兼業受験生の方こそ絞込みと繰り返しの意識を!
北谷馨講師の指導で勝負できる土俵に上がれました

上村 淳紗さん(20代)
★働きながら合格

◆主な受講講座
中上級講座》演習コース、速解記述式パターン60
直前対策講座》直前パック、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 大学卒業後は金融機関で3 年間個人営業の仕事をしていましたが、会社のやり方に疑問を感じ、不満を持ちながら仕事をしていました。この会社で10 年後も働き続ける自分の姿が想像できなかったため、別の道を探していた時に、司法書士という仕事を知りました。法律に精通して、人々の権利を守るという司法書士の仕事内容に惹かれました。難関試験で目指しがいもありそうだということで、司法書士を目指すことを決意しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

中上級段階の学習法について

 最初の試験が終わってすぐに、司法書士事務所で補助者として働きはじめました。
 年明けから伊藤塾の「択一実戦力養成答練」と「記述式答案構成力養成答練」を受けましたが、答練の講義を活かすことができませんでした。明らかに実力不足だと思いましたし、自分の勉強法に自信が持てず、これでは今年も合格できないと、常に不安でいっぱいでした。
 そんな私を変えてくれたのは、春から始まった「択一クイック総整理講座」でした。北谷馨講師の「択一クイック総整理講座」の紹介動画の、『絞り込みと、繰り返しが大事』という言葉にとても共感できました。
 また『この講座の内容をやりきれば、絶対合格できるとは言えないけど、勝負の土俵に上がることはできる』と講師がおっしゃっていて、それならばこの講座にかけてみよう、と思いました。当時の私は勝負の土俵に上がれるだけでも十分だと思ったからです。
 この講座が始まってからは、講義を聞いて、その後はテキストを繰り返し読みこむ勉強法に変えました。試験直前まで択一対策は、このテキストの読み込みしか行っていません。「択一クイック総整理講座」のテキストは、通常の入門テキストに比べてかなり量を絞っており、絞り込みと繰り返しを実現するには最良の教材だと思います。最終的には各科目10 回以上テキストを読み込みました。ちなみに私は、過去問の使い方が最後までつかめず、兼業で時間がなかったこともあって、3 月以降ほとんど過去問を解いていませんが、合格することができました。
 年明けからは早起きして職場近くのカフェで勉強するようにして、更に1 時間勉強時間を増やしました。仕事に疲れてうたたねすることもしょっちゅうでしたし、仕事の繁忙期には夜9 時まで仕事をしている日もあり、勉強できないストレスで苦しんだ時期もありました。

直前期の学習法や試験当日について

 模試を受ける時間がもったいなく感じ、模試は伊藤塾の「全国公開模擬試験」の2 回しか受けませんでした。
 私は超直前期まで成績が伸びませんでした。5 月にうけた模試の1 回目は午前も午後も20 点前半で、このままでは試験に間に合わないと、さらに気合いを入れて勉強し、ある程度の自信をつけて挑んだ2 回目の6 月の模試も、1 回目とほぼ変わらない点数で午前午後とも基準点に到達しませんでした。今年の合格は無理だと思いましたが、応援してくれている事務所のみんなや家族のことを思うと諦められませんでした。しかし、ここから私の意識は劇的に変わったように思います。それからはテキストの一字一句を全て漏らさず暗記するつもりで、写真のようにテキストに載っていること完璧に空で言えるくらいにしようと、取り組み方をさらに深くしました。仕事はありがたいことに試験前の1 ヶ月間お休みをいただけました。有料の自習室の契約をし、朝9 時から夜23 時まで勉強をする生活を送りました。ご飯を食べているときと、朝と夜、家から自習室までの電車の中では、「択一クイック総整理講座」の録音音声を聞いていました(私は無料のボイスレコーダーアプリを使って、講義を録音していました)。テキストを読み進めてから改めて講義を聴くことで、新たに気づくことがたくさんあり、また頭の中で復習できるので、かなりおすすめです。意識を変えてテキストを各科目2 回ずつ読みおえてみると、本当に急で自分でも不思議ですが、ふと『実力ついてきたかも?』と、実感が湧きました。
 年明けには全く歯が立たなかった「択一実戦力養成答練」を引っ張り出して解いてみると、主要4 科目は全て合格点を取れるようになっており、自分でも驚きました。よく直前期にぐんと実力伸びるという話を聞いたことがありましたが、まさにこのことか!と思いました。北谷講師の言葉通り、なんとか『勝負の土俵には上がれる』状態にもっていくことができました。試験はあと3週間後に迫っていました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

北谷馨講師

 北谷講師の講義は、かゆいところに手が届く、とてもいい講義でした。聞き直すたびに、理解が深まっていく実感がありました。「択一クイック総整理講座」なくては私の合格はありえなかったので、本当にこの講座と北谷講師に感謝の気持ちでいっぱいです。

仕事と勉強、両立の秘訣

 仕事と司法書士の勉強の両立はかなり大変だと思いますが、兼業生の方こそ絞り込みと繰り返しの意識を強くもてば、短期間での合格も可能だと思います。もし、私のように試験前のまとまった休みが取れるのなら、超直前期での挽回は可能です。もし、休みが取れない方でも、最初の模試を受けるまでに、自分なりに自信をもって模試を受ける状態までもっていければ間に合うと思います。自信がある状態で模試を受け、思ったような点数がでなかったときに、何が自分に足りないのか、合格に必要な勉強は何なのかに、やっと気づくことができます。そして、そこから軌道修正をし、さらに頑張ることができれば、その後実力は、ぐんと伸びます。

最後に

 最低限のことしかやらなかった私の勉強方法ですが、これから勉強する受験生の皆様、特に兼業で時間がない中で、この試験にチャレンジしている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。