入門講座テキストのわかりやすい図や表のおかげで
曖昧だった知識や理解が明確になっていきました

M.Yさん(40 代)
専業受験生
★セカンドキャリアとしての司法書士

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(福満クラス
中上級講座》司法書士合格への「思考力」完成ゼミ、
 演習コース
直前対策講座》直前パック、プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 会社役員に従事する中で、ひと・もの・かねに関することは常に判断を要求される環境でした。ただ、当時の私には法的知識はほとんどなく、その都度事案の落としどころの希望を伝える中で専門家に相談し、手段・方法を決めていました。そのため、事前に法的知識があれば、より早い段階で対応することができ、より良い結果に導けることもありましたので、少なからず歯がゆい思いをしたことがありました。会社を退任することが決まり、知人から司法書士資格の取得をすすめられ、また前述の経緯で法律の重要性を感じ、魅力もありましたので、挑戦することに決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について

 「入門講座」では福満賢一講師のライブ講座を受講していました。テキストを読むだけでは理解しにくいことも、講義で理解しやすいよう図や表、レジュメを使って説明していただいたので、それまでの私にとって曖昧だった部分や論点に関する認識のズレなどが把握できるおかげで、毎回充実していました。しかし、次々と章が進んでいくため復習が疎かになるとすぐ忘れてしまうため、テキストだけで復習ができるように、講義内の解説を自分が理解できるように書き加えておくことにしました。講義で可能な限り書きましたが、ほとんど修正が必要なため、自宅に帰ってから次の講義までにインターネットで同じ講義を一時停止しながら、時間的に講義の倍以上の時間をかけて聴いていました。おかげでほとんど他の勉強方法をとることはできませんでしたが、テキストに関してだけはかなりやり込むことができました。また、福満講師の暗記語呂合わせについては、単語帳を利用してちょっとした空き時間に何度も見て覚えました。
 また、同時並行で関信敏講師の「思考力完成ゼミ」を受講していました。「入門講座」と内容がかぶりますが、トピックごとに考え方やポイント等について全く新しい視点で解説されるので、毎回目から鱗の思いでした。イメージとしては「入門講座」が縦軸とすると、「思考力完成ゼミ」は横軸の様にうまくからみあって学習できたと思います。ライブでは当てられる順番が回ってくるたびにビクビクしましたが、毎回興味をそそる講義をしていただきありがとうございました。

中上級段階の学習法について

 年明け頃には主要四科目のテキスト学習が終わりましたが、私の場合、それほど過去問をやり込んだりしていなかったため、出題のポイントや考え方を身につけて対応力をつけるために「択一実戦力養成答練」、「記述式答案構成力養成答練」を受講しました。
 高城真之介講師の「択一実戦力養成答練」は毎回科目別に短めの時間で演習→解説でしたが、時間配分の練習、弱点把握にも大変役立ちました。また、解説が非常にまとまっていたため、復習用に利用させていただきました。いつも熱い講義でモチベーションを上げていただきました。
 山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」は、記述式の考え方について非常に勉強になりました。私自身ひな型として覚えていても、正直なところあまりよくわかっていませんでした。時間をかけて解説してくださるので、実態把握から登記申請書に落とし込む考え方を学ばせていただき、おかげさまで記述式問題に対して自信がつき、前向きに取り組めるようになりました。

直前期の学習法や試験当日について 

 3 月頃から模擬試験があちこちの受験指導校で始まりましたので、私は時間配分の感覚を身につけるためと、問題練習の不足を補うため他の受験指導校のものを含めて13 回模試を受けました。特に改正点の会社法人等番号については練習になりましたが、必ずしも良い結果ばかりではなかったため、落ち込むこともありました。そこは本試験に対するまでに補強しなければならないところとして、テキスト復習の重要点と気持ちを切り替えました。このことが、結果として本試験で極端に悪い科目を減らすことができ、また比較的不得意だった科目で満点が取れた結果と思います。
 また、直前期にテキストで各科目の勉強回数を増やすことが難しかったため、北谷馨講師の「択一クイック総整理講座」のテキストを使いました。講義を淡々と解説していただいたので受けやすかったですし、左側に一問一答形式の問題がついていましたので、やりがいがありました。短い時間でのポイント解説に、感謝しています。
 択一については、直前期は基本的に「択一クイック総整理講座」のテキストを繰り返しながら一問一答で演習し、細かいところを入門テキストでインプットすることの繰り返しでした。あとは、気分転換に条文や暗記帳を眺めていました。
 記述については、テキストや基礎力完成ドリルでひな型のチェックと、「記述式答案構成力養成答練」を繰り返しました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

福満賢一講師

 初学者の方にもわかるように毎回限られた時間の中で詳しく解説する努力をして頂いたおかげで、私も最後までついていくことができました。照れながら語呂合わせを言われる姿が印象的でしたが、こちらも少し恥ずかしかったです。ありがとうございました。

大阪梅田校のスタッフの方々

 いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

最後に

  つい最近、保佐人になったばかりの友人から後見制度について聞かれ ることがありました。まだ司法書士として登録してないとはいえ、友人 としての雑談とは違いつい言葉も慎重になってしまいました。また、 会社役員の頃に登記申請手続のため渡していた書類を大切に扱っていた ことを思い出しました。今度は自分が依頼人から預かり、信頼されなければならない立場になったと考えると、期待と不安で複雑な気持ちになりますが、人のために貢献できるような司法書士になれるよう、これからも経験を積んでいきたいと思います。
 それから、家族にはいろいろと心配をかけましたが、文句を言うどころか後押ししていただき、良い意味で緊張感を持ち続けることができました。また、そのほかにも様々なご協力をいただきありがとうございました。それから、趣味や同級の友人、福満クラスで一緒に勉強した方々もいろいろと相談にのっていただいたり、コミュニケーションをとっていただいたりしたことにより精神的にも落ち着いて勉強を続けることができました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

北野天満宮で頂いた撤饌が入ったおさがりです。このほかに祈願絵馬がついていました。お守りと鉛筆は試験会場に持って行きました。

テキストの書き込み。よく見ていたページには小さい付箋で目印。