実家の農業をしながらの受験。
初めて受講した伊藤塾の講義で合格を実感
もっと早く受講していれば、もっと早く収穫できた...

T.Hさん(60代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
中上級講座》中上級コース
直前対策講座》直前パック

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 長年、地方公務員として働いてきましたが、両親が高齢になったことなどの理由で、3年前の3月末に早期退職しました。その際、退職後は、桃の収穫時期である夏場を中心に実家の父の農業を少しだけ手伝いながら、司法書士の資格を取ろうと決めていました。
 実家の農業を継ぐという選択肢もあったわけですが、農業の経験と技術がほぼ皆無であり、体力的にも難しいと感じていたのでとにかく資格を取ろうと思いました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 まず、3回の受験で合格しようと目標を定めました。
 退職後すぐの受験では、午前は基準点まであと一歩でしたが、午後は全く歯が立ちませんでした。まずは、雰囲気を経験するための受験くらいに考えていたので特にショックもなく、桃の収穫が終わった9月から翌年度に向けて独学で過去問中心の勉強を開始しました。そして2回目の受験では、午後の択一式だけ基準点を超えたものの他はダメでした。特に記述は見るも無残な答案でした。そしてまた、桃の収穫が終わった9月から3度目の受験に向け独学で過去問中心の勉強を開始しました。ただ、3回目までの合格を目標にしていたので、直前期には他校の直前講座を受講して受験に備えました。しかし、記述式の時間を十分確保できず焦ってしまって、マーカーで印をつけ確認した論点をすっかり失念してしまい、あえなく不合格となりました。あまりのふがいなさに落胆してしまいましたが、これではいけないと気を取り直して、来年は絶対合格するぞとの思いで、インターネットで伊藤塾を見つけました。

②中上級段階の学習

 私が受講したのは、「中上級コース」(インターネットクラス)でしたが、不合格を確認した後の申し込みだったので、講義スケジュールはすでにだいぶ進んでしまっており、最初は追いつくためにひたすら過去の講義をこなし、追いついてからは、テキストも繰り返し復習しました。その過程で、独学ではぼんやりしていた部分の多くが「ああ、こういうことだったのか」と納得でき、次はいけるかもしれないという気持ちがわいてきました。また、これまでの試験では記述式の時間が十分確保できていなかったのですが、午後の択一式の時間短縮の方法を学ぶことができたのは結構大きかったのではないかと考えています。(さすがに私の場合は1時間で解くところまではいきませんでしたが、なんとか70~80分以内で解いて記述式に100分以上を確保することができるようになりました。)

③直前期の学習法や試験当日について

 直前期に入ると、何となく落ち着かなくなり、今年も駄目だったらどうしようといったマイナス思考がたびたび頭の中をよぎり、日々ストレスを感じていましたが、とにかく伊藤塾の教材だけを繰り返し復習しました。試験当日は、テキストなどは持たず、記述で私がよく間違う論点を箇条書きにまとめたものだけを持参しました。もちろん緊張はしたのですが、やるだけやったという気持ちもあり比較的落ち着いて臨むことができました。そして試験終了直後は「合格だな」と思って会場を後にしましたが、夜、ネットで記述の解答例を見て基準点に達するかどうか急に不安になりはじめ、筆記の合格発表の日までがとても長く感じられました。発表当日、自分の番号を見つけた時は、年甲斐もなく思わず何度もガッツポーズをしてしまいました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

宇津木卓磨講師
 各講師のアドバイスを素直に受け止め、できるだけ実践するように心がけました。また、宇津木卓磨講師が時々話されたちょっとした励ましの言葉が、気持ちの支えとなりました。

最後に

 今は受験から解放されホッとしていますが、もっと早く伊藤塾を受講していれば、当初の目標どおり3回以内で合格できたのではないかと思うとちょっと損をしたような気もしています。
 私も結構な歳ですが、今年の合格者の最高齢者は80歳であったことを知り、感心することしきり。私もこれからさらに研鑚を重ねて少しでも誰かの役に立てるようになりたいと思っています。