T.Tさん(40代) 公務員

◆受験回数 3回
◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース、演習コース、記述式攻略コース、「思考力」完成コース
直前対策講座》択一登記法集中演習講座

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

私は大学卒業後、ずっと国家公務員として働いておりますが、仕事で登記に関わったことがきっかけで、司法書士という資格に興味を持ちました。また、大学で法学部だったということもあり、もともと法律に興味があったことから、司法書士試験の受験を決意しました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

仕事は残業が多かったため、平日の勉強時間を確保するのには苦労しました。特に試験直前期に繁忙期が重なっていたため、終電で帰ることも多く、勉強時間がとれないことがストレスでした。なんとか勉強時間を確保するために、通勤時間の電車の中やお昼休みにご飯を食べながら講義を聴いたり、参考書を読んだりしていました。直前期には早起きをして、出勤前に記述式の勉強などをしていました。これらの勉強は時間の制限があるので、だらだら勉強することなく短時間でも集中して勉強することができました。
また、休日は、家ではなかなか集中して勉強することができなかったので、喫茶店やファミレスに行くなどして、環境を変えて勉強していました。

伊藤塾のこの講座が良かった

まず、自分が受講して特に良かった講座を一部紹介します。
 
①「『思考力』完成コース」
司法書士試験は暗記の試験という人も多いと思います。確かに合格するためにはある程度の暗記は必要ですが、この講座は、本質を押さえることを重視しており、この講座を受けたことによって、考え方、理由付けをしっかり学ぶことができたので、暗記量をぐっと減らすことができたと思います。単なる暗記ではない理解を伴う勉強は楽しいですし、最初に勉強をはじめた頃の、「法律の勉強って楽しい」という気持ちや、分かったつもりになっていた知識についても、「これってそういうことだったのか」という新たな発見があり、本当に楽しく勉強ができました。
 
②「択一登記法集中演習講座」・「民法改正集中演習講座」
問題が分野・ランクごとに整理されており、テキストもイラストが豊富でわかりやすいものでした。解説も制度趣旨を重視したもので理解が深まりました。このテキストは問題演習の素材としても、知識を整理するツールとしても、最後まで役に立ちました。
 
③「アドバンス記述式演習」
記述式の頻出論点について、「似ているけど違う」事例を比較・整理して基礎的ないろんなパターンの事例の解き方を修得できました。ここで学んだものは本当に重要な論点ばかりなので、直前期においても復習して、穴ができないように心がけていました。
 
④「記述式攻略コース」
「記述の神様」といわれる蛭町浩講師の記述式対策講座です。伊藤塾に通っているならやはり蛭町講師の講義を受けてみたいと思い受講しました。蛭町講師の講義は、蛭町講師ならではの深い知識と分析力に基づいて、理論的・体系的に、流れるようにお話をされるのが印象的でした。また、記述式試験を攻略するためはどのような勉強をし、答案をどのように書いていくべきか、その方法についても学ぶことができ、受験テクニックという面でも勉強になりました。さらに、蛭町講師は講義の前後など空いている時間はいつも講師の方から、「何か質問はないか」と話しかけてくださり、質問しやすい環境を整えていただいたので、疑問に思ったことをすぐ質問することができ、疑問を残すことなく次の学習に進むことできました。
 
⑤「択一実戦力養成答練」・「記述式答案構成力養成答練」
年明けの学習のペースメーカーとして最適で、とにかく問題が良質でした。一段深い勉強ができ、繰り返し解くことで、実力がついていくのが実感できました。また、本試験を見据えてのトレーニングにもなりました。
 
(2) なお、伊藤塾は講座以外にもすばらしい書籍を発行されており、非常に役に立ったので、その一部を紹介します。
 
①「うかる!司法書士 必出3300選シリーズ」
まとめ本として最高のツールだと思います。コンパクトで持ち運びしやすいので、使い勝手もよく、本試験のときに会場に持って行ったのもこの本でした。答練や模試で間違えた問題をこの本に書き込むなどして、情報の一元化をしていました。直前期における知識の整理にも絶大な威力を発揮しました。
 
②「司法書士記述式対策 フレーム・コントロール 不動産登記法」「同商業登記法」
答練や模試に出題された記述式の問題を何度も復習することはそれ自体非常に有益です。ただ、それだけだとどうしても論点の穴ができてしまうので、もっと体系的な学習をしたいと考えていたときに出会ったのがこの本でした。
持ち運びしやすく、事例が豊富で知識の比較、整理に非常に役立ちました。記述式の勉強をするときには常に手元にこの本を置いていました。特に枠ずれ防止や、申請個数の判断をするのに役立ちました(※ただし、発行から時間がたっており、内容が少し古くなっているので、民法改正対応版の発行が望まれるところです。)。
 
③「司法書士過去問 伊藤塾セレクションシリーズ」
重要な過去問のみが厳選してコンパクトにまとめられている過去問集です。私は仕事をしながらの勉強でしたので、過去問を全てやるなど時間的に無理でしたし、幅広くやるより、厳選されたものを繰り返し勉強する方が知識が定着し、効率がよいと考えていました。この点、セレクションは、効率的に過去問を学習するうえでもってこいの本でした。過去問の学習はこのシリーズだけで十分でした。

伊藤塾各講師へのメッセージ

コロナ禍で試験が延期されたときや試験直前など、受講生に対し、その時期に応じた心に響くメッセージを発信してくださり、精神面でも非常に勇気づけられました。
合格は伊藤塾の各講師、スタッフの皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

働きながらでも、正しい方向でコツコツ確実にやるべきことをやっていれば試験合格は不可能ではないと思います。頑張ってください。

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