コンパクトに要点がまとめられた教材で、効率的な勉強ができました

伊藤塾に入塾して1回目で合格

S.Sさん(43歳)
 

合格者
東京都在住
大妻女子大学家政学部卒業
受験回数:2回
受講講座:行政書士ペースメーカー講座フルパック、直前対策講座セット

※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。

はじめに

行政書士を目指したきっかけは、とくに仕事に興味があったわけではなく、先々何か役立ちそうな国家資格を取得したいという思いからでした。
1 年目は通信教育で、指導に従いひたすら過去問を繰り返し解いていましたが、「この勉強方法で合格できるのか」という漠然とした疑問を抱えていました。そん な時、書店で伊藤塾の合格体験記を見つけ、読んでみて伊藤塾に興味を持ちました。そして、インターネットで志水講師の講義を拝見し、お話に感銘を受け、 「今回合格できなかったら来年は伊藤塾で志水講師の講義を受講しよう。」と決めました。
1 年目の本試験の結果は136 点の不合格で、伊藤塾の行政書士ペースメーカー講座を受講することにしました。講義の印象は、私自身基礎力も身についていなかったせいで、少し難しく感じましたが、内容は基本事項が多かったと思います。

私がとった勉強方法

開始段階の学習について

講義の後は、必ず復習するようにしました。復習を継続していくことで基礎力が身についていったと思います。教材のスパイラルカードは、要点がまとまっており、携帯性にも優れているので、電車内やお風呂の中のような細切れ時間に活用するのに最適でした。

直前期の学習について

直前対策講座の「うかる! 行政書士必修項目100」では、今までの学習の総整理ができ、さらに、今後の勉強方法を明確にすることができました。「これからの時期は半分以 上行政法でもよいくらい」というお話があり、私は行政法を9 割くらいにすることにしました。
残り1 割は民法で、苦手な科目でしたが比較的できそうなテーマ、講師が出題予想をしたテーマに絞り、制度趣旨の理解、要件・効果の暗記、これらのテーマの典型的な問題の演習をしました。
行政法は、「行政法条文徹底解析講義」の条文シートの講師の指示でマークした箇所を暗記しました。条文だけでなく、条文の解説、重要判例、それらに関する過去問も盛り込まれており、以降の学習はこの条文シートだけで十分だと感じました。その条文シートも徐々に的を絞りこんで綴じてあるファイルからはずしていき、残した部分の記憶の精度を高めていきました。
他の科目については、この時期講義以外は全く勉強しませんでした。一般知識等についても、もともとあまり苦手意識が強くなかったこともあり、「これで完成!一般知識等総まくり講義」の受講のみで終わらせました。
直前期以降は講師が「手を広げない」ことが重要と何度もお話しされました。それでも私の勉強方法は少し極端だったかもしれません。それは今後勉強できなく なる時期がくることが予定されていたので、それしか考えられなかったからです。私には最善策でしたが、全ての人によいかどうかはわかりません。

伊藤塾の受講フォロー制度

通学することで勉強のリズムをつかむことができ、また同じ目標に向かって勉強している方々を身近に感じ、よい刺激になりました。

独学の危険性

試験を知らずして合格はあり得ないと思います。自力で知ることは、私には不可能でした。できる方がいたとしても非効率的です。伊藤塾で試験を知り尽くした講師の方々から教えていただくのが一番だと思います。
また、独学の場合、自力で立てなければならない学習計画も伊藤塾のカリキュラムに委ねられたので、その分の負担がありませんでした。
さらに、伊藤塾では素晴らしい仲間に出会うことができ、受験生活の大きな支えとなりました。

最後に

直前期に入る頃、私生活で予期せぬことが起こり、本試験の受験を断念せざるを得ないかと思われる時期がありました。全く勉強できなかっ た時期もありました。こんな状況でたとえ受験できても合格は無理だろうと思っていました。ただ、勉強をはじめた時から積み重ねてきたもの、勉強に気持ちを 向かわせてくれた講義、そして何度も諦めそうになりながらも完全に消えることのなかった合格への思いが、良い結果につながったのだと思います。
また、周りの方々にも支えていただきました。試験会場へ行くことができたのも、周りの方のご協力あってのことでした。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
受験生活中でも、勉強より大事なことはありますし、順風満帆とも限りません。それでも諦めなければ道は開けると思います。皆様のご健闘をお祈り申し上げます。
(2011年2月・記)