R.Sさん(50代) パート

◆受験回数 5回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(福満クラス)
中上級講座》記述式攻略コース、思考力完全マスター講座
直前対策講座》直前パック

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

もう10年以上前になりますが、何か資格を取りたくて宅建の資格を取った後、司法書士という資格があることを知りました。当時の入門講座のガイダンスで、人のために尽くす司法書士の生き方を話されていて、「私も子どもの頃、こんな生き方をしたかったのだ」と心底感激して、受講をはじめたのが最初です。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

入門講座再び
その時は講座を最後まで受講するのがやっとで、その後受験から離れていました。5年後に伊藤塾から案内が来たのがきっかけとなり、福満講師の入門講座を途中から受講しましたが、民法までしかできませんでした。2年後、仕事を辞めたこともあって、次を考える必要もあり、今度こそという気持ちで再び福満講師の入門講座を受講しはじめました。その時、以前のテキストを見ると、なぐり書きが所々あるくらいで、講義の内容がわからず、これではいけないと、講義中、講師が話される内容をひたすらテキストに書き留めることにしました。これは当時合格体験記で合格者の方が書いておられた方法です。指示されたマークの箇所は、決めた色のマーカーでアンダーラインを引くことにし、「書き留めてほしい」と言われた箇所は、これも決めた色のマーカーで囲み、自分の書き込みとは区別しました。何年後にもテキストに戻ると、たくさんの書き込みから当時の講義が浮かび上がり、そのたび、ここまで教えてもらっているのだから頑張らなくてはと感激したものです。
 
記述コースの受講
3年目に思い切って「記述式攻略コース」を受講したのは、蛭町浩講師が言われることに深く共感したからです。択一を要領よくできそうにない私は、記述にこそ勝機があると思いました。また、雛形練習大嫌い人間でもありましたが、司法書士の資格を取る以上、登記ができなくてはと思ったからでもあります。
理解は追いついていなくても講義を必死に聴いて書き留め、ドリルやC&F等を繰り返しました。毎日10分するようにとのことで、10分の時間が取れないとはさすがに言えなかったからです。昨年は模試などの問題を多く解いているからいいかと、ついつい疎かにしてしまい、本試験前には再開しましたが、結果、本試験の不動産登記法の記述に手こずることになりました。基本は絶対疎かにしてはいけないと痛感しました。講義で話されることも、当初は自分がしていることも、その時はよくわからないのですが、後になって「こういうことだったのか」と理解が追いついてくることが多かったです。
また、雛形練習大嫌い人間は、大きく変わっていきました。以前は、雛形練習が砂を噛むようで苦痛で仕方なく、また、書いても身につきませんでした。C&Fの解答ページには、登記について判断すべき必要な内容が簡潔にまとめられており、苦痛どころか、知りたいことであって、それらをいつも一通り目を通しました。
間違いノートの作成の替わりに、C&Fに間違えた箇所を徹底的に書き込むことにしました。ごっちゃになってよく間違えるものは、お互いのリンクページを書き込みました。これは、入門講座の時に福満講師が、比較の視点からテキストのリンクページをよく教えてくださっており、その方法を自分でも真似していて、その応用です。何周もすると、自分専用の詳しいマニュアルのようになりました。テキストもそうですが、徹底的に書き込むことで、その時はよくわからなくても、後で戻った時に理解を助けてくれ、かなり力になってくれます。テキスト等に命を吹き込む感じです。
また、Fコン、Dコンを使って問題をどう解くか、任期計算ドリルの方法を答案構成用紙にわかりやすくどう書くか、自分なりの工夫を重ねることが、力がつくことにつながったように思います。また、苦手だった択一の登記法も同時にできるようになっていきました。
 
直前期
直前期に精神的に荒廃している時、マイページの自分の質問の履歴を読み返しました。結果に結びつかない頃の私が、連日のように一生懸命質問をしていました。また、講師の方々は私の本当につたない質問に対して、噛んで含めるように説明をしてくださっていました。それらを読んで、自分をけなすことはできなくなり、勉強を続けることができました。昨年の本試験の1週間近く前には、任期計算のことで困って質問をしたところ、近年変更になっていたことを的確に教えていただき、安心して本試験に臨むことができました。この場を借りて、お礼申し上げます。
 
本試験
4年目ではじめて基準点を超えることができ、択一の上乗せ点は3問分でしたが、合格点まであと3.5点あればというところまで来ました。昨年は、直前期に今までになく多くの模試を受けましたが、受ければ受ける程成績は悪くなり、特に午後択一は商業登記法の問題文を読む時間もなく、危機感は大きかったです。本試験では問題文を絶対に読みたいと、不動産登記法から順に解いていくことにしました。午後択一にはマークシートの見直しを入れて75分かかることは想定内で、記述は欄を全て書くと決めていました。午後の試験開始前、どれだけできるかわからないけれど、試験委員の聞かれることに誠実に答えようと心の中で繰り返しました。結果は、午前は振るいませんでしたが、登記法が得点できたことで、午後択一の成績は良く、記述は不動産登記法に手こずりましたが、思っていたよりは点をもらっていました。まだまだではあるものの、必死で駆け抜けたら、合格させてもらっていたという感じです。

伊藤塾各講師へのメッセージ

受験を続ける過程でボロボロになっても、気づかないところで実は多くの支えがあり、多くのことを手に入れていました。「失えば得る・・得れば失う」という蛭町講師のお言葉通りです。これからもそのことを肝に命じて、進んで行こうと思います。
伊藤塾で学べたことは、言葉で言えないくらい私にとって大きな財産となりました。講師の方々、質問受けや問題作成担当講師の方々、スタッフの皆様、お一人お一人に心からお礼申し上げます。

書き込みいっぱいのテキスト

書き込みを繰り返してマニュアル化したC&F

初めて法律の学習を始める方

司法書士入門講座

学習経験者の方

司法書士中上級講座