ポイントを絞った取り組みやすい講義。経済学が苦手な方にもおすすめです。

京都市役所

A.A さん(24 歳)
 

合格者イラスト
私立大学大学院法学研究科2 年在学中 〔受講講座〕入門講座:地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング
◆ 最 終 合 格 /京都市上級
◆ 内   定 /京都市役所 
◆ 予定進路先 /京都市役所
 

はじめに

私は高校卒業時、法曹になりたいと思い法学部に進学しました。しかし、大学で学ぶにつれて、問題発生を未然に防止し、さらには積極的に社会の水準を向上させていくことのできる職務に携わりたいと思うようになり、公務員を志望しました。 
 伊藤塾の講座は、修士1年の夏頃から受講を開始しました。伊藤塾を選んだきっかけは、公務員試験において大きなウエイトを占める法律科目の講義について、定評があったためです。結果的に法律科目はもちろんのこと、特に私が苦手としていた経済学についても、苦手な人にも取り組みやすいように、ポイントを絞った講義をされており、受講してよかったと感じています。

私がとった勉強方法 

専門試験(択一式・多肢選択式)について

 公務員試験においては専門科目のウエイトが大きく、ここで確実に得点することが大きな鍵を握ります。 
 法律科目については講義を受け、過去問を一度解いたくらいではすぐに忘れてしまうので、定期的に『これ完』を解くことが重要です。あまり期間を空けてしまうと完全に忘れてしまい、イチから取り組むことになってしまい非効率ですので注意してください。
 また、経済学に苦手意識を持つ方が多いと思います。私も経済学が苦手でしたが、青野講師の説明は非常にわかりやすく、苦手な人にも取り組みやすいようポイントを絞った講義をしておられます。経済学が苦手な方にはおすすめします。

基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

 特に数的処理の対策が重要となります。これも期間を空けてしまうと勘が鈍ってしまうので、「1 日に絶対○問は解く」と決めて取り組むことが大切です。また、教養試験は本番では時間との戦いです。私は、数的処理に充てる時間を確保するために文章理解をできるだけ早く解くようにトレーニングしました。
 数的処理の講義は、きちんと受講すれば真の実力がつく講義だと思います。最初は面倒と思われるかもしれませんが、安易な解法の暗記ばかりに頼るのではなく、1 問1 問、問題の本質をきちんと理解して解くことに拘ることで初めて応用力が身につくのだと感じました。

面接対策について

 特に1 次試験が終わるまでは筆記試験対策ばかりに目がいきがちですが、面接対策も筆記試験と同じくらい重要です。できれば1 次試験が終わる前から簡単な自己分析だけでもしておくとよいと思います。また、地方公務員を志望される方は、志望する自治体の政策・施策について早い時期から調べておき、その自治体の最新の動向についても日頃から目を通しておくとよいと思います。そうすることで志望動機も明確になり、面接対策にも繋がります。
 面接カードについてですが、本番ではここで記述した内容が主に訊かれることになるので、私は講師の方に添削をお願いするなどして、何度も推敲を重ねたうえで提出しました。その結果面接で訊かれる質問の予想がしやすかったように思います。
 面接練習については、私は柳原講師に面接練習をしていただきました。ここで厳しめの質問をしていただいたことで、「こういう内容を訊かれるときちんと答えられていないな」と気づき、対策を練ることができました。また良い点はきちんと評価してくださったので、自信をもって本番に臨むことができました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

 私は在宅インターネットで受講しておりました。インターネット講義の利点は、自分の理解度に合わせて受講速度を変更できること、そして何度でも繰り返し受講できることです。得意な科目については時間をかけず、苦手な科目についてはじっくり時間をかけて理解を深めるなど、メリハリをつけて、効率よく学習することができます。 
 私の場合は法律科目については学習経験がありましたので、1.5 倍や2 倍速で受講し、経済学は苦手としていたので、何度も講義を聴くようにしました。
 また、わからないところはメールで講師の方に質問すれば迅速に回答していただけるので、在宅であることで不便だと感じたことは特にありませんでした。

直前期と受験当日 

 直前期はあまり手を広げず、今までやってきた『これ完』を繰り返し解くことに徹しました。『これ完』は質・量ともに適切だと思うので、「ここにある問題はすべて解けるのだ」という自信をもって試験当日に臨みました。 
 私は京都市を受験しましたが、作文試験の対策はもっとしっかりしておくべきだったと感じました。京都市は、1 次試験合格後は筆記試験の成績がリセットされ、2 次試験では面接と作文で評価がされる(面接で作文に書いた内容も質問される)ので、作文のウエイトが大きいと思います。

合格、内定と進路決定 

私は高校時代から京都という街が好きでした。そして大学で、京都で暮らすうちに京都のために働きたいと思うようになりました。結果、京都市に内定をいただくことができ、改めて気の引き締まる思いです。

モチベーションの維持について 

 正直なところ、直前期には「今年は合格できる気がしないな」と思うこともありました。しかし、実際に試験を終えて感じることは、諦めずに最後までやりきれば結果はついてくるのだということです。モチベーションの維持については、私は周囲の人達に支えてもらったな、と感じています。周囲の人達と一緒にご飯を食べに行ったり、他愛もない会話をして笑うことで、ずいぶん救われたように思います。
 また、伊藤塾には「合格後を考える」という指導理念がありますが、私も、京都市に採用され、やりがいをもって働いている自分を想像することで、モチベーションを維持していました。仕事のイメージを明確に持つためにも、説明会には積極的に参加してみるとよいと思います。

最後に 

 今後は、早く職場の内外から信頼される職員になれるよう、常に主体性をもって職務に取り組んでいきたいと思います。
 私は受験を終え、公務員試験はきちんとやれば必ず結果がついてくる試験だと感じました。特に直前期は不安になることも多いですが、その時はなぜ自分が公務員になりたいと思ったのかを自分に問うようにするとよいと思います。皆さんも諦めずに最後まで頑張ってください。