単純な毎日に「このままでいいのか?」と思い受験を決意
パワーポイントで図式化された講義は
とてもわかりやすかったです

S.Sさん(30代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(福満クラス)
中上級講座》中級コース
直前対策講座》全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 大学時代に法学部に所属していたため、司法書士という職業は知っており、興味を持ったものの、合格率を見て、深く考えることもせず早々に諦めました。それから一般企業に就職し、毎日毎日企業の歯車としての日々を過ごしている間に、本当にこのような生き方でいいのかと思いはじめ、「どうせ仕事をしなければならないのなら自分だからできる仕事をしたい」という思いに至ったことから、大学時代に一度は興味を持った司法書士を目指してみようと思いました。数ある受験指導校の中から伊藤塾を選んだ理由は、大学の頃に見たパンフレットが伊藤塾だったからです。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階での学習法について

 右も左もわからない最初は、とにかく講義をきちんと聴き、ついていくのみでした。講義をライブで受け、翌日にもう一度講義を聴き、過去問を解き、3日後、そしてその1週間後にもう一度テキスト・過去問を復習し、忘れる前に反復することだけを意識して勉強していました。科目が増えるにつれてだんだんと遅れは生じますが、少しでも見直すことは欠かしませんでした。色々と手を出す余裕はなかったので、伊藤塾のテキスト、市販の過去問以外は使用していません。福満賢一講師はプラスアルファとして、パワーポイントで図解してくださったり、講義前や講義後、メール等でも質問に応えてくださったり、とても熱心に指導してくださいました。
 記述式に関しては、とにかくひな型を覚え、伊藤塾の基礎力完成ドリルを解いていました。1年目はそれでさえも満足にこなせていなかったと思います。

②中上級段階の学習法について

〈年内〉
 昨年の本試験は午前午後ともに基準点ジャストだったので、7月下旬には勉強をはじめました。昨年の本試験後に、自分は何が駄目なのだろうと考えた結果、自力で思い出すための瞬発力が足りないと思ったので、もう少しアウトプットの比重を多くしようと「択一合格エッセンス講座」を受講しました。この講座のテキストは、問題形式になっており、問題とテキストの往復が煩わしく、アウトプットと言っても変な問題集を買いたくないと思っていた私にとってはドンピシャの講座でした。年内は、初学者のつもりで丁寧に講義を聴き、テキストを読むことに徹していました。この1冊でアウトプットもインプットもできるので、刑法以外は過去問やその他のことはしていませんでした。その代わりに、かなり丁寧に条文をひいたりしていました。ちなみに、刑法は過去問からの出題も多かったので、昭和からこれまでの過去問全てのみを勉強し、その他は答練等で講師が覚えておくと良いとおっしゃった判例を過去問に書き足したりしていました。記述は「速解記述式パターン60」の問題集を繰り返し解いて基礎の再構築、プラス本試験レベルの市販の問題集を解いて体を早めに慣れさせていました。
〈年明け1~3月〉
 年が明けるとアウトプット講座が始まりますので、そのスケジュールに合わせて、全科目基準点を超えることを目標に「択一合格エッセンス講座」のテキスト(刑法以外)をひたすら繰り返していました。(憲法・刑法以外は達成というとても悔しい結果に終わりました・・・)
 「択一実戦力養成答練」では、点数はもちろんですが、戦略面でもとてもためになりました。司法書士試験は勉強ももちろん大事ですが、戦略もかなり大事だと思います。特に午後は最初から丁寧に解いていては間に合わないので、こういう場合はこうするといった綿密な戦略を立てることにも時間を割きました。
 「記述式答案構成力養成答練」では、不登法で毎回のようにひっかけにひっかかり、毎週自信を失っていました。しかし、失敗した論点をノートに書き出したり、問題を解き直したりして、本試験で同じ問題が出たら絶対間違えないと思えるまで復習しました。「記述式答案構成力養成答練」の問題はとても作り込まれていて、解けば解くほど勉強になる問題ばかりでした。この講座のおかげで、自分なりの記述式の解き方を確立できたと思っております。

③直前期の学習法や試験当日について

 直前期も変わらず、「択一合格エッセンス講座」のテキスト(刑法は過去問)を繰り返し続けていました。4月は丁寧に2回、5月は絶対に大丈夫な所は省いて3回、6月は5月と同じことを4回繰り返しました。教材をテキストに絞ったため、あれもこれもと焦ることもなく、空いた時間で無料公開講座を視聴し、指摘された予想論点を参考にし、時間を取ってその分野を見直したりもしました。模試も受けていましたが、ひたすら戦略面や時間配分を鍛えることを目的にし、点数は一切気にしていませんでしたし、模試に合わせてテキストを繰り返すということもしませんでした。結果、合格した年の模試ではSはおろか、Aも取れていません。それでも、「択一合格エッセンス講座」のテキストを繰り返していれば大丈夫と言い聞かせ、最後までぶれる事なく、テキストを読み続けました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

福満賢一講師
 福満講師、「入門講座」ではとてもお世話になりました。パワーポイントでの講義は本当にわかりやすかったです。「入門講座」が終わった後も、メール等でたくさん質問にお答えたいただき、本当に感謝しています。これからは実務の先輩としてよろしくお願いします。

最後に

 私の受験生活を支えてくれた家族に、これからは全力で恩返ししたいと思います。