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予備試験対策で活きたことは、短答対策で細かい知識のアウトプットを経験していたこと

K.Tさん
京都大学法学部4年
【合格校】京都大学法科大学院(既修)、神戸大学法科大学院(既修)

学部成績:3.84 /A+:A:B:C = 10:48:6:4
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、その他

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)カウンセリング制度(合格者・講師など)論文対策をコツコツ続けてきたこと。

はじめに

私は大学入学前から法曹の仕事に関心がありましたが、入学後しばらくは司法試験に向けた対策を何もしていませんでした。1年生の6月頃に大学で伊藤塾長のお話をお聴きし、入塾しました。私が受験対策として伊藤塾を選んだ理由は、受験指導校選びで後から言い訳をせずに済むと思ったからです。伊藤塾は司法試験受験指導校の中でも特に知名度が高く、合格者数も圧倒的なシェアを占めています。そのため、他の受験指導校を利用し、もし結果が出なかったら、「伊藤塾に入っていれば良かったのかも……」と思ってしまったかもしれませんが、伊藤塾に入ったおかげで、自分の勉強に自信が持てない時も、「伊藤塾の教材をペースメーカーとして使っていれば大丈夫!」と信じて勉強を続けられました。伊藤塾を利用して勉強する利点は、やはり大事な内容からそれほど重要でない内容まで、短期間でメリハリを付けて学べることです。伊藤塾の講義は、講師の話す内容やテキストがわかりやすく、その科目についての知識がメリハリの付いた状態で頭に入ってくるので、大学の授業を聴く際や基本書を参照する際も、ポイントが把握しやすくなったと思います。

私の勉強法

◇基礎学習について

基礎マスターの講義は学習の初期段階で知識を網羅的に把握するのに役立ったのはもちろん、そのテキストは、ある程度学習が進んだ後も、何度も戻って知識の確認ができる教材として重宝しました。論文マスターでは、基礎マスターで得た知識をどのように答案に表現していくかを学ぶことができたり、時には基礎マスターでも出てこなかった知識を補完できたりしました。ひたすら問題演習とその解説を繰り返していくので、答案を書くことに対する抵抗感が消えていく最初の機会であったように思います。コンプリート論文答練などの答練もペースメーカーとして受講しました。よく言われることですが、定期的に答案を書く機会をつくると、本当に答案作成に慣れてきますし、実力が上がってきたという手応えを感じることができました。論文マスターや答練といったアウトプットのための教材は、それ自体で知識の確認や試験時の時間管理の練習ができるといったメリットがありますが、問題演習したテーマと関連して気になる内容を基礎マスターのテキストで復習するというように、インプット段階と組み合わせることで得るものがより大きくなったと思います。法科大学院入試でも、時間管理が重要な点や問われる法律知識の範囲の点で予備試験と同様なので、答練など予備試験対策として取り組んだことがそのまま法科大学院入試対策に活きたと思います。伊藤塾の講義はインターネット環境があれば視聴できるので、移動中や1人で食事する際などに何度も聴いて、音声で講義内容を刷り込むように努めていました。

◇法科大学院対策について

【京都大学法科大学院対策について】
京都大学法科大学院入試は、やはり憲法で統治、商法で商法総則・手形法の分野がほとんど毎年出題されるという点が特徴的だと思います。それにもかかわらず、市販の憲法の演習書では統治分野の問題がほとんど掲載されていないので、論文マスターの後半にある統治の問題群で演習量を確保できたことや、統治の問題に通じる解答法を学べたことが役立ちました。また、商法総則・手形法については、学部の授業を履修し終えていないなどの理由で手薄になりがちな分野ですが、伊藤塾では基礎マスターの段階で、仮に論文で出題される場合はどこが出るかといったことを教えていただきながら一通り学習できました。そのため、入試直前期にこれらの分野を急いで勉強するといった必要がなく、その意味で有利に試験対策できたのではないかと思います。私の経験では、少なくとも刑法以外は予備試験論文の方が試験時間がタイトに感じられたので、予備試験論文の対策に取り組んでおけば、時間管理の面で法科大学院入試に大変役立つと思います。また、京都大学法科大学院入試は長丁場で、試験後は予備試験の論文試験後よりも疲れたように感じた(私の友人も同意していました)ので、論文試験を受け切る体力をつける意味でも、予備試験論文対策を通じて答案を書く訓練をしておくことが良いように思います。京都大学法科大学院入試の出題は、多くの科目で予備試験に近いと感じられるベーシックな事例問題になっているので、憲法や商法に限らず、伊藤塾で学んだ法律知識や答案の書き方などの力が全般的に試験対策に活きたなと感じられました。

【神戸大学法科大学院対策について】
入試の日程が、京都大学法科大学院入試の直後であったこともあり、あまりこちらに特化した対策は行えませんでしたが、なんと言っても神戸大学法科大学院入試は私にとってはかなり試験時間が厳しかったです。そのため、せめて試験時間内に他の受験者もみな書けるような基礎的な事項を書き切れるよう、直前期は答案を書く練習というよりは暗記に力を入れました。他の試験の対策でも同様ですが、私は論文ナビゲートテキストを暗記の勉強に重宝しています。最低限必要な知識が基礎マスターテキストより厳選された形で記載されていますし、論証や判例も載っているため、自分で加工をしながら、それ一冊に暗記の対象をまとめやすいからです。実際、神戸大学法科大学院入試の直前期も、これを何度も復習しました。細かい知識の暗記という意味では、条文知識と判例の結論を一気に確認できる判例六法も有用で、こちらも直前期の暗記のために持ち歩きました。予備試験対策で活きたこととして、もちろん京都大学法科大学院対策で書いた内容はもちろんですが、短答対策で細かい知識のアウトプットを経験していたことが役立ったように思います。例えば、行政法は総論分野のみが出題範囲であり、論文対策のメインになる行政訴訟は範囲外でした。そのように出題範囲が狭いと、論文対策時には拾い忘れていた細かい内容もケアしておかなければなりませんが、短答対策をしていたおかげで、そのような内容の理解も予めある状態ですので、有利に試験対策ができたように思います。

おわりに

せっかく法科大学院で勉強する機会を得られたので、学部時代には学べなかったようなより深い内容の修得を目指していきたいと思います。法科大学院で教わることは試験には直結しないことが多いという声も聞きますが、反対に、法科大学院の授業で司法試験での得点につながるような基礎力をつけられたという声も多く聞くので、どのようなことが学べるのか非常に楽しみにしております。法科大学院受験を視野に入れている皆さんにつきましては、法科大学院に行ける時間的・金銭的な余裕があるのであれば、より良い環境で勉強できる機会が得られる分行った方が良いに決まっていますので、今後法科大学院を受験するかどうかで迷うのはもったいないように思います。そのうえで、上述の通り予備試験を受けることのメリットは法科大学院入試との関係でも大変大きいので、予備試験ルートも同時に目指すべきだと考えます。お互い頑張りましょう!



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。