LINE読者のための
DOKU&HEN 今週のベスト1

LINE読者のあなたに メルマガ「かなえ~る」の中から編集者が独断と偏見で選んだ今週(月)のBEST1記事をご紹介します。

編集担当者

人の成長をこよなく愛する編集者。
自己を研鑽するために旅&ARTを趣味に持つ。


【9/30まで!最大30%OFF】
本試験で点が取れる直前対策。出題予想で総まとめ!

9/26 今週のベスト1

遠山講師による行政書士試験“合格者の習慣”Part2 第5回
「合格するには何回転?」

 
みなさん、こんにちは。

伊藤塾行政書士試験科 講師の遠山 利行です。
 
 
今回は、
「合格するには何回転?」
のテーマでお伝えしたいと思います。
 
 

合格者が良く言う
 

「テキストを○○回転させました」
 

「過去問を△△回転させました」
 

この言葉を聞いた受講生から
質問として多いのは、
 

・そんなに繰り返さなければ
 ならないんですか?
 

・テキストを○○回転させれば
 合格するんですね?
 
 
というものですが 
その認識は少々修正しなければ
なりません。
 
 
 
そもそも、繰り返す回数に
決まりはなく
 

合格に必要な知識が身に着くまで
繰り返せばよいというのが結論です。
 
 
 
3回でも、5回でも。
 

場合によっては
50回や100回になるかもしれません。
 
 
 
その回数は、受講生ごとに異なります。
 
 
 

例えば、
法律系の他資格試験に合格し
その勢いのまま行政書士試験に
挑戦されている方は
 

学習のコツや基礎知識が
備わっているのでしょう。
 
 
 
対して法律初学者であれば
法律用語に戸惑い、慣れない判例や条文に
四苦八苦しながら学習されているでしょう。
 
 
 
両極端ですが、この両者が
 
テキストの内容を理解し記憶するのに
そして問題から解答を導き出せるようになるまでの
 
「学習時間」やテキストや過去問の「回転数」は
自ずと差があります。
 
 
 
また一人一人、
得意とする科目が異なるだけでなく

1つの科目の中でも「ここが得意」「このテーマは苦手」
と様々な状況にあります。
 
 

一回で何となく理解でき
2~3回繰り返したら覚えられるテーマもあれば
 

5回繰り返そうが、10回繰り返そうが間違えてしまう
そんなテーマもあります。
 
 
 
これらのことを踏まえると
 
 
平均的に
「○○回繰り返せば合格」
ということができない。
 
 
そういうことが想像できると思います。
 
 
 
合格者の
「テキストを○○回転させました」
「過去問を△△回転させました」
という言葉は
 

その回数繰り返せば合格できる
ということを意味するのではなく
 

適切に絞り込んだ教材を繰り返した結果
「合格できた」という意味であり

その時に繰り返していた回数が
結果として「〇〇回」であった。

というだけの数値なのです。
 
 
 
「〇〇回」というのは目標や目的ではなく
「合格」という結果についてきた数値です。
 
 
 
ここに「繰り返し」に関連する
こんな言葉があります。
 

「やらされている百発より、やる気の一発」
 

アメリカ大リーグで活躍したイチローさんや
ソフトバンクホークスの工藤公康監督の出身校
愛知工業大学名電高等学校、野球部監督の
中村豪さんの言葉です。
 

「やらされている」という意識で
ダラダラと練習していたのではなんの進歩も無い

ということをこの言葉で語っています。
 
 

これを皆さんの状況に言い換えると、
 

「やらされている百問より、やる気の一問」
 

となりますね。
 
 
その一問からどれだけ多くのことを
学びとることができるか
を考えて挑む過去問と
 

ただ回数をこなすことを意識して
繰り返す過去問では
得られるものが大きく異なります。
 
 

出来るようになるまで「繰り返す」。
 
と同時に
「やる気の一問」を目指してください。
 

これからも応援しています。
では。
 
 


最新号を受け取りたい方は…行政書士試験科 公式メルマガ「かなえ~る」に連載しています!(登録無料)