が法学について権威を有し、大学院についても司法試験合格率が高いためです。中央大学法科大学院については、いわゆる滑り止めとして受けた面もありますが、個人的に授業料払込の形式や入学前サポートについては早稲田大学法科大学院よりも良心的であると感じ、他の法科大学院ではなく中央大学法科大学院を受けてよかったなと思いました。
伊藤塾を選んだのは、受験指導校として実績があり、多くの合格者が利用しているため、自分も同じカリキュラムで学びたいと考えたためです。私が入塾したのは大学3年の頃で、同級生は就職活動を始めているような遅い時期でしたが、予備試験1年合格コースだったこともあり、1年で十分に基礎知識を得ることができました。
受験指導校で勉強する利点としては、学習の道筋が示されている点が大きいと感じます。目の前の課題をひとつこなしたあと、手持ち無沙汰になることなく、次の課題を明確に認識して取り組むことができたため、時間と労力を節約することができました。
私の勉強法
◇基礎学習について
私は基礎学習を行うにあたり、伊藤塾の基礎マスターと論文マスターの講義を利用しました。私の受験した年は、早稲田大学法科大学院も中央大学法科大学院も試験科目はともに憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目だったため、学習領域としてはそれで十分カバーすることができました。また、内容についても、基礎マスターにおいて基本的な知識を養い、論文マスターにおいて各論点が論述問題の中でどのように出題されるのか、それをどう処理したらよいかについて学習することで、十分な実力を得ることができました。ただ、論文マスターは司法試験や司法試験予備試験の問題も多いため、その経験を法科大学院試験に持ち込むには、問題形式の違いの点で少し注意が必要です。
そうした伊藤塾の講義は、効率的な学習の指針となるとともに、ペースメーカーとしても機能しました。そのため、サボらず、かといって焦って詰め込みすぎることなく学習を進められました。法科大学院入試対策のような司法試験を指向する学習に偏ることなく、大学の授業も怠らずに取り組めたのは、その点の働きも大きいです。
工夫した点としては、基礎マスターと論文マスターの両方において、知識の重みづけを重視した点があります。伊藤塾のテキストだけでも膨大な量の情報が存在し、その全てを詳細に覚えることは困難です。ただし、論述問題において頻繁に問われる論点や深く掘り下げて問われる論点は限定されているため、そこを重点的に学習することで効率的に得点できました。特に法科大学院入試は短答式がないため、その傾向は予備試験に比して強かったです。また、最終到達点である司法試験においては、テキストに載っていないようなマイナーな論点が現場思考問題として問われることもあるため、それに対応する意味でも、テキストの全てを詳細に暗記するよりも、重要な知識を押さえて実戦経験を多く積むほうが有意義だと考えています。
◇法科大学院対策について
私は法科大学院入試対策にあたり、過去問の分析を行うとともに、伊藤塾における対策講座を受講しました。
まず、過去問の分析については、各法科大学院の公式サイトから数年分をダウンロードし、答案構成を行いました。最終的な答案まで書くことが理想的だったとは思いますが、書くこと自体は答案構成段階でほぼ決まるため、それを終えた段階で出題趣旨の確認へ移っても、十分にできた点とできなかった点の評価が行えました。
伊藤塾の対策講座としては、法科大学院別過去問分析講義(早稲田大学編)と法律科目論文模試(早稲田大学編)を利用しました。まず前者は、早稲田大学法科大学院入試において例年どんな論点が出題されているかという点や、どんな出題形式が採られているのかという点の傾向を知ることに役立ちました。特に各科目の配点が違い、民法の比重が高いという点は、事前に意識できてよかったと考えています。次に、後者については、通信での受験にはなりましたが、本番と同じ時間制限の中で同程度の難易度の問題に取り組むことができ、シミュレーションとして役立ちました。これらはいずれも早稲田大学法科大学院入試をターゲットとしたものでしたが、法科大学院入試の相場観をつかむという意味で、中央大学法科大学院入試にも役立ったと感じています。
また、私は予備試験も受験しましたが、その知識も大いに役立ちました。特に試験直前の学習においては、予備試験対策学習の中で出てきた、特に重要な論点を集中的に浚いました。私の場合は、取り組んだ論述問題を見返す形を採りましたが、基礎マスターや論文マスターのテキストでB+以上のランクがつけられているものを見ていく形でもよいと思います。法科大学院入試では、予備試験よりも基本的な論点が問われるため、時間がなければAランク以上を確認するだけでも一定の効果は得られるでしょう。マイナーな論点が出た場合は、周囲の受験生も完璧には書けないと冷静に考え、問いと出題形式、条文に忠実に答えれば、合格ラインは維持できます。
後輩の皆様への具体的なアドバイスとしては、時間配分と各科目・科目内の配点、解答用紙の体裁に注意することを挙げておきたいと思います。複数の法科大学院を受験したり、私のように予備試験を受験したりする方には特に当てはまることですが、予備試験や各法科大学院で試験の実施形態が異なるため、実力を出し切るためにはそうした形態の違いを分析し、適応する必要があります。事前に各法科大学院の試験実施要項や過去問で配点を細かく確認することは必須でしょう。本番は焦ってしまいますが、まずは答案の中身以前に問題文をよく読み、どこに高得点が置かれているのかを把握し、答案構成と答案の執筆の時間配分を考えつつ、解答用紙を正しく使って答えることが肝要です。
おわりに
私が伊藤塾を利用してよかったと感じていることとして、テキストと講義から充実した知識・経験を得られた点が挙げられます。知識のインプット、試験におけるアウトプットの訓練の両方を、講義のペースに合わせて計画的に行うことができたので、合格に大きく役立ったと感じます。
法科大学院入学後は、予備試験の受験や、新制度である在学中の司法試験受験などを利用し、最短ルートで司法試験合格を目指したいと考えています。
後輩の皆様には、法科大学院上位校の入試の難易度を過剰に恐れることなく、基礎知識を一通り養ったうえで計画的に対策すれば、十分合格できる試験だと認識していただきたいです。
