学歴などの受験資格に関係なく、一生働けることを理由に一念発起して合格!

水上 和巳(ミズカミ カズミ)さん (24歳)
 

合格者イラスト
高校卒業 専業受験生

受験回数:5回
主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生
【中上級講座】 中上級コース、中級コース
【直前対策講座】 直前パック

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は小学校から不登校で、中学も1度行った私立中学を1学期で退学し、高校も半分以上行かずに卒業し、その後通った予備校も夏までには辞めてしまい、ニートであった時期がありました。予備校を辞めた後、フリーターをしている時、将来について色々な進路を考えましたが、受験資格のないこと、一生働けることを理由に司法書士試験を受験する決意をしました。
伊藤塾はインターネットで受講できるところを探した結果、選択しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法
 

入門講座を受けた私は、講師に言われた通りの学習法をするように心がけました。入門講座の講義テキスト及び過去問から離れないことを意識してました。基礎の学習から離れないという姿勢は合格した直前期まで継続しましたし、記述の採点結果を見る限りでも、基礎の部分、講師がここを書けないと話にならないというようなAランクの問題を正解していることが、合格に大きく影響していると思います。

中上級段階の学習法

前年までは学習の意欲にむらがありました。
自分のだらしなさに気持ちを入れ替え、ハードルを上げ過ぎない勉強目標を設定しました。平日は1日5時間勉強し、土日は休むというものです。早寝早起きも心掛けました。
専業受験生という恵まれた環境にもかかわらず悠長な設定でしたが、目標を上げてやってこなかった失敗があったので、生活の規則正しさに重きを置いて、学習しない期間がないことを最優先としました。

やれば必ず成績があがります。必ずです。なので、1日5時間という設定でも、答練などで自分と合格の距離を確認し、このままやれば合格するという自信をもって勉強していました。大事なのは学習を続けることだと思います。

中上級段階の勉強方法は、「択一合格アドバンス講座」を択一式対策、蛭町浩講師の「分析的手法で書式の点数を積み増す講座」を記述式対策としていました。
「択一合格アドバンス講座」は、条文とアドバンスのテキスト、入門講座のテキストを往復し、科目毎にある復習テストで満足いく点を取ることを目標に設定し勉強したため、過去問はやりませんでした。
記述式対策は「分析的手法で書式の点数を積み増す講座」に付属しているワークブックを繰り返しました。記述式対策は、必ず紙に書くことを意識しました。無くなったボールペンの替え芯を文具店に買い足しに行く度に達成感を味わえて、それが楽しみでもありました。

年明けは、山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」が始まり、毎週木曜日の答練の為の生活をしている感覚でした。毎度本試験と同じように本気で受け、本試験直前まで繰り返し演習したことが、本当に役に立ったと思います。
高城真之介講師の「択一実戦力養成力養成答練」もまた、毎講義、合格点の発表があるため絶対に合格点を取るという意気込みで、試験範囲を学習し準備しました。私の択一の学習方法は全体を意識するために、テキストを読み込んで条文を引いた後、テキストから目次を自分で作成し、樹形図にして論点を書きだす学習法でした。名付けて目次樹形図勉強法。これは体系的に全体を理解し相関させるのに非常に役に立ちます。

直前期の学習法や試験当日について
 

毎日「記述式答案構成力養成答練」の問題を不登法、商登法1問ずつ繰り返すことと、択一の総仕上げに力をいれました。前述のワークブックのひな形練習もしました。
模試は伊藤塾、他校合わせて6回受け、徹底的に本試験の予行演習を繰り返しました。本番と同じ受験場所で受けられるのであれば、できるだけ多く受けることをおすすめします。
6週間連続模試期間は常に緊張感を持て充実していました。
 

 
直前期の学習法や試験当日について

試験日から、自分が持っている過去問の年数分逆算して、試験前日に去年の過去問、前々日に一昨年の過去問というように、1日に1年分の過去問+ 記述式(不登法1問、商登法1問)を毎日続け本試験を迎えました。これのメリットは、毎日全教科にあたれること、本試験と当然同レベルであり、試験当日もまるで過去問にあたっているような感覚でいけました。

勉強以外では、試験当日の2、3日前から遅寝早起きし眠気をため込みます。すると前日は緊張していても意外と眠れます。しかし、これは公開模試などでどの位前から実践すれば効果的かよく試してください。
失敗すると、試験当日に超睡魔に襲われるなんてことになりかねません。

伊藤塾講師へのメッセージ

 

北谷馨講師の「択一合格エッセンス講座」は非常にわかりやすく、特に敷地権付き区分建物の説明のところで「こんなにわかりやすく説明できるなんて凄い。目から鱗だ」と思いました。毎度わかりやすい講義を有難うございました。

小山晃司講師は毎度非常に熱い講義で、ライブで受けられないことを残念に思いながら、祝賀会で会える日を想像し受講していました。熱くわかりやすい講座を有難うございした。

蛭町浩講師の講座は難しく挫折しそうになることもありましたが、復習の為の副教材が非常に使いやすく、テキストも後から読み返してみるととても役に立つことが多かったです。講義では無駄な話を一切されないので、直前期の「気合い入れ講義」で熱くメッセージを送ってくださった時はうれしかったです。

山村拓也講師の厳しい講義はやらなければならないことを明確に指摘されるので、自分の学習方法が間違っていないか常に確認できました。
有難うございました。

 

最後に

この試験は学歴が関係ない難関資格であるため、それまで親に迷惑ばかりかけていた私のような人間でも、受かれば、仲間や親戚に「すごいね」と言われます。

しかし、自分はまだ何も社会の役に立っていないですし、試験に合格する学習をしただけで、他の人より優秀なわけでもありません。浮わつかず、自分の周りにいる人達に信頼され、依頼者の役に立つ司法書士に必ずならなくてはならないと思っています。自分はニートでしたし、フリーターでした。未だに自分に自信がもてるような人間ではないですが、合格は社会の役に立てるチャンスだと思って、そのチャンスを逃がさないように精進したいです。

学歴や、経歴にコンプレックスがある人がもしこれを読んでくださっていれば、私は心から応援しています。一緒に頑張りましょう。