今まで3ヶ月以上根詰めて勉強したことがなかったため、長期間の勉強を投げ出さずにやれるかという不安がありました。そこで、問題を1周回すごとに背表紙にシールを張り回数を可視化できるようにしました。途中、理解よりもシールを張ることに夢中になるというマイナス面もあったのですが、何とかやり遂げることができました。
また、常に「自分は人よりどんくさいのだから、人の2倍は努力しないと合格できない」とつぶやきながら取り組みました。そのため勉強時間は毎日記録していました。合格までに6071時間かかりましたので、ネットによく書かれている3000時間の2倍かかったことになります。
やってよかった勉強法とまでは言えないのですが、印刷スピードの速いモノクロレーザープリンターを購入して答練などの問題をガンガン印刷して解きました。
仕事柄、時間も不規則でしたし、行政書士業務もあり、時間が限られていたため、「いかに短時間で効率よく覚えるか」を意識して学習しました。タイパを重視し、すきま時間を最大限に活用できるよう工夫しました。iPadを使用し、アプリの「GoodNotes」を利用して、いつでも持ち歩き、電車の中や待ち時間など、どこでも復習できる環境を整えました。その結果、学習を日常の中に無理なく組み込み、限られた時間でも確実に理解を深めることができました。
1日あたり5時間で、一週間あたり50時間勉強していました。仕事の休憩中でも勉強していたのでもう少しあるかもしれません。
記述の雛形は練習しなくて教科書の裏の方をずっとみて、記述式答案構成力養成答練と過去問で記述の勉強をしていて、択一式は36年分の過去問をしていました。
工夫したことといえば、教科書を読んで仕事中とかお風呂とかで思い出すということをしていました。
これの何がいいかというと、思い出せないところを自分がわかっていないと気づけるからです。
その後、すぐに思い出せないところを教科書で見る、その繰り返しをしていったら記憶の定着率が大幅に上がりました。
失敗したことといえば、もっと他の教科と結びつければよかったなと思いました。
民法・憲法・刑法は大学での学習経験があったので、主に午後の科目のインプットに時間をかけました。
よく過去問演習などのアウトプットに時間をかけたほうが効率的であるという話を聞きますが、私は一度自分なりに内容をまとめることで理解し記憶することが得意だったので、科目ごとにB6のノートを用意し、覚えたい範囲や演習で間違えた内容を書き溜めることに時間を割きました。それを移動時間に見返したり、同じ箇所を間違えたら該当のページを確認したり追加情報を書き足したりとオリジナルの辞書のように使いました。作成に多少時間がかかりますが、何度も見ているとどこに何が書いてあるか覚えてくるので、本試験の時もページの画像が脳内に浮かんできて助けられました。
テキストはマーカーを引いても目がすべって内容が頭に入ってこなかったので、自作ノートの内容に疑いが生じた時や、正しい言い回しを確認したい時などに補助的に使用しました。
勉強時間は、講義を視聴している段階では一週間で10〜20時間(一日1〜4時間)、4月以降自分で勉強するようになってからは30〜50時間くらい(一日6〜9時間)です。
勉強開始時は過去問などをもって会社に行っておりましたが、非常に重く、満員電車では読みづらいという点もあったため、8インチのタブレットを購入し、全てPDF化し、テキストから問題集、六法まで全て1台のタブレットに収納したうえで、タブ切り替えのみで全ての本を読める状態にしました。
勉強開始当初は、テキストを読むことを重要視しておりましたが、合格前3年間ほどは、ほぼテキストは読んでいませんでした。それどころか択一の勉強すらしない状態でした。それでも午前午後ともに30問くらいは獲得できるほどでしたので、前半7年間が功を奏したのだと思います。
記述が長年ネックになっておりましたが、伊藤塾の講義の中で答案構成用紙を書く方法を教えてくれますが、これを一切省略せず、むしろ自分で必要な情報を加筆するほどに、みっちりと高速で書く練習をして合格に至りました。
カウンセリングでいただいたアドバイスをもとに実施した「毎日ルーティン」は、無理なく続けることができました。これは、憲法と刑法を除くマイナー科目の過去問を1日2〜3問解いていくというものです。お風呂に入る時などに実施することでルーティン化しやすくなり、勉強から離れることが多かった私でも続けることができました。
