伊藤塾の講座・教材のみを用いて基礎基本を徹底し無事合格
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N.Tさん
法曹コースで合格部活/サークル/アルバイトと両立
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学部成績:3.75 /S:A:B:C=64.5:31:4:12
受講講座:司法試験入門講座本科生+予備試験 全国公開 短答模試
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はじめに
中学・高校の頃から社会科の公民科目が好きだったため、将来はそれに関連する職業に就きたいと考え、法曹を目指して法学部に入学しました。このように、当初から法曹志望だった私は、大学合格後からすぐに司法試験受験指導校についての情報を集め、「伊藤塾」という受験指導校が最も有名で最多の司法試験合格者を輩出していることを知りました。地方に住む私にとっては、通学受講の選択肢はなかったため、校舎の立地などは当然考慮せず、ただ実績と体験講義のわかりやすさのみで迷いなく伊藤塾を選びました。入学当初はこれだけやる気に満ちあふれていた私ですが、1年・2年の間は友達と遊んだり、趣味の旅行に行ったりしてばかりで、受講のスピードはかなり遅かったです。もっとも、大学の定期試験前に該当箇所の講義を聴き終えるようにはしていたので、ある程度のGPAの数値を保つことができ、結果として早期卒業や法科大学院入試に活きました。また、3年生になってからは法科大学院受験を本気で考えるようになり、伊藤塾の講座・教材のみを用いて基礎基本を徹底し、無事合格することができました。
私の勉強法
◇基礎学習について
教材のマイルールとして、私は伊藤塾以外の教材をほとんど利用していません。大学の講義で教科書が指定されることもありますが、書店で一読して良いなと思った基本書以外は購入しませんでした。教材が増えすぎて消化不良になり、また、いつまでもインプットの勉強が終わらないという事態を防ぎたかったからです。現段階ではこのルールが自分に合っていたと考えています。
呉講師の講義は、①基礎マスター②論文マスター③完全マスターからなりますが、ここでは、私が入試に特に役立ったと感じる①・③について取り上げます。
<呉基礎マスターについて>
呉基礎本は、説明が丁寧なので初学者でもわかりやすく、コンパクトゆえに繰り返し読むことができることからインプット教材として最適だと思います。伊藤塾生以外の法学部生も、期末試験や法科大学院入試、予備試験のために購入している方が多くいらっしゃる印象です。なお、呉基礎本には巻末に論証集が付属していますが、本文を読まずに論証集だけを見るという勉強方法はおすすめできません。論証集に全ての論点や覚えるべき定義・規範が掲載されている訳ではないからです。論証集はあくまでも試験直前期の見直し用として活用すべきだと思います。
<呉完全マスターについて>
会社法と民事訴訟法については基本書を使用しますが、そのなかで私は田中亘講師の『会社法』に触れ、会社法が1番好きな科目になりました。というのも、講義で扱う範囲は基本書の一部ですが、講義の際に呉講師が「このページは試験対策としては読まなくて良いけど、各自読むと面白いです」などと言及してくださります。そこで、復習の際に当該箇所を読むと、どんどん会社法が楽しくなり、最終的には全てのページを隈なく読んでいました。やはり科目を好きになることが1番望ましいと思いますので、他の科目の勉強を圧迫しない程度に基本書を活用してみてはいかがでしょうか。
◇法科大学院対策について
<大阪大学法科大学院対策について>
呉講師の講義は、①基礎マスター②論文マスター③完全マスターからなりますが、少なくとも阪大ローとの関係では①・③のインプットに重点を置くと良いと考えています。あくまでも重点を置くと良いだけで、②論文マスターを疎かにして良い訳ではないので、ご留意ください。(他方、東大・京大・一橋ローなどは、周りのレベルが特に高いでしょうから、①・③だけでは足りず、②を何周もするなど論文対策中心の勉強が必須なのではないかと思います。)
阪大ローの入試では、典型論点を正面から聞く問題が多く出題されます。そのため、呉基礎本をはじめとする教材で基礎基本を徹底し、論文マスターや完全マスターで扱う問題のうちAランクやB+の問題から当てはめの方法を修得し、ローの過去問で当てはめと時間管理の練習を行えば、合格水準に達するはずです。
