独学の頃と違い、山村拓也講師の講義で勉強するのが楽しくて仕方ありませんでした!

司法試験から転進して合格 / 行政書士とWライセンス

T.Kさん(36歳)
 

語学専門学校留学科卒業 主婦
◆ 受験回数6回
◆ 主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生、速修生(山村クラス)
【中上級講座】 中上級コース
【直前対策講座】 全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

若い頃に宅建の資格を取った際、民法を学んでいて「面白い」と初めて法律に興味を持ちました。その後もっと大きな目標が欲しいと思い、そのときに学んだ「法律」の世界に目を向けたところ司法書士という資格に惹かれました。当時は職業ではなく資格に惹かれていたのが正直なところです。
もともと勉強が好きだったこともあり、自分のペースでコツコツしたいという思いから独学という選択をしました。完璧主義の性格もあって徹底的に学びたいと思い、伊藤塾長の司法試験用のテキストをずらりと揃えてひたすら読み込み、その後過去問をやりこみ、初めて受験したのが独学を始めてから3年後の2009年です。
記述式も全くの独学だったため、直前になって解き方の手順のヒントを求めて書店に出向き、その時に手にしたのが山村拓也講師の『うかる!司法書士 記述式 答案構成力実践編』(日本経済新聞出版社)の書籍でした。もちろん最初の試験はボロボロでしたが、偶然にも伊藤塾長の試験対策テキストと山村講師の『うかる!司法書士 記述式 答案構成力』を選択してきた私は、迷わず伊藤塾で学ぶ決心をしました

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について
 

最初は山村クラスの速修生としてインターネットで受講しました。独学から入ったため、よくわからないまま覚えていた全ての知識が、納得を経て理解に変わっていくのを感じ、講義が楽しくて仕方ありませんでした。フルタイムで仕事をしていたため、帰宅して子どもの世話を終わらせてから毎日3時間、講義を聴きました。宿題や予習は職場で手の空いた時間に上司の許可を得てしていました。講義を聴いて宿題をする、何度も講義を繰り返し聴く、それがメインだったと思います。

中上級段階の学習法について

最後の一年間は、思い切ってインプット講座を切り捨てアウトプットに絞ってみました。完璧主義の性格が邪魔をして、インプット講座がはじまると同時に直前期の状態からいったんリセットしてしまっている自分に気づいたからです。そうではなく直前期のゴールに近い状態をいかに維持するか、そこに集中しました。年内は、択一に関しては『うかる!司法書士必出3300選』(日本経済新聞出版社)を9日間で一周するペースで解きました。記述に関しては「出題の手口から本試験を知る講座」の付属問題集である項目別過去問集を不登法商登法各5項目ずつ、山村講師の「記述式答案構成力養成答練」の問題を各1問ずつ、毎日解きました。過去問はボリュームがあるので、完璧に理解して解けるものからタイトルにバツをつけて絞り込みをしました。
年が明けてからもそのペースを保ちました。時々、過去の公開模試の問題や北谷馨講師の「択一合格エッセンス講座」のQ&A問題集を解いてみたりもしました。

直前期(4月〜試験前日)の学習法や試験当日について
 

直前期になっても、特に勉強の内容やペースを変えることなく淡々と毎日同じ量をこなすようにしました。試験前日も同じことをしました。
その甲斐あってか、試験当日は例年になく落ち着いて試験会場に向かえました。道に迷っていた他の受験生に道案内をしたり、会場の外でパンフレットを配っていた他の受験指導校のスタッフと談笑したりする余裕すらありました。そのまま試験に臨めたので落ち着いて解くことができ、結果的に午前の部は満点でした!

伊藤塾講師へのメッセージ

山村拓也講師
 

最初の3~4年はほぼ毎日3 時間、多い時期には6時間、講義をひたすら繰り返し聴きました。誰よりも家族よりも山村講師の顔を見て声を聴き過ごした日々でした。
当時胎児だった息子が生まれた際に、父でも母でも姉でもなく山村講師の声を聴かせるとピタリと泣きやんだくらいです。家族で大笑いしました。

仕事及び育児との両立について

私はひとりで子育てをしながらフルタイムで働いていた時期や、専業主婦だった時期、パートで働いていた時期、最後一年の仕事を辞めて専業で勉強ができた時期、色んな環境で勉強してきましたが、基本的に子どもがいるときや仕事の合間には集中できなかったり不意に勉強を遮られたりすることが多いので、その時間は択一の勉強を、子どもが寝たあとの時間に記述式の勉強をするようにしていました。不思議とどんな環境で勉強していた時期も、それでうまくバランスは取れていたように思います。あとは勉強時間が限られるので、一日の勉強を時間ではなく量で管理していました。少し余裕のある計画をたて、遅れることのないように、できるだけ貯金をつくれるようにして、遅れがストレスにつながることを回避していました。また、子どもの行事などで予定が崩れるたびに計画を見直して細かく修正するようにしました。

最後に

伊藤塾の塾生になってから、遠方への引っ越しや結婚、出産、調停、離婚、転職と、人生の大きなイベントがいくつも重なりました。結果的に合格するまで6年間もかかってしまいましたが、途中で何度も諦めるきっかけがあったのに最後まで諦めずに合格することができたのは、講師の方々、そしてスタッフの皆さんの温かいサポートがあったからです。伊藤塾生として合格できたことは誇りですし、また伊藤塾出身の司法書士として、その名を汚さぬように責任を持って職務を全うしていきたいと思っております。