また、アクリルのパネルにパワーポイントを貼り付け、それを歯磨きの際などに眺めるというのも効果的でした。
もともと私はまとまった時間が取れた時にしか勉強をしないスタイルでした。
隙間時間に勉強することが苦手でしたが、伊藤塾のアドバンス講座を受講してからは移動時間に動画を見ることにしました。
最初は、キリが悪いのが嫌で最初から最後まで見られる時じゃないと見られなかったのですが、そのうち短い時間でも分割して講義を受けられるようになりました。
また、仕事の休憩時間には過去問を繰り返し解くようにしていました。
移動時間と合わせて隙間時間で一日約2時間は勉強ができていたと思います。
平日は隙間時間+仕事が終わって寝るまでの時間で合計4〜5時間、休日は10〜11時間勉強していました。
週に換算すると45時間前後勉強していました。
失敗したことは伊藤塾に通うまでは独学で勉強をしていて、主に過去問の勉強しかしていなかったことです。
また、記述式も過去問しか勉強していなかったので応用が効かなかったことです。
記述式は後悔と反省しかありません。十分に準備ができていない意識のまま本試験を迎えてしまいました。
フルタイム勤務と子育て、試験勉強を両立させるため、私は「時間を作る」のではなく「時間を発見する」意識で学習しました。通勤中に復習として講義を流し聞きし、外回りや昼休みにはアプリを活用して問題演習等を徹底。公園で子どもを見守る時間も、テーマを絞って暗記する時間に使いました。短い時間ですが、暗記等に割り切って積み重ねたことが効果的だったように思います。
フルタイムで働いていたので勉強時間を捻出するために朝4時に起きて勉強、昼休みもテキストを見たり帰ってからも寝るまでは勉強し、1週間の平均勉強時間は50時間くらいは勉強していたと思います。
他の専業受験生に比べたら勉強時間が少ないと感じていたため、「何を勉強するか」より「何を勉強しないのか」を常に意識していました。
基本的に入門講座のテキストと厳選過去問集を繰り返し読み解いていました。
振りかえって考えると教材を絞ったことで初回受験で合格できたのだと思います。
あらかじめタスクを決めてそれを日々こなしていくことが安心につながるタイプだったので、綿密に勉強計画を立てていました。「次回の模試で何点取りたいか→そのためにテキストを何周回すか→1日あたりどれだけ進めるか」というように大きい目標から逆算して日々の小さいタスクまで細分化することを意識していました。
プラクティカルコースでは演習ごとに全て点数を記録し、前回よりどれだけ成長できたかを可視化していました。
毎日ちょっとした日記を書き、今日は頑張れたとか、今これが不安だとか、きついけどまだ頑張れそう、など考えていることを全部書き出すことでその日の感情を次の日に引きづらないようにしていました。また少し経ってから読み返すことで、こんなことで一喜一憂していたのだと、その日は不安に思っていても実は日々の悩みはたいしたことないなとメンタルを安定させていました。
専業受験生だったので、電車などの隙間時間は勉強せず、好きなことをして勉強がつらくなりすぎないようにしていました。
合格した年の1年間は、7〜8月はほとんど勉強に身が入らず平均すると1日3時間弱だったと思います。自分は全て懸けて勉強できるのは最大3ヶ月くらいだと自覚していたので、9〜3月は週3回バイトをして適度に1日平均5〜6時間をキープし、4〜6月はバイトを休み集中して毎日10〜12時間勉強していました。私は良くも悪くも解く時の判断が早く、解くのは早いけど点が安定しないような状態が続いていました。3月の模試までは午後択一はスピードを意識して軸肢検討で40分ほどで解いていましたが、この点をフォローイベントで高橋講師に相談したところ、全肢検討で60〜65分かけていいと明確にアドバイスしていただいたので、それ以降は全肢検討に切り替えました。量をこなして精度を高めた結果、当日は午後択一全肢検討で50分くらいで解き終えました。
私は午後の記述式問題に長い間苦戦していました。
「このまま同じことを繰り返していては、一生合格できないのでは…」
そんな焦りから、学習のやり方を一から見直すことにしました。
山村講師の答案構成力養成答練と過去問をノートにリスト化し、各問題について学習日・主な論点・間違えた点(添付書面の書き漏れや判断ミスなど)を丁寧に書き込みました。正答できた問題には「合格」と印をつけ、できなかったものには「3日後に再チャレンジ」と書いた付箋を貼っておき、苦手を何度も克服できるよう工夫しました。直前期には、解答時間を50分に設定して実際に計測し、時間配分の感覚を養いました。
