大事なのは、成績等に一喜一憂するのではなく、
分析と対策を講じること

M.Kさん(30代)

◆受験回数 3回
◆主な受講講座
中上級講座》択一実戦力養成答練
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は大学卒業後、事務職をしており、安定した給与の下で、生活をしていましたが、果てしてこのままでいいのか、人生を終わるときにあたり、自分は後悔なく終えることができるのかと考えておりました。
そんな時、大学の先輩が司法書士として開業していることを思い出し、話を聞くにつれ、司法書士というものに憧れを抱き、一念発起して、専業にて勉強をはじめ司法書士に「絶対」になってやると決意しました。

伊藤塾を活用した学習方法

私は学習3年目において、「択一実戦力養成答練」を受講しました。これは、2年間専業で勉強した私には、非常にマッチした講座であったと今実感しております。
過去問を10回20回も繰り返して解いていた私は、正直過去問の答えや結論を覚えてしまっていたため、過去問の演習は刺激のないただの作業になっていました。そんな中、宇津木卓磨講師と電話カウンセリングをする中で、この講座をすすめられ思い切って受講し、はじめて解いてみたときに、非常に楽しかったと記憶しております。
なぜならば、この講座の問題は「あなたは法律を理解していますか?」といったところに重点が置かれているからです。ただの過去問の焼き直しではなく、様々な論点をふんだんに取り込まれた質の高い問題は、勉強がマンネリ化していた私にとって非常に価値のある講座であったといえます。純粋にただ条文を知っていますか?という問題ではなく、条文を「知ったうえで、理解し、使いこなす」という作業がこの講座には求められていました。
もちろん、過去問の演習を繰り返すことは否定するつもりは一切ありません。過去問演習は最重要のアウトプットであるのは間違いないと考えております。しかし、過去問だけではカバーしきれない未出の論点や、条文知識、条文を使った事例に問われ方がこの講座には凝縮されております。
そして、ただ解いて暗記するのではなく、「どうしてこのような結論になるのであろうか」と常に理解する気持ちで受講することにより、きっとレベルが大幅にアップし、大きな糧となるでしょう。勉強がマンネリ化した受験生にはぜひ受講していただきたい講座とおすすめいたします。
また、私は「全国公開模擬試験」を受験しており、これはいい腕試しと現在の自己分析のツールにもってこいでした。
質の高い問題を、本番と同じ環境で受けることにより、試験本番を想定したシミュレーションを重ねることができ、本番に備えることができました。
なお、模試等に慣れてしまい、午後の時間があまる受験生がいましたら、おすすめとして、わざと午後の試験始まってから15分は何も解かずにあえて、15分遅く解いてみてください。焦りと緊張の中で解くことを経験しておくことは試験本番においても有意義であると思います。

不安や疑問の解消とモチベーションアップ

私の主観ですが、不安を感じない受験生は皆無であると考えます。1年目の模試では、いい成績をとった記憶などありません。初学者の方はひょっとしたら挫折を感じるかもしれません。2年目以降では、自惚れるつもりや天狗になるつもりはありませんが、私は模試等で全国上位の成績をとろうと、不安は常に身近に感じていました。
私は、そんな中最も大事にしたのは同じ受験生と講師との会話です。
傷を慰めあうのではなく、自分が今どのような点に不安を感じているか、その解決法はどうしたらいいのか、第3者からの客観的な目線により、自分に足りないもの、自分が不安に感じなくてもいいことを分析することは非常に有意義であったと感じております。
大事なのは、成績等に一喜一憂するのではなく、分析と対策を講じることだと考えます。

伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ

私は3ヶ月に2回程度、宇津木講師と電話カウンセリングをしておりました。講師は私の試験に関する細かい内容だけでなく、精神的な不安を親身に相談にのってくれ、非常に大きな精神的な支えになってくださいました。
感謝の念でいっぱいです。

自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

失敗としては、講座にセットでついてくる教材や問題のほかに、先輩受験生等のアドバイスで、別の教材や問題等を購入してしまったことが挙げられます。
あれもやらなきゃ、これもやれなきゃと焦ってしまい、最も大事にすべき教材を消化できなかったことがあります。もちろん、知識の幅を広めることはとても大切なことです。しかし、まずは修得すべき知識を覚え、理解することが先決だと思います。
最悪なのは、手を広げすぎて共倒れになることです。
例えば不動産登記法であれば、5冊の様々なひな形テキストをなんとなく読むよりも、1冊のひな形テキストを全て暗記するほうがずっと効果的です。人によってテキストが合う・合わないはあると思いますので、自分にあうテキストを繰り返し繰り返すことが肝要です。
そして、自分にあうテキストがわからない方は、本講座のテキストのみをしっかり繰り返してください。
繰り返しになりますが、あれもこれも手をだすのではなく、1冊のテキストを極めてください。マニアックな知識を知っていてもそれが本試験に出るとは限りません。出たとして重要な基本知識の組み合わせで正解を導きだすこともできますし、導き出せなくて間違えても、それは合否には影響のない肢にすぎません。
成功としましては、朝勉強と歩き勉強です。
もちろん、朝時間が取れない方がいることは重々承知しております。しかし、私は休日に夜12時から朝5時まで勉強するよりも、毎日朝5時に起きて1時間前日の知識の確認やテキストを読むほうが非常に効果的に勉強することができました。
また、職場や自習室に向かうときには、恥を捨てて二宮金次郎のように本を読みながら向かいました。周りにどう思われようと合格しなければこの試験は意味がありません。やるは一時の恥、やらぬは一生の恥。最初は恥ずかしかったのですが、次第に慣れていき、この細かい時間の積み重ねが合格に結び付いたのではないかと感じております。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

今勉強中の方は、本当に辛いと感じているかもしれません。私もつらかったです。なんで、こんなことになっているのだろうと何度も思いました。挫けそうになったこと回数は両手では足りません。
でも、諦めないでください。
正しい勉強法をし、正確に自己分析し対策をたてることで司法書士試験は合格できます。
筆記試験合格後は、世界が変わります。
空が高く青く見えます。
この景色は辛い受験時代を経験した受験生でなければ見ることができません。
合格後のビールは世界一美味しかったです。
立ち止まってもいいのです、ただ諦めないでください。
 
今、司法書士を目指している方へ、細かいことをいうつもりはありません。ただただ、私は、司法書士を目指して本当によかったと感じています。
司法書士の勉強を通じて自分が少し高みに到達できたと感じています。
法律の勉強をするという意味では司法書士の勉強は大きな糧になるでしょう。
迷ったら勉強してみてください。

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