勉強方法や試験について不安やわからないことがあるときは、伊藤塾の学習相談を積極的に利用し、悩みを解決していました。

国立国会図書館

S・I さん(23歳)
 

合格者イラスト
国公立大学文系学部卒業
●最終合格:  国立国会図書館一般職、国家一般職、東京都Ⅰ類B
●内定:国立国会図書館 
●予定進路先:国立国会図書館 

  受講講座 :〔入門講座〕 地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング

はじめに

大学院に入学当初、まだ進路について悩んでいた時に色々な方から文系大学院生は民間就職は厳しい、公務員がおすすめという話を聴き、公務員を目指してみようと考えるようになりました。特に公務員は女性にとっても働きやすい職場で仕事を長く続けられそうという点にも魅力を感じていました。
受験勉強自体は修士1年の5月頃から独学ではじめていましたが、論述や面接対策を独学ですることに不安を感じていたとき、伊藤塾ではそれらの対策もしっかり行ってくれると聴き、9月に入塾しました。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

専門科目は憲法・民法・行政法・経済学を選択しました。文学専攻の私にとって全てがはじめて学ぶ科目でしたが、どの講義も初学者にとっても理解しやすく、だからといって内容が薄いわけではなく、受験で必要な知識はきちんと学べたのが良かったです。特に独学していた時は民法の範囲が広く、 よく理解できていなかったのですが、 内田講師の講義は図を多く用いて説明してくれ、どういう点が重要なのかすぐに理解することができました。 
問題演習としては、「これ完」さえきっちり3回解けば合格点を取ることができると伊藤塾の講師やスタッフから聴いていたので、その言葉を信じてひたすら解き続けました。1回目はわからない点も多く、テキストを見ながらゆっくり解いていく感じでしたが、3回目になると短時間でほとんど解けるようになりました。とにかく途中でめげないことが大切だと実感しました。

専門試験(記述式)について

「これ完」を1、2回解き終わり各科目の基本的な部分が理解できて来たなと感じた頃から、記述対策にも取り掛かりはじめました。記述対策の講義では、公務員試験の記述問題ではどういったことが求められ、どういった書き方をすればいいのかについて学ぶことができました。問題自体は決してマニアックなものではなく、基本的な論点に関して説明することが求められているので、自分なりにノートに各科目の中で重要な項目の定義・趣旨・内容・学説・判例などについてまとめました。その際には、テキストの論証カードや行政法の記述対策テキストが非常に参考になりました。試験前にはひたすらそのノートを見直したり、自分で答案を作成していくことで覚えこんでいきました。

教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について

教養試験に関しては私は暗記があまり得意ではないので、出題数の多い数的処理と文章理解の得点を上げることに力を注ぎました。これらの科目に関しては覚えることは少なく、統計の問題などは、はじめは計算に手こずりましたが、何度か問題を解いていくうちに慣れることができました。また、数的処理は勉強をさぼってしまうと計算力も落ちてきてしまうので、試験前日まで少しずつでも毎日続けることが大切だと思います。

教養論文試験・一般論文試験(記述式)について

専門記述対策と同じように、出題されそうなテーマについてその知識やそれに対する自分の意見をノートにまとめる練習をしました。出題されそうなテーマに関する知識を得るには日頃から新聞を読んだりすることが必要だと思います。
また、自分で書いてみた答案を伊藤塾の講師に添削してもらうことで、自分の書き方の悪い点などを指摘してもらうことができたので、独学のまま突っ走らずによかったと思いました。

面接対策について

私はあまり面接に自信がなかったので、講師による模擬面接を何度か受講しました。模擬面接では自分の悪い部分を指摘してくれるだけではなく、良い所をどうしたらもっと伸ばすことができるのかについてアドバイスしてくださるので、自信を持って本番に挑むことができました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は自宅でインターネットを使って受講していました。2倍速で講義を再生することで、集中力を切らすことなく続けることができ、一日7~8講座受講することが可能だったので9月からと少し遅めのスタートでしたが、すぐに周りのペースに追いつくことができました。通学時間を節約し、その分演習量を増やすことができたのが良かったです。また、自宅での勉強方法や試験全般について不安なことやわからないことがあるときには、伊藤塾での学習相談を積極的に利用し、悩みを解決していました。

直前期と試験当日

直前期はひたすら問題演習をしていました。択一試験対策としては、「これ完」で今までに間違えたことのある問題を中心に解き、論述対策としては自分でまとめておいたノートを使って勉強しました。試験二日前までに十分な勉強をしておき、試験前日は脳が疲れないように、出題されそうな項目の確認程度の勉強にとどめておきました。また、試験前日は緊張してなかなか寝付けないこともありましたが、試験一週間前くらいから睡眠時間を十分にとっておくことで、「前日は少しくらい眠れなくてもいいや」くらいの気持ちでいました。試験当日の注意点としては、試会場によって暑かったり、寒かったりするので体温調節のきく格好で臨むことをおすすめします。

合格・内定と進路決定について

国会図書館、東京都庁、国家一般職に最終合格しました。その中で今までの自分の経験や大学での勉強で培ってきたものを一番活かせるのはどこかと考え、国会図書館に進路を決めました。

モチベーションの維持について

公務員試験は試験科目数が多く、試験期間も長いのでモチベーションを維持するのはとても大変だと思います。私はすでに公務員として働いている友だちに会って話を聴いたり、業務説明会などには積極的に参加したりすることで、公務員になりたい気持ちを高めていました。また、時には友だちと遊んだり、少し勉強を頑張ったときには自分にご褒美をしたりすることで、無理なく勉強を進めることを心がけていました。

最後に

とにかく、自分はどうして公務員になりたいのか、公務員としてどのような形で社会に貢献していきたいのか考え、強い気持ちを持って試験勉強と実際の試験に向かっていくことが大切だと感じました。そして伊藤塾を最後まで信じて勉強してきたことが合格につながったのだと思います。これから公務員試験を受けようと思っている皆さんも、不安や焦りなどあると思いますが、最後まであきらめず努力を続けていってください!