講師の励ましの言葉にも支えられ働きながら勉強を続けて一発で合格しました!

A.O さん(35歳)
 

合格者イラスト
私立大学文学部中退 司法書士事務所補助者
◆受験回数: 1回
◆苦手科目: 記述式商登法
◆主な受講講座〔直前対策講座〕 直前パック

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は、司法書士事務所の補助者を14年ほどしておりました。
司法書士になりたいとは思っておりましたが、仕事をしながらの勉強がハードなのと、普通の生活に困らなかったので、真剣に資格をとろうとはしませんでした。ところが、昨年の4月、事務所の先生(以下、本職)に、資格をとらないことでこっ酷く説教され、将来の自分のことを本当に心配していると感じ、自分もこのまま甘えてばかりではいけないと思い、資格を取ろうと決意しました。
2~3年位で受かるようにと言われましたが、去年5月に本職が末期のガンであることがわかり、できれば本職が生きている間にと今年合格を目指して猛勉強を開始しました。(残念なことに、本職は8月末には他界してしまいました。)

私がとった学習方法

仕事をしながらの勉強でしたので、極力「省く」勉強方法に特化しました。去年4月にスタートしましたが、1日3時間程度しか勉強できない中で、講義を受ける時間はないだろうと思い、講義を受けることはあきらめ、まずは、テキストを読み、過去問を解く作業から始めました。
しかし、やはり勉強しながらなので、年末までにクリアできたのは、主要科目である民法、会社法、不動産登記法、商業登記法のテキストを2~3回読むことと、過去問を何とか2~3回解いたこと、あと、その他科目のテキストをちらほら読んだだけで、記述式の勉強は、11月くらいから週に1回程週末に基本書を基に解き始めた程度でした。
年が明けてからは、記述式の勉強の分量を増やしましたが、講義を受けていない分、結局どの科目も理解に届くまでに時間がかかってしまうので、どうやっても絶対的な勉強時間が足りないと感じ、このままでは、どの科目も合格点にまでもっていけない、どうすれば良いのだろうと半ば途方に暮れていたときに出会ったのが、択一直前総整理講座でした。 
実力診断テストを受けたのがきっかけでしたが、案の定合格点には遠く、ひどく落胆したのを覚えています。あと4~5ヶ月程度しかないのにどうやって全ての科目をクリアすればよいのだろうと途方に暮れていたところ、偶然択一直前総整理の受講案内を見つけ、基礎を固めるというコンセプトに、「これかも!」と思い、当該講座を含む直前パックを申し込みました。
そこからは、講義中に講師のアドバイスを信じ、過去問をやるのはあきらめ、択一直前総整理のテキストのみを完璧にすべく解きまくりました。できなかったところ、理解が乏しいところには、基本書を調べながらとにかく付箋をつけ、できたらはずす、できないところは毎回、できたところは2~3回に1回と絞りながら、難しいことは考えず、とにかく基本を完璧にという気持ちで勉強しました。
記述式は、基本書を一通りと、過去問を解いた段階で、蛭町浩講師の「うかる!記述式」を受講し、何とか時間を割いて1週間に4~5問は解くように努めました。
試験前日まで基本的にはこの勉強方法の繰り返しでした。直前期になってくると、主要科目だけで勉強時間のほとんどを費やしてしまうので、どうしてもマイナー科目にまでなかなか十分な時間を割けなかったので、マイナー科目に関しては、朝起きてから30分位択一直前総整理のテキストを読み、お風呂に浸かりながら思い出し、寝る前に布団の中で過去問を数問解くというのを繰り返しました。あとは、実力診断テストと2回受けた模試の解説を何回か読みました。
全受験勉強の期間を通して、私は通学しなかったので、受験仲間もおらず、全く手探りでかなりの不安がありましたが、講師のアドバイスや、励ましの言葉には、本当に涙すら流したこともありました。講師の言葉は、私が試験当日まであきらめずに勉強することができた支えになったといっても過言ではないと思います。 
あと、蛭町講師の「試験の本番でさえ点数取れればいいんだから、模試や今までの出来は気にしなくていい!」というお言葉も、非常に支えになりました。 
試験数日前には、過度の緊張と不安、あと疲労で、体調を崩してしまったので、無理をするのはやめ、体調管理に重点をおきました。自分なりに、何回か試験をシミュレートして、当日必要なものや昼食に食べるものを考えていたと思います。結果、昼食は赤飯のおにぎりとバナナ、チョコに決めました。あと、模試を受けたときも(在宅でしたが)午後になると記述式の段階でいつも腰が痛くなるので、昼休み中に貼る湿布も用意しました。
前日は、午後3時位まで択一直前総整理をめくりながら確認し、記述式のできなかったところも今一度確認しましたが、精神的にかなり疲れていたので、「合格でも不合格でもとにかく時間の許す限りできることはやった。あとは当日それを発揮するしかない。」と自分に言い聞かせ、その後は銭湯にいってリラックスし、好物を食べ、早めに寝ました。
試験当日は、1時間位前には到着し、今一度択一直前総整理の最終確認をしようと思いましたが、全く手に付かず、周りの受験生を眺めながらドキドキしていたことと思います。
試験が開始してからはあっという間だったと思います。
試験終了直後は、商業登記の記述式ができなかったので、「あ~今まで頑張ったのに…終わった…」と落胆しました。
でも、解答速報で自己採点したところ、択一式が思ったよりできたので、もしかしたら…と不安と淡い期待を抱いて、発表まで生きた心地がしませんでしたが、結果合格できて本当に良かったです。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

蛭町講師のうかる記述式を受講しました。内容は私にはかなり難しく、1回の分量も多いので正直大変でしたが、3回の講義プラス1回の質問回で十分といえるくらい、講義も詳細でわかりやすかったです。試験本番の不動産登記の記述で、蛭町講師が何度もおっしゃっていたテーマが出たので、「やった!」と心の中で思ったのを覚えています。短い講義でしたが大変ためになりました。本当にありがとうございました。

最後に

私は、仕事をしながらの勉強でしたので、とにかく時間を効率的に使うことが最大のテーマでした。
わからないことが多すぎて、いろいろなものに手を出したい気持ちはありますが、どれもきちんとできなければ意味がないので、勇気を持ってやることを絞り、絞ったものを完璧にするようにする勉強が最終的には合格の鍵になったと思います。
 

特に、仕事をしながらの場合は、勉強時間の不足のせいか、やったこともすぐに忘れてしまうので、一度資格をとろうと決めたら、1~2年の我慢と割り切り、仕事以外は試験勉強に集中することが大事だと思います。最初は、友人との交際や様々なことをあきらめなければならないので、大変辛く感じますし、勉強がやや進み、合格までの距離を感じることができるようになると、さらに精神的に辛くなることと思いますが、辛くなればなるほど、合格へは近づいているんだと信じていただきたいと思います。正直、私は試験勉強開始時から合格発表まで、生きた心地がしませんでした。
この試験の勉強は、覚えることが膨大で、記憶を維持するのが本当に難しいので、とにかく「勉強だけに集中する期間」が必要だと思います。
どんな方も「やればできる、必ずできる。」と信じて頑張っていただきたいと思います。
特に、時間のない方には、択一直前総整理講座は本当におススメです。