沖縄スタディツアー参加者の声
沖縄スタディーツアーの感想
2泊3日という短い時間の中に、ひとつひとつ、それぞれに重みのある事柄が、ぎゅっぎゅっと詰まった旅だったと感じています。
それまでは、沖縄戦について書かれた本を読んだり、ドキュメンタリーや演劇を観たり、ハンセン病に関しては、北条民雄の「いのちの初夜」を読んだり…で、ほんのわずかですが学んで(というよりは、わずかに知ろうとして)きたつもりでしたが、その地を訪れてお話を聞き、その場の空気を感じることを、なぜこれまでしてこなかったのだろうかと思いました。もちろん、その場を訪れても、当時の雰囲気を本当の意味で体感することは到底できませんでしたが…。
特に印象的だったのは、読谷村の平和ガイドの小橋川清弘さんのお話です。チビチリガマでの『集団自決』について、当時の沖縄の住民の方々が米軍に追われて追い詰められた結果として起きた凄絶な出来事という解説ではなく、それに至った背景に、日本軍が中国で犯した残虐非道な行為があったのだということを、繰り返し繰り返しおっしゃったのが、強く印象に残りました。
加害の歴史を忘れて被害の歴史だけを語ることはできないとおっしゃっていたように感じました。
どれもが貴重な体験であったことは確かですが、慌ただしく体験したことは、また慌ただしく記憶から去っていきそうな感覚もあります。でも、お話を聞かせてくださった方々の表情を思い出しながら、体験の貴重さを噛みしめ、感じたこと、初めて知ったことをできるだけ心に留めて、今後も学んでいきたいと思います。
短い旅の中に、大切な体験の数々を、楽しい体験と共にバランスよく企画してくださったご担当者の皆さま、伊藤塾の皆さまに深く感謝いたします。
また、初対面の他の参加者の方々との交流も楽しいものでした。いろいろな方と同じ空間を共有させていただけたことも得難い経験でした。温かく接してくださった皆様、本当にありがとうございました。