沖縄スタディツアー参加者の声

2024沖縄スタディツアーに参加して

司法試験受験生 E.Yさん

 
1. 沖縄スタディツアー参加のきっかけ
沖縄スタディツアーには、入塾当初から参加しようと思っていた。「戦争」「平和」について学ばないと沖縄には行くことができない、と思っていた。本州の人間にはわからないほどの犠牲を沖縄に強いておきながら、のうのうとバカンス!を楽しむ気にどうしてもなれなかったのだ。
しかも、伊藤先生、呉先生、岡口先生も来られる旅行に「行かない」という選択肢はありえない。

2. アブチラガマ
真っ暗だった。本当に真っ暗だった。水、水の音、空気、光、匂い、生きることへの希望と絶望、当時、戦地下のガマの中では、本当に様々な思いがガマの中にあっただろうと思う。
だからこそ、暗いガマの中に差し込む光は、希望に違いないと思っていた。
「光が差し込むと敵から見えてしまうから、光が怖い、光から隠れていた」というガイドさんの説明にとても驚いた。そして、「ガマのおかげで生き延びた人もいる」という事実。ものごとには、1つの側面しかない、ということはない。
 沖縄スタディツアーに参加しなければ、体感で学べないことばかりだった。

3. 言葉の重み
言葉は生き物だ。だから、間違った理解で間違ったように伝達されることもある。そして、悪意を持った解釈で、悪意を込めて簡単な言葉で伝達することもある。「辺野古の座り込みはバイトだ」という間違ったデマは、悪意があったかなかったかはわからないが、もともとは違う言葉だったのではないか、と思った。 
どの言葉を信じるか、どの言葉を誤解がないように伝えるか、は特に司法を目指す人間としては非常に大切なことだと思った。

4. 最後に
現地の方々の言葉を生で直接聞く体験は本当に貴重な経験だった。参加された皆さんもとても良い方々ばかりで、先生方とも夜遅くまで、色んな話ができたことは本当に貴重なひとときだった。
次回参加するときまでには、もっと知識を身につけて憲法談義?ができるようにしたいと思った。
今回のツアーは、旅行会社の皆さん、伊藤塾スタッフの皆さんはご準備、お手配、ありがとうございました。
現地のガイドしてくださった先生方も、貴重な話を聞かせていただき心より感謝を伝えたい。
次回は、先生方が(なんでも良いが)ホットトピックについて議論があればぜひ聞いてみたいなと思った。