2024年度 予備試験合格体験記
経済学部出身。必要なことは塾の基礎マスターで全て学んだ

公務員 B.Vさん
◆働きながら合格
| 合格のカギ | ゆっくりでいいから継続する |
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はじめに
大学卒業後、国家公務員として勤務していますが、立法過程に直接関わる部署に異動したため、法律を一から勉強してみたいと思い司法試験の受験を思い立ちました。もともと、社会人大学院に行きたいという思いがあったのですが、現在のキャリアを中断することに躊躇いがあり、たまたまインターネットで、働きながら司法試験に合格できると記載された伊藤塾の広告を見て、これなら今の仕事を続けながら資格の取得に取り組めると思い、勉強を開始しました。
私の勉強法
◇基礎学習について
経済学部出身で法律を学んだことがなかったため、必要なことは伊藤塾の基礎マスターで全て学びました。全体像を把握することが大切と伺ったので、講義は全て2倍速で聴き復習はせずスピード重視で進めました。今から振り返ると少しでもいいから復習をしながら進めていった方が定着度は高かったかなと反省もしていますが、可処分時間が限られていた以上致し方なかったと感じています。
講義の途中に覚えるべきと指定された点については暗記カードを作成しました。これらについては論文マスターの段階でカードの内容をより論文で使えるよう修正することになったのですが、早い段階でカードにまとめて隙間時間に繰り返す癖をつけられたのは良かったと思います。
また、受験期間が3年を過ぎた頃、学説の発展や新判例の出現により知識のアップデートが必要と感じ、基本書に手を出すか迷ったのですが、伊藤塾の「司法試験集中講座100+(プラス)」を受講しました。これまでの復習、新しい知識のストック、発展的な分野の学習などを論文ナビゲートテキストを使って効率良くすることができ、今までの学習から少し上の段階にステップアップすることができたと感じています。
◇論文学習について
論文マスターを受講しましたが、最初は何も書けなかったため、予習はせず講義を聴き、復習中心の勉強をしました。論文マスターで出てきた論証をカードにまとめてストックし、その後論文マスターに載ってはいないけれどもB +ランク以上の重要論点を覚えていきました。
また、コンプリート論文答練を受講し週末に答練をセットしたうえでそれまでに該当科目の問題研究を取り組むようにしました。時間的制約から十分に準備できなくても答練はできる限り指定した日程どおりに受講していました。結果的に問題研究は全科目最低4周以上はしていると思います。
令和5年度予備試験は論文式試験で不合格になったのですが、ただ単に3段階審査や原告適格の論証を貼りつけただけの公法系科目が極端に低かったこと、論点を漏れなく拾った民事、刑事系の科目もC評価にとどまったことから、論証のみならず当てはめを重視した答案作成を答練の受講する過程で心がけました。問題研究や答練の答案例の当てはめ部分で汎用性が高いフレーズはカードにして覚えていきました。その結果、今年の論文式試験では公法系の成績が上がりましたので、論証の暗記と当てはめの充実はセットで不可欠な要素だと思います。
◇短答式試験対策について
市販の短答過去問を周回し、該当箇所の基礎マスターを読みました。途中から条文知識があれば解ける問題が多くあると感じ、短答で出題された条文を六法にマークしたうえで補足があれば六法にメモをし、試験直前にマーク箇所を読み込む勉強をしました。短答式試験の合格の鍵は条文知識にあると思っていますので、成績が上がらない方は一度意識されると良いかと思います。
◇口述試験対策について
令和6年度の論文式試験に確実に不合格だと思っていたため、何かを変える必要があると感じ伊藤塾のマンツーマン指導をお願いしていたところ、まさかの合格となりそのまま口述対策をお願いしました。法律用語を口に出して人に説明したことがなく、社会人受験生であり一緒に対策をしてくれる知り合いもいなかったので、本番までに6回のマンツーマン指導と伊藤塾口述模試を受けたほか、口述過去問を2周し試験に臨みました。
働きながらの学習法について
社会人の方は時間的制約と時間があっても仕事による精神的、肉体的疲労が大きな壁になるかと思います。勉強開始以降、私は恒常的に残業の多い部署におり、さらにプレッシャーのかかる仕事をしていたため、そもそも寝る時間が取れるかどうかの日々もありましたし、かろうじて勉強時間が取れても仕事のことが頭に浮かぶなど、なかなか進捗が芳しくないことがありました。
そのような中でも毎日少しずつ勉強を継続することが合格の鍵だと思います。私自身1週間に取れる勉強時間は20時間程度と多くはなかったのですが、行き帰りの電車(往復1時間弱) では、必ず論証カードを回していたため、全く勉強しない日はほとんどなかったです。毎日回した論証カードがベースとなり知識が安定し、論文でも大崩れしにくくなりました。少しずつ積み重ねたものがいずれ予備試験突破のために必要な知識として自ずと定着していくと感じています。
終わりに
4年にわたる勉強期間を費やしましたが、まずは予備試験合格というスタートラインに立てたことにほっとしています。支えてくれた家族に感謝し、次なる司法試験合格に向けてさらに自分に厳しく勉強を重ねていきたいです。