<阪大ロー入試の特徴について>法律試験科目は、基本7科目全てが課されますが、そのなかでも民法の配点が高いです。したがって、他の科目で多少失敗しても、民法さえこけなければ何とかなります。民法は範囲が広いですが、後回しにせず最優先で取り組むと良いと思います。
<GPAについて>
阪大ローは他の多くの法科大学院に比べて学部成績の配点が低いといえます。ロー入試が近くGPAが手遅れの方も、これ以上GPAを下げないように注意しつつ入試に向けて本気で勉強すれば十分合格を狙えると思います。
法曹コースカリキュラムについて
<九州大学法学部法曹コース 登録について>(あくまでも私の年度の話です。今後変更される可能性があります。)
法曹コース生となるためには、2年の夏にコース登録を希望する旨の志願書を提出しなければなりません。定員オーバーとなった場合、憲法・民法・刑法の成績やGPAなどを基準に選抜が行われるようです。なお、法曹コース登録後、一定の取得単位数やGPAを下回った場合、強制的にコース生の地位を剥奪されます。そうならないためにも、特に期末試験前はしっかりと勉強しましょう。
<九州大学法学部法曹コース 必修科目について>(あくまでも私の年度の話です。今後変更される可能性があります。)
基本7法(憲法・民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法)に加え、3年次通年(一応4年次でも履修可能)の「LS架橋演習」というゼミが必修となります。LS架橋演習では、基本7法の教員によるオムニバス講義が行われ、毎週の予習が要求されます。教員から指名されて解答を求められますが、その解答が誤っていたとしても減点はされないはずです。
「合格の秘訣」について
<法曹コース開放型受験の理由>
自身の出身大学の法科大学院よりも司法試験合格率が高い学校を受験したいと考えたため、法曹コース開放型という受験方式を選択しました。法曹コース開放型のメリット・デメリットを箇条書きで挙げます。
法曹コース開放型のメリット
・出身大学に関係なく、様々な法科大学院への進学を検討できる
・入試において、一般選抜とは異なる科目数・配点・試験範囲で受験できるので、その方式が一般選抜に比して有利な人(たとえば、GPAが高い人)にとっては合格しやすい
出身大学とは別のロースクールを受験することで、心機一転、新たな環境で学生生活を送ることができる
法曹コース開放型のデメリット
・自身の出身大学のロースクールではないので、入試や進学後の情報が集まりにくい
・入学後、友人や知り合いがほとんどいないので、一から人間関係を築く必要がある(ただ、より多くの新しい人たちと出会えるともいえるので、メリットにもなり得ると思います)
・ロースクールが出身大学や実家から遠い場合、引っ越しが必須となるので、経済的な負担となる
早期卒業・飛び入学合格について
<早期卒業を目指した理由>
私は、早期卒業を目指していた訳ではありませんでした。せっかく法曹コースに登録していて特別選抜の受験資格があったので、自分の実力を知るためにも3年次で法科大学院入試を受けようと考え受験した結果、無事合格できたため早期卒業をすることに決めました。早期卒業のメリット・デメリットを箇条書きで挙げます。早期卒業のメリット
・予備試験合格に次いで最短で司法試験受験資格を得ることができる
・もともと法科大学院に進学する予定であれば、学費を1年分節約できる
早期卒業のデメリット
・4年で卒業する他の法曹志望者に比べ、法律科目の勉強時間が不足しがちなので、入試で不利になりうる
・就活ではロースクールの成績が重要だと思われるが、前述の通り法律科目の勉強時間が不足していれば、良い成績を取ることが難しくなり、就活に不利になりうる
おわりに
法学部の期末試験は、大抵の場合論述試験であるにもかかわらず、大学では論述の指導がなされることは稀でした。したがって、受験指導校を利用していない同級生をみると、本人は勉強したつもりでも論述の書き方を知らない(特に、三段論法が壊滅的)ために、頑張りに見合った成績をとれていない人が大勢いました。その点、伊藤塾では業界トップクラスの講師から早期に論文指導を受けることができますから、頑張れば頑張るだけ良い成績を得られ、遠回りすることなく法律科目試験の実力を身につけることが可能です。また、伊藤塾の講師は他の受験指導校の講師と比べてプレゼン能力が格段に高いと思います。よって、特にわかりやすい説明が必須で講義時間も長くなりがちな初学者向けのインプット講義は伊藤塾(私の場合は呉講師)を頼るべきです。
法科大学院入試の合格は、司法試験合格ひいては法曹として活躍するための通過点にすぎません。新たな仲間と切磋琢磨して今まで以上に勉強に励みたいと思います。
