公務員試験は働く場所を決める「就活」。働くことを強くイメージして頑張って!

大阪地方検察庁

弓手 春乃さん(21 歳)
 

合格者イラスト
大阪市立大学法学部4 年在学中 〔受講講座〕入門講座:地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング(2年コース)
◆ 最 終 合 格 /国家一般職、大阪市
◆ 内   定 /大阪地方検察庁(国家一般職)、大阪市役所
◆ 予定進路先 /大阪地方検察庁

はじめに

私は大学に入りボランティア活動などを通し、社会的に弱い立場の人々のために働きたいと思い、公務員を目指しました。2 回生の夏に公務員を進路先と決定し、秋に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾を選んだ理由は、圧倒的に法律分野が強いということと、大阪梅田校の校舎内・スタッフの方の雰囲気が一番温かいと感じたからです。秋からの2 年コースでしたが、アルバイトやボランティアで多忙であったことと、大学生活を楽しみたいと思う気持ちから、翌年3 月までは手をつけませんでした。しかし3 月には憲法・民法がすべて配信されており、短期間に集中して視聴できたこと、そしてこの期間で得た経験が面接で活きたと思うので、よい選択だったのではないかと思います。

私がとった勉強方法 

最も力を入れて勉強をしました。第1 志望が国家一般職である人は、最も配点が大きいですので力を入れてください。また、一般職では16科目中8 科目選択ですが、法律科目のみでカバーすることはできません。ですから、法律科目と同じ位、他科目にも力を入れてください。私は裁判所・国税を受けないと決めていたので、併願状況を気にすることなく科目選択を行いました。一般職は年によって科目の難易度にバラつきがあるため、10 科目位用意をしておくことをおすすめします。憲法・民法・民訴法・行政法の4科目については、伊藤塾のテキスト・『これ完』以外は一切使用しませんでした。 『これ完』で出た判例や問題はすべてテキストに書き込み、テキストさえ見れば完璧という状態にしました。行政法や民法は脳に残りやすい形でお話してくださり、私は反復しての視聴は行いませんでしたが結果を残すことができました。

基礎能力試験について

教養科目は範囲も膨大で、困られる方もたくさんいると思います。私も非常に悩みましたが、比重の大きい知能分野でしっかり獲ることに決めました。数的処理は2 倍速でよいのでしっかり聴いてください。今まで数学が得意な方でも、「公務員試験に受かるための」解き方を講師が教えてくださいます。私は専門にかなり力を入れたので、知識分野は時事頼りでしたが、大学法人などを受けられる方は早い時期に手をつけることをおすすめします。

一般論文試験について

論文は夏頃、坂本講師の講義を視聴しました。わかりやすくポイントを教えてくださいます。その後、秋・冬の2 回、実際に書き、添削をお願いしました。坂本講師ご自身が添削してくださり、解説シートは項目毎に点数が記載されているので弱点把握が容易です。  

面接対策・模擬集団討論について

公務員対策で最も大切なことだと思います。エントリーシートの作成は年明けから徐々に始めてください。4月以降は勉強や説明会とも重なって焦ります。伊藤塾ではweb カメラを使って模擬面接を行いました。
また大阪梅田校でも複数回集団討論を行いました。普段知り合えない友人を作るチャンスでもあります。積極的に参加をしてください。

官庁訪問について

国家一般職が第1 志望であったので、準備はできる限り行いました。
大学で開催された合同説明会や人事院主催のセミナーにも参加しました。顔を覚えていただき、官庁訪問の時に声をかけてくださったので、積極的に参加をしてください。私は法務局・労働局・3 ヶ所の地検を訪問しました。各官庁共、次へのステップの進み方や訪問カードの有無など全く異なりました。横の繋がりを作り、情報交換をこまめに行ってください。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

私は通学フレックスクラスで受講していました。学校が忙しかった3回生の前期は学校や家でパソコンやiPhone で、夏休み明けからは大阪梅田校で勉強しました。校舎には『塾カツ』で知り合った友人もおり、彼らと昼食をとることでよい気分転換になりました。受験を1 人で乗り越えるには厳しい時も多いです。伊藤塾では友人・事務の方に本当に助けられました。ライブクラスでない方も安心して受講してください。

直前期と受験当日 

直前期には新しい問題に手をつけるよりも、今まで触れてきた問題を完璧にすることに力を注いでください。
試験当日は「これだけやってきたんだ」という心が緊張をほぐしてくれます。今までの成果を存分に発揮してください。

合格、内定と進路決定 

私は弱い立場の方に寄り添える仕事がしたいと思い、国家一般職・大阪市役所・高槻市役所(2 次辞退)の3 ヵ所のみ受験をしました。大阪市役所と大阪地方検察庁から内定をいただきましたが、被害者の方のために働きたいという気持ちが強く、検察庁を選択しました。

モチベーションの維持について 

長い期間中、本当に精神面、体力面で辛くなったこともあります。しかし、自分が公務員として働こうと思ったきっかけを思い出すことで頑張ることができました。また、友人や事務の方に相談させていただくことも有意義でした。私は『塾カツ』でお世話になった講師にも本当によく対応していただきました。伊藤塾に通ってよかったと思います。

最後に 

公務員試験のメリットは併願しやすいということですが、少しずつ科目が違ったり体力面で厳しかったり、デメリットも存在します。忘れがちですが、公務員試験は働く場所を決める「就活」です。試験に受かった後、そこで定年まで働く、ということを考えて受験先を決めてください。よく言われる言葉ですが、公務員試験は努力した分だけ返ってくる試験です。今まで支えてくれた方々、ありがとうございました。
これから受験される方は自分が「どこで働きたいか」を強くイメージして頑張ってください。