山村講師から言われた復習の重要性を実践したことが、合格につながりました

古澤 佑一さん(23歳)
 

合格者
明治大学法学部卒業 専業受験生
●受験回数:2回
●受 講 講 座:〔入 門 講 座〕司法書士入門講座本科生、〔中 上 級 講 座〕択一実戦力養成答練・記述式「答案構成力」養成答練、〔直前対策講座〕うかる!記述式「合格への直前予想編」、〔模試〕全国公開模擬試験

※プロフィールは、2011年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は法学部に在学していたにもかかわらず法律を学ぶ者にとっては基本的な法律問題すら解決できない自分と、ほんの少しの法律知識があれば人生が良い方向に劇的に変わる人が少なからずいるという事に気がつきました。そんな自分に悔しかったのと、力になりたいと思って法律家を目指すことを決めました。金銭的な問題や知人にすすめられたこともあり司法書士の道を選択しました。
短期合格したかったので受験指導校を探しました。インターネットやDVDでは続かないと思ったため、通いやすい場所でライブ講義を実施している伊藤塾御茶ノ水校に決めました。これは本当に良い選択だったと思います。

私がとった学習方法

入門段階の学習法

大学3年生の4月から入門講座山村クラスを受講しました。法学部に在学していたため法律用語自体の暗記には苦労しなかったので、法律の趣旨や意味を理解しようと思って講義を受け、テキストの余白にメモを取りました。そして必ずその日の夜に復習しました。山村講師が復習だけは絶対にやってくださいとおっしゃっていたのと、後からわからない部分をネットで見るのが面倒だったので、ライブ講義とその日の復習で完結させようと思い、講義は死ぬ気で聞いていました。寝たことは一度もないですし欠席もしませんでした。また科目毎に択一の小テストがあったので、それに合わせてテキストと過去問の総復習をしました。一気に一科目を詰め込む作業は短期間に全体像を見ることができるため実力が上がると思います。
「できる!記述式」の講座が始まるまではひたすらテキスト読みと過去問の繰り返しでした。また努力の成果がわかりづらかったのと、モチベーションが下がらないように行政書士試験を利用して勉強の成果を確かめました。
「できる!記述式」の講座が始まってからやっとアウトプットを意識して勉強することができました。あの講座でアウトプットの重要性を学べたことは非常に大きかったです。アウトプットの訓練はまとめと連想だと思います。単元毎に重要事項をまとめ、それを連想できるようにし、徐々に単元を超えて連想できるようにします。そのために私が使用したのはフラッシュカードでした。カードが小さいため情報を絞り込む必要があるのと持ち運びが便利だったので重宝しました。
主に使用した教材は、講義中の説明や過去問の解説を書き込んだテキストと過去問とフラッシュカードと記述式の問題冊子と自作の雛形ノートです。早い段階でテキストに情報を一元化した方が直前期に勉強がはかどります。過去問はある程度勉強が進んでから解説にマーカーをいれた方が良いです。また絶対間違えない自信がある問題や解説は印をつけて飛ばすと短時間で苦手な問題だけこなせます。雛形ノートは作成に時間を要しますが、作成時に細かい所まで突き詰めないとならないので実力はつきます。また記述の論点を雛形毎に意識できるのが便利です。

直前期

受験一年目の直前期は月極自習室を借りて集中できる環境を整えました。5月にテキストを全て読み直しながら絞り込み、疑問点を徹底的に解決していきました。パーソナルクラスマネージャーの制度には非常に感謝しています。6月前半に過去問と記述をひたすら繰り返し、6月後半から試験までにテキストの読み直しと過去問と記述をやりました。6月のノルマは過去問は民法40問・不登法40問・商法15問・商登法30問・民訴法30問・民執法10問・保全法10問・供託法20問・書士法10問・憲法15問・刑法30問、記述2題ずつでした。受験二年目の直前期も質問をしていないだけでやったことは一年目の直前期とほぼ変わりません。

試験当日について

試験当日は、それまでにやるだけの事はやったので緊張はしませんでした。しかし午後の試験が始まると2択に絞った後がどちらも初見という問題が多くて解いてる最中に落ちたなと思いました。それによって良い意味で吹っ切れて直感でささっと解いて記述に時間を使えたので結果として良かったと思います。落ちたと思っても最後まで全力を尽くす事が大事だと思いました。

総論

受験勉強は時間も大切ですが密度も大切なので、だらだら色んなことをやるよりは、テキストと過去問と伊藤塾の記述講座を中心にして、自分なりのまとめツールを作ってひたすら繰り返すのが最短合格の道だと思います。私は合格体験記を一度も読まなかったので、勉強方法を確立させるのに時間がかかりました。その右往左往がなければもっと効率良く勉強できたと思い後悔しています。ぜひ先輩方の知恵をうまく自分に合わせて活用してください。一年目でも十分に合格できるので、最後まで諦めずに勉強してください。

最後に

最後になりましたが、記述に関連付けたわかりやすい講義をしてくださった山村講師や、しつこく質問しても嫌な顔ひとつせず熱心に答えてくださった関講師をはじめ多くの方々の協力なくして合格はあり得なかったと思います、本当にありがとうございました。