石の上にも13年!!
13回目のチャレンジでつかんだ合格は家族のために

川原 隆司さん(40代)

◆受験回数 13回
◆主な受講講座
中上級講座》演習コース他

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

今は昔。そう、あれは2007年当時…。
仕事で土地の管理等を行う業務を担当していた時代、不動産の販売営業、譲渡、決済及び登記手続きを行う必要があり、自ら契約書作成や不動産登記申請書を作成する必要性に迫られました。しかも、相手方には認可地縁団体も…。
もともと法学部卒で、入社後も法律には興味のあった私は、当時、行政書士に合格したばかりという状況。もちろん、不動産登記法等に関する知識は皆無に等しい状況で、改正法の施行もあり、直接法務局に何度も照会を行うも登記官の発言内容すらなかなか理解できない始末(登記識別情報と登記情報提供サービスとで何が違うのかも良くわかっていませんでした(笑))。
社内での法律専門家を目指していたこともあり、「より深い法律や、登記に関する知識を修得するため。」に、勉強をスタートしました。

伊藤塾を活用した学習方法

2倍速、そして2次元の蛭町浩講師、小山晃司講師、山村拓也講師、高城真之介講師、宇津木卓磨講師と「大変恐縮ながら」大親友にならせていただきました。
仕事をしながらだったということもあり、「すべてWebでの受講」で、隙間時間は常に私の勝手な都合で私にお付き合いいただきました(実際の3次元の講師の方々ならどんなに嫌なことでしょうか…)。
そう、大先生方々と大親友となったきっかけ、思い出の日は、遡ること2010年。受験は2007年から開始していたものの「全く」基準点にすら遠く及ばなかった私を温かく包み込んでくれました(少し盛り過ぎ!?)。
そして、はじめてできた大親友は、あの熱い熱い小山講師でした!第一印象の小山講師は角刈りの「まるでこち亀の両さん」。この小山講師との巡り合わせのおかげで、はじめて全科目である11科目のインプットができました。
そして、小山講師の教材を何度繰り返してもどうしてもなかなか記憶できない事項を中心に、「間違いノート」にまとめました。
ちなみに、この2010年度に作成した間違いノートは、その後も毎年法改正情報も書き込み、都度修正のうえ、合格した今年の試験直前まで使用しました。
なお、2011年度以降は、飛び飛びの受講にはなりましたが、年末年始の中上級演習コースを中心に受講し、改正情報を入手しつつ、択一・記述の演習を行いました。
ただ、本当に必死にこの貴重な教材を何度も何度も何度も繰り返したのは合格した今年がはじめてかもしれません…。

不安や疑問の解消とモチベーションアップ

私の場合、業務上、土地の管理等を扱う仕事や法務担当をしていたということもあり、日々の仕事の中で常に顧問弁護士等から法的刺激を受けることができた状況でしたので、基本的なモチベーションは自ずと維持できたと思います。
ただ、やっぱり年末が近づいてくると、「あぁ、あと半年で試験かぁ…」という憂鬱な気持ちが襲ってくることも…。
そんなときは、「朝一番」トイレで過去問と、友達付き合いをはじめました(朝からトイレに連れ出された過去問にとってはさぞかし過酷だったでしょう。「本」権侵害です。また、おかげで痔になりました。あ、治療済です)。
朝から問題に触れて頭を巡らせると不思議とその一日の勉強は苦にはなりませんでした。「人間は、3秒経ったらやらなくて良い理由を探す」と言われているとおりです。
また、他人事のようですが、というか完全に他人事で恐縮ですが、仮に私のように直接仕事で法的刺激を受けていなくとも、仮にどのような仕事に携わっていても、仮に会社の営業担当や経理担当であっても、仮にアルバイトで喫茶店、警備、清掃等を行っていても、この試験に対する能動的な思考が持てるのであれば、「この契約書の条文おかしいよなぁ。そもそもなんでこんなこと書いてあるのだろ」「客から、サンドイッチに虫が入っているというクレームがあり、即座に交換したけど、仮に放置して対応しなければどんな法的責任を追及されるのだろう」「いい加減に掃除したら誰が困り、どのような法的責任を追及できるのだろうか」など、きっかけはいくらでも探せると思います(「お前が言うな」と思われるかもしれませんが、大切なのは法的な妄想をすることだと思います)。
また、暗記すべき事項「原登印住号代理混一…」「登記記録から読み取れる根抵当権の元本確定事由」(山村講師からの不動産登記法に関する伝授事項。)や「ユーカリの葉っぱが唯一の七分咲きで優先だね…」(高城講師からの伝授事項)」などは少しの隙間時間でも頭の中で復唱できます!

伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ

蛭町講師には、「登記とはなんぞや!」という基本構造を教えていただきました。実体・架橋・手続、要件事実等々、書式に取り組む際の礎になりました。
小山講師からは、「熱い熱いとってもあつい元気と笑顔」をいただきました。また、私のはじめての11科目のインプットに付き合っていただくことになり、「本当にありがとうございます!」。講師の教材から作成した自身の「2010年間違いノート」を、これからは「小山ノート」と呼ぼうと思います。
山村講師には、本当に、ほんっとに!わかりやすい「答案構成術」を教えていただきました。世間では、一部「今年のような午後択一の問題分量が多い年に、答案構成用紙を使っている時間はないし、非効率だ。」という意見もあるようですが、そんなことは絶対にありません!断言します!確かに、今年は例年に比するとまだ答案構成しなくともやりやすかったとは思います。ただ、頭の中の構成や問題文白紙箇所へのちょい構成だけでは難易度が少し増しただけでも整理がつかなくなり、大きな失点につながること間違いなしではないでしょうか。
少なくとも、今年を含め私は毎年「時間内に」答案構成用紙も答案用紙も埋めることだけはできていましたので…。
高城講師、宇津木講師には、択一実戦力養成答練で本当にお世話になりました!お二方ともには「Aランク問題を取りこぼさない重要性」を親身になって教えていただき、おかげ様で身体にも染み付きました。山村講師を含め、イケメン3兄弟と呼ばせていただきます。(蛭町講師と小山講師は別格ですので悪しからず…)。

自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

①失敗談

「宅建士、マンション管理士、管理業務主任者、行政書士と連続して合格してきた自分だから、きっと司法書士も大丈夫でしょ!」という甚だしい勘違いから、1年目は過去問演習からいきなりはじめてみました。
ただ、それだけでは特に手続法に関してはほとんど理解できませんでしたし(何が原則で何が特殊な暗記事項かもわからない。)、今になって考えると、良くも悪くも、これが13年連続受験することになった原因でしょう…。
今になって考えると、はじめにがっつりと入門講座等を受講し、「基礎基本基礎基本基礎基本」の土台をつくりながら過去問も演習していった方が結果的には理解も合格も早かったと思います…。

②成功例

「演習コース」ですが、合格した今年は、2倍速・2次元の講師の方々とより深い仲になることができましたし(主に山村講師と宇津木講師に通勤時に動画でお付き合いいただきました。)、過年度の教材も含めて今年ほど直前期に「何回繰り返したかわからなくなるくらい必死に」繰り返したことはありませんでした(もちろん絞り込んで繰り返していきました。10回は超えていたと思います)。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

石の上にも13年。努力は知らず知らずのうちに積み重なっています!
毎年「本気で準備をし、本気で受験している」貴方のことは貴方が一番知っているはず!
また、これからはじめる方に、幸いにもこの司法書士試験が貴方の目に「少しでも」留まったのであれば、考えるよりはじめましょう。何よりスタートダッシュ時は、PDCAのD(do)先行型で行くことが大事だと思います。そして、やりながらC(check)し、次のA(action)に移し、合格へのP(plan)を少しずつ詰めていきましょう!!
最後になりますが、13年もの長きに亘り、私の心を支え、小遣いとは別に受講料を家計から支援してくれた妻に、この場を借りて改めてお礼を言いたいと思います。
「本当にありがとう。これからも末永くよろしくお願いいたします」
また、息子と娘に対してもこの場を借りて、
「君たちがこの世に生を受ける前からお父さんはこの試験の勉強をしていたよ!努力は君たちを裏切らない!やりたいことがあれば、(公序良俗に反することを除き)どんどんチャレンジしてね!!」