法律知識は全くのゼロからのスタートでしたが丁寧な解説によりスムーズに理解できました

特別区

A.B さん(23 歳)
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 明治大学情報コミュニケーション学部4 年在学中
◆ 最終合格 : 国税専門官、特別区Ⅰ類、某市
◆ 内  定 : 国税専門官、特別区、某市役所
◆ 予定進路先: 特別区
●伊藤塾受講講座:入門講座:地方上級・国家一般職コース本科生+択一・記述トレーニング/オプション:併願裁判所刑法

※プロフィールは、2016年合格時点のものです。


はじめに

誰もが活躍できる社会の実現、当たり前のように存在している現代社会の制度の維持を目指して公務員を志望しました。誰にでも無条件に手を差し伸べるのではなく、行政の力を必要としてくれていて私たちを頼ってくれる人に手を差し伸べるような公務員になりたいです。伊藤塾は法律科目に強く、司法試験などの試験でも大きな実績を残しているため、受講を決めました。私は法学部出身ではないので、法律知識は全くのゼロからのスタートでしたが、講師の方の丁寧な解説により非常にスムーズに理解することができました

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

一通り講義を聴いてからは、ひたすら「これ完」を解いていました。一般的には過去問を3 回繰り返せば覚えられると言われていますが、私は5 回繰り返しても覚えられなかったので、全科目最低5 回、中には10 回繰り返した科目もあります。公務員試験はいかに過去問を数多くこなすかがカギだと思っています。また、少人数で、行われるゼミにも参加しました。ゼミでは講師から口頭で問題の説明を要求されたりと、自分の現在の理解度や弱点を把握するうえで非常に役に立ちました

専門試験(記述式)について

まずは専門記述のテキストを読み込むことに時間をかけました。丸暗記は非効率といわれるかもしれませんが、模範解答を全て丸暗記できればどんな問題にも対応できると思っていました。もちろんテキストに載っている模範解答全てを丸暗記することはできませんでしたが、重要なキーワードやどのように文章をつなげていけばいいのかは頭に入っていたので、初見の問題にもそれなりに対応することができたと思います。また、専門記述の勉強をすることでその科目の理解が深まり、択一試験の点数アップにもつながるので、専門記述が必要ない方も時間に余裕があれば専門記述の勉強をすることをお勧めします。

基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

数的処理は毎日2 ~ 3 問解くようにしていました。模範解答もじっくり読み、理解するように心がけましたが、必ずしも自分の解き方と模範解答が同じになるとは限らないため、自分なりの解答をノートにまとめました。少しでも解き方がわからなければ講師に質問をし、理解できないままにはしませんでした。数的処理は最初思うように解けないかもしれませんが、根気強く勉強していくことである日ふと解けるようになります(自分は直前期の4 月に解けるようになりました)。

一般論文試験・教養論文試験(記述式)について

教養論文では、内容はもちろんですが、形式の良し悪しが点数に大きく影響すると思います。そのため講義と過去問を活用し、より良い書き方を身につけられるよう意識しました。実際に書くことが重要ですが、私は時間を短縮するためword を使って論文の作成練習をしていました。作成した論文は講師や友達などに読んでもらい添削をしてもらいました。

面接対策・模擬集団討論について

面接対策は伊藤塾の模擬面接を活用しました。模擬面接に臨むにあたって、自分なりの想定問答を用意しましたが、作成の際には「面接対策BOOK」がかなり役に立ちました。模擬面接はかなり厳しいことを言われましたが、そのおかげで自分では想定していなかった質問にも対応できるようになりました。想定問答がうまくつくれない時は、講師に相談することで満足いく回答が用意できました

進路決定の理由

私は元々、より多くの人々のために働きたいという思いから国家公務員を志望していましたが、国では細やかな対応はできないと感じ、地方公務員へと進路を変更しました。スペシャリストへの憧れもあったので国税専門官とも迷いましたが、自身の適正を知りたいという思いもあり、ゼネラリストの道を選びました。

モチベーションの維持について

公務員として働く自分をイメージし続けることでモチベーションを維持しました。公務員試験は長丁場なので、モチベーションを維持し続けることが困難です。そのため、モチベーションの維持には、勉強と遊びのメリハリをつけることが大切だと思いました。適度に息抜きをすることで勉強の効率は上がりますし、不安の払拭にも役に立ちます。個人的には定期的な運動もモチベーションの維持や効果的だと感じました。

最後に

今後は待機児童問題や老々介護問題などの、社会的問題ではあるが地域によって実情が大きく異なる問題の解決に取り組みたいと思います。前述したように公務員試験は長丁場で精神的にも肉体的にもかなりきついですが、努力した分は必ず結果として返ってきます。最後まで諦めずに目標の実現を目指してください。