小山晃司講師のテンポいい解説と、蛭町浩講師の内容の深い解説のおかげで、飽きることなく勉強が続けられました

細井 尚 さん(35歳)
 

合格者イラスト
龍谷大学法学部卒業 法律事務所勤務・行政書士 ◆受講講座:〔入門講座〕司法書士入門講座本科生
〔中上級講座〕択一アドバンス講座、分析的手法で書式の点数を積み増す講座、記述式答案構成力養成答練、択一実戦力養成答練、速解記述式パターン60
〔直前対策講座〕全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私が法律家の道を目指したのは大学卒業後でした。一応法学部を出たものの、資格もスキルも何もなかったので、これからどうやって生きていこうかと不安を感じていました。そんな中、法律事務所への就職が決まり、弁護士の下で働くことを通じて、将来は自分の名前で仕事がしたいと思うようになり、法律家の道を目指すようになりました。
そしてまず、行政書士試験に挑戦し、数年かかって合格しました。その後、さらなるスキルアップを目指して、司法書士試験に挑戦することにしました。

私がとった学習方法 

入門段階の勉強方法

入門講座はライブクラスを受講しました。私は働きながらの受験勉強でしたので、土日にライブ講義が設定されていたのが非常に助かりました。土日にライブ講義を受講し、平日の仕事の後に自習室で講義で学んだ範囲の過去問や講義の復習をしたり、PCブースでビデオ講義を受講したりしていました。
思い返してみると、受験勉強を始めた当時が一番勉強していたような気がします。平日は仕事の後19 時から閉館時間まで、土日は朝9時から閉館時間まで伊藤塾にこもっていました。私は、勉強を始める数ヶ月前に結婚したのですが、妻と過ごす時間は日曜の夜くらいしかありませんでした。
それでも、講義の復習や過去問をこなすのが精一杯で、学習スケジュールも遅れがちでした。本試験の頃になっても全範囲の学習が終わっていない状態でしたので、1~2回目の受験は完全に記念受験でした。

中上級段階の勉強方法

中上級講座は、インターネットで受講しました。小山晃司講師の笑いのあるテンポのいい解説講義のおかげで、パソコンに向かいながらも眠くならずに受講することができました。また、蛭町浩講師の講義では圧倒的な知識に基づく詳細な講義に感動すら覚えながら受講していました。 
中上級講座でも、基本的に学習のサイクルは変わりませんでした。講義のスケジュールに合わせて、インターネットで受講し、講義のない日に復習や過去問演習を繰り返していました。
記述式対策としては、問題文の読み取り方法から下書きの作成、答案用紙への反映と、一連の流れを学習することができました。他の問題集や受験指導校でいろいろな方法を見ましたが、私には伊藤塾のやり方が一番合っていたと思います。実際、本試験でも伊藤塾で学んだやり方で記述式問題を解きました。

直前期の勉強方法や試験当日について

私は、過去の受験の経験を踏まえ、直前期にテキストや問題集をひっくり返さないですむように、昨年頃から、テキストの中の重要論点をまとめた表をコピーするなどして1冊のファイルを作っていました。
問題演習については、もうさんざん繰り返してきた自信がありましたので、合格した年は答練や公開模試での演習にとどめました。答練や模試の点数に一喜一憂することなく、間違った箇所があれば、その部分をテキストから探してコピーし、ファイルに加えていきました。
そして、直前期にはこのファイルと条文の読み込みを繰り返していした。 試験当日もこのファイルを持って行き、試験開始時間直前まで熟読していました。  

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ 

入門講座では、合格に必要な基礎知識だけでなく、試験に対する心構えや法律家としての将来像など、精神的な部分も多く学ぶことができました。入門講座終了後は復習や問題演習の繰り返しでしたが、入門講座で学んだ精神的な部分がモチベーションの保持に大いに役立ちました。また、小山講師のテンポのいい解説と、蛭町浩講師の内容の深い解説のおかげで、飽きることなく勉強が続けられました。

司法試験からの転進について 

私は、一時期、伊藤真塾長の司法試験入門講座を受講していました。早々に司法書士試験に転進してしまいましたが、憲法・民法・刑法はひと通り受講しました。法律の解釈や論点などについて、司法書士試験より深い解説がされており、その後の司法書士試験の勉強に大いに役立ったことは間違いありません。

行政書士試験からのステップアップについて 

私は、行政書士試験に合格した後、1年ほど勉強から離れていました。
行政書士として飯を食っていけるのかなどと漠然と考えているうちに、やはりもう一つ、専門性の高い資格があったほうがいいと思うようになりました。そこで、試験科目が比較的重なっている司法書士試験に挑戦することにしました。

学習の工夫について 

私は働きながらの受験でしたので、勉強時間の確保が一番の問題でした。仕事の後や休日はもちろん、通勤の電車の中でも勉強していました。電車の中で分厚い参考書を読むのはなかなか難しいので、六法を法律ごとにばらばらにして、いつも持ち歩いていました。

最後に 

私は、多くの人に感謝してもらえる司法書士になりたいと思っています。
不動産登記や商業登記の仕事は事務的な面が大きいので、人に感謝されことはなかなかないかもしれません。しかし、司法書士の業務は多岐にっていますので、成年後見や相続、債務整理などの手続もこなして、役に立ちたいと思います。そういった点では、行政書士の資格があることが、業務の多様化に役に立つのではないかと思っています。
それと、長い受験時代を支えてくれた家族には感謝してもしきれません。妻には家のことを任せっきりでしたし、子供には休みの日にも遊んであげられず、寂しい思いをさせてきたと思います。これから研修が始まってますます忙しくなりそうですが、将来なんとか恩返しをしたいと思っています。