単純作業の繰り返しで苦しんだ記述対策、
しかし続ければ道は開ける
点数があがれば強みに変わる、そして好きになる!!
ありがとう蛭町講師!

宮 弥子さん(30代)

◆受験回数 2回
◆主な受講講座
中上級講座》蛭町記述コース
直前対策講座》プレ模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 幼い頃から法曹に憧れを抱いていたことから大学は法学部に進学しました。しかし、法学部の授業は学説の解説が中心で非常に退屈なものでした。このように法律の勉強は自分が思い描いていたものとかけ離れたものであったため、法曹に対する興味・関心は徐々に薄れてしまい、結局大学卒業後は銀行に就職しました。
 銀行では法人営業や本部の営業店サポート業務を経験しましたが、仕事を通じて法律に触れる機会が多数あり、そのたびにワクワクした自分がいました。その気持ちは次第に強くなっていき、「やはり法律関係の仕事に従事したい」と思うようになりました。そのとき、1番身近な法律家が司法書士であったことからこの資格を目指すことにしました。なお、勤務時間や労働環境の関係で満足できる勉強時間の確保が困難だったことから、受験を決意後に銀行を退職し、受験勉強に専念していました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

 不合格だった昨年度の自分の記述の勉強法を振り返ったとき、①ひな型(土台)が疎かだったにもかかわらず、直前期まで放置していた②同じ問題ばかり何度も解いていたことから未出問題に対応できていなかった(解いた問題数が少なかった)③記述問題の解法が確立されていなかったという点が反省点として挙げられました。
そして、「2回目の受験で必ず合格したい!記述式の基準点落ちだけは絶対に避けたい!」と強く思っていたため、「記述の神様」と称される伊藤塾の蛭町浩講師の講座の受講を決めました。
 蛭町講師の記述の解法はこれまで自分がやってきたやり方と180度異なるやり方だったため最初は戸惑いました。しかし、自分流にアレンジすることなく、講義の進行にあわせて出される講師の指示に従って勉強しました。

①中上級段階の勉強法

〈年内(7月~12月)〉
 当初は講義を聞いても「フレーム・コントロール(Fコン)で基準点を突破する講座」のFコンの仕組みは訳がわからず、理解できないままテキストの問題部分の解答を写経するような状態でした。しかし、不登法と商登法を毎日5問ずつ解くと決めて、3周するまでひたすら繰り返しました。ディテール・コントロール(Dコン)で合格をとる講座」の授業が始まったときに、ようやくFコンの仕組みが理解でき、点と点がつながったような気がしました。Dコンの講義が始まってからはFコンのテキストからDコンの教材「ワークブック」に切り替え、不登法と商登法を毎日5問ずつ解き、2周しました。
〈年明け(1月~3月)〉
 Dコンの教材である「Case&Form」を徹底的にやりました。毎日不登法5問、商登法3問ずつ解き、3周しました。その際、間違えた問題に付箋で印をつけていました。1周目で解けた問題であっても、それは単なる偶然で、2周目で間違えるということも多々あったため、繰り返す毎に付箋の数が増減しました。しかし、この作業によりできない問題と曖昧な問題を抽出することができました。

②直前期の勉強法

 本試験サイズの問題に慣れるために過去問や昨年度の答練や模試等の記述の問題を活用して不登法、商登法を各1問ずつ毎日解いていました。同時並行で「Case&Form」を引き続き使用しました。ただし、前述の作業で自分の弱点を把握できていたため、付箋のついた問題のみに絞り、本試験の前日までひたすら繰り返しました。この教材は、テキストに載っている論点が全て網羅されているため、繰り返すたびに精度が上がり、各受験指導校の答練や模試のどの問題に対しても臆することなく対応できました。また、解くスピードも格段にあがり、時間がないと一般的に言われる午後の試験でも必ず20~30分程度あまるようになりました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

蛭町浩講師
 蛭町講師の講座を受講して正解でした。これまでの自分のやり方を変えるというのはとても勇気が必要でした。最初は正直、半信半疑で講義を受講していましたが、最終的にはこれまでのやり方が間違っていたからこそ合格できなかったのだと気づけました。
 勉強が進むにつれ記述が得点源となり、自信につながりました。その結果、本試験において記述4位という好成績で合格することができました。私を正しい方向へ導いてくださり、本当にありがとうございました。

最後に

 記述式対策に特化してこの体験記を執筆しました。もし、この私のページを読んでくださっている方の中に記述が苦手という方がいらっしゃれば、このページのどこかに解決法や苦手意識を取り除くヒントが見つかればと思っています。
 基礎が固まるまでは単純作業の繰り返しなので何度も途中で投げ出したくなったりしました。しかし、根気強く続けるといつか必ず道は開けます。点数が伸びれば強みに変わり、自ずと好きになれます。迷ったときには師事している講師の指示を信じて頑張ってください。

浮き沈みする直前期を乗り越えられるようにと手帳にメモした心掛けです。蛭町講師のお言葉も含まれています。