週5回ある体育会+アルバイトと両立しながらの合格
|
|
B.Zさん |
|---|
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開論文模試、予備試験口述模試など
| 法律の学習を始めた理由 | 私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
|---|---|---|---|
| 資格の安定性 | コンプリート論文答練 | カウンセリング制度(合格者・講師など) | 越える |
はじめに
大学1年の秋、ひとつ上の先輩が予備試験合格を目指すということで少しお話を聞いてみると挑戦しがいのあるものだということがわかったので、せっかく世間一般には日本一の法学部と言われている東大法学部に入学したのだしやってみようという軽い気持ちで司法試験を目指し始めました。しかし、前期教養学部だけでも授業が多く、アルバイトや運動部もやっていたので実際に本格的に始めたのは2年生の5月くらいだったと記憶しています。私の予備試験受験は週5回練習のある歴とした体育会に所属しながらという少し特殊なものだったので、同じような挑戦をしようとしている後輩の方々にとって少しでも参考になるような合格体験記を書きたいと思います。
私の勉強法
◇基礎学習について
初学者の段階ではとにかく全体像を早くつかめというアドバイスを各所からいただいていたのでとにかく基礎マスターを早く見終えることを目標にして2倍速でオフの日は12コマほど、練習のある日は4〜6コマほど消化するようにしていました。この時にしっかり食らいついて自分の頭でも考えながら受けることができた部分は今でも鮮明に思い出すことがあります。基礎マスターを邪険に扱わず、step by stepで潰していくということがとにかく肝要だったと今になって思います。ただ、復習のしすぎは法学という学問の特殊性を考えるとあまりお奨めできないと思います。なぜなら法学は全体像の中での場所の把握が特に重要な学問だと思うので、全体像も見終わらない段階で下手に自分の中でのイメージを固めてしまうと後々その形とのずれが生じたときに修正のために多大な時間を割かなければならなくなるからです。伊藤塾のテキストはとにかく項目分けや章立てが視覚的に非常にわかりやすく、章立てを頭に入れるだけでも論文の答案が書けるようになってしまうことがあると思うので、なるべく慣れ親しむようにすると良いと思います。
◇論文学習について
講師から散々「論文マスターは予習が一番大事」と言われていたにもかかわらず、忙しさを言い訳にして基礎マスターのようにインプット用のものと捉えて1日12コマほど消化していたりしました。今思うとここが一番のミスだったと思います。論文マスターを受け終えたのに何も自分の頭で考えられない状態であることに愕然としました。1回目の論文はそんなこんなで(結局論文マスターすら受け終えていませんでしたが)1度も答案を書かずに本番の論文式試験を迎えてしまうなどという失態を犯しました。そこで、1月に不合格を知ってからは論文の解き方、法的思考力を身につける方について調べに調べ、結果覚えようとするな、常に条文から離れず自分の頭で考えろ、という端的な方法論にたどり着きました。そして、7月の論文試験までひたすら問題研究の問題について考え続けました。問題研究に掲載されている旧司法試験の過去問は知識の整理に打って付けだと思うのでそこで知識を蓄え、その知識や基礎思考力を持って後半に掲載されている予備試験の過去問を解くという良いのではないかなと思います。
◇短答式試験対策について
短答は比較的得意な方だったのであまり対策しすぎないようにしようと思い全国公開短答模試だけを受験させていただきました。10年分くらいの過去問を1周したのち、間違えた問題の解き直しをしているうちに本番がやってきた記憶があります。予備試験は3段階あって全ての試験を突破しなければならない試験なので、自分にとっての得意不得意を考え、どの試験に向けてどのくらいのリソースを割くか、個々人でしっかり考えたうえで対策を進めるべきだと思います。試験直前期には見慣れた基礎マスターテキストを高速で読み直しました。結果的にはこれが一番点数に直結したような気がします。
◇論文式試験対策について
短答とは打って変わって私は論文が苦手だったのでひたすら問題に多く触れるようにしました。前述のように自分の頭で考えることを主軸に据えるようにしてからはコンプリート論文答練などの点数が上がっていきました。答案をとにかく多く書けと言うアドバイスをよく耳にしますが、吐き出すものがないのに書いても効率という観点からは良くないと思ったので、コンプリート論文答練などでは問題文をさっと読んで全く知らない問題だなと思ったらインプット教材として捉え直し、答案を書きませんでした。とにかく時間がない人は自分の頭で一から答案を編み出すということは最初はやらない方が良いと思います。とにかく早く答え(ゴール)を見て、模倣する→模倣したものをそのまま頭に入れておく→類似の問題が出てきたときにそれを引っ張り出してきて今回はその問題と何が違うのか、そもそもその問題はなぜそのような解答になったのかを考えながら解く、というやり方が現場での思考量は他の人より増えてしまいますが全範囲を網羅したうえで受験できるようにするという観点からは現実的なのかなと思います。
◇口述試験対策について
口述試験はあらゆる問われ方を想定し、正確な知識を素早く端的に回答することが求められる試験です。そこで、私はダラダラ勉強するのではなく、瞬発力を重視して勉強する体力と気力があるときに集中して高速で頭を回転させるという勉強のやり方を採りました。また、頭が十分回らない時は今まで勉強したことを目を閉じて思い出したりすることで2週間という限られた時間を無駄遣いしないようにしました。
学生生活との両立について
前述のように週5回運動部があり、バイトも週2回やっていたりしていたのでまず腰を据えて勉強できる時間はとにかく大事にしようと決めていました。また、机に座っていない時間であっても、例えば歩きながらでも自転車を漕ぎながらでも条文や論証を頭に思い浮かべるだけで瞬発力が変わってきますし、思い出した場所との関係で印象が強くなって記憶のとっかかりになったりします(口述2日前の部活の時がそうだったのですが、全体でアップをしている最中に条文を思い出して暗記したりしていました)。あとは、とにかく無駄なところはないか常に考え、効率を追求し続けました。
おわりに
「はじめに」で書いたように軽い気持ちで始めた司法試験チャレンジですが、今ではその選択肢を取って大正解だったなと思ってますし、伊藤塾での学習で身につけた法的思考力を持っていかに社会に貢献するかということが今の自分の軸になっています。とはいえ、予備試験はただの司法試験を受ける資格を得る試験であるということは変わりなく、司法試験をまずは突破しなければなりません。部活も年末まであり、学部の授業も12コマもあったりなどですでに司法試験まで時間がないことに非常に焦っていますが、これからも気を抜かず、支えてくれている家族や友人等への感謝を忘れずに司法試験も走り抜けたいと思います。
はじめに