そして、今年大きく見直したのが「勉強時間の考え方」です。
以前は「民法を○時間」「記述を○問」と欲張った計画を立て、ノルマをこなすために睡眠を削ることもしばしば。けれど、眠気と闘うばかりで効率が上がらず、焦りばかりが募っていました。そこで、家事や用事など一日の予定を細かく書き出し、机に向かえる時間と“隙間時間”を明確にしました。洗濯が終わるまでの30分や掃除機が動いている間の45分など、ちょっとした時間を上手に使えるようになり、心にも少し余裕が生まれました。
さらに、5時間という長丁場の試験を乗り切る体力をつけるために、ウオーキングと女性専用のフィットネスジム通いもはじめました。ウォーキング中は、その日に解いた記述問題を思い返す“再現タイム”。軽い運動のおかげで肩こりも解消、心まで整っていくのを感じました。
小さな工夫の積み重ねでしたが、「今日より明日を少しでも良くしたい」という気持ちが、最終的に合格へとつながったのだと思います。
勉強するうえで工夫したのは勉強スケジュールの作成と勉強の順番です。まずスケジュールは受験日までの毎日実施するテキストごとの問題数を決めました。これをExcelで管理し、適宜見直しながら勉強を習慣つけました。毎日の勉強も択一と記述は交互に行い、勉強に疲れたらマイナー科目をやるなど、飽きないように工夫しました。
私は受験中常に働いていたので、勉強時間を確保するのが難しかったです。なので、隙間時間を効果的に使おうと考え、講義で重要な表と言われたページを携帯で撮っておき、こまめに見るようにしていました。そして、家に帰ってから休憩中に確認した表に関連する問題を解いて、間違えたらテキストに戻り趣旨を理解する。という流れを習慣化していました。
また、答練や模試などを解く際、直接書き込んでしまうと次解く時に消さなければならないので自分で肢ごとに少しだけ書き込むことのできる解答用紙を作り、毎回消す無駄な時間を省けるようにしました。
勉強時間については1週間あたり15~20時間とあまり負担がかからない程度の勉強をしていました。
日中は業務があり、時間を捻出するのは困難です。また、子どもが小さいこともあり、生活のペースも子どもを中心にする必要がありました。
そこで、夜は子どもを寝かしつけて10時には就寝し、朝4時半に起きて勉強し、子どもを起こして保育園、小学校に行かせてから業務開始時刻までの3時間程度を勉強に充てました。
そのほか、お昼休みの1時間、子どもが帰ってきて宿題を見たあとの2時間程度を勉強に宛てました。
平日も土日も、概ね1日あたり6時間程度の勉強時間で、週35時間ほどの勉強時間だったと思います。
早起きするのはつらいですが、散歩で目を覚ましていました。散歩のときは関講師の講義の録音を聴きながら歩き、一日を試験勉強でスタートすることを意識しました。
とはいえ、休む時は休むようにしていました。家族との思い出が「勉強で辛かった」だけにならないようにするため、家族で出かけることもある程度はしていました。小さな子どもとの時間は今しかないものなので、とても大切だと考えています。
試験のために仕事を辞めるという選択肢は考えておらず、働きながら合格をすることを目指していたので自分の可処分時間はほぼ勉強時間にあてていました。
合格した年の平均の勉強時間は平日は3時間~4時間、休日は10時間程度でした。
5月以降の直前期は平日5時間~6時間、休日は12時間程度に増えました。
合格の前の年の直前期は平日は6~7時間、休日は13~14時間勉強にあてていましたが、睡眠時間を削っていたため、常に眠気がある状態で片頭痛や腰痛にも悩まされ、かえって勉強の質が落ちていたように思います。
眠い時は割り切って寝た方が結果的にはプラスになると思います。
失敗した勉強法はいくつもありますが、代表的なものを2つお伝えします。
いずれも私が合格まで長時間を要することになった要因なので、少しは皆さんのお役に立つかもしれません。
① 講義を聞く、基本書を素読みして分かったつもりで繰り返さずにインプットを終わらせてしまう
プライベートでもそうなのですが、物事を繰り返すということが苦手な性分のため、1回聞いた、見ただけで分かったつもりになり、全く記憶に定着しないまま答練、模試を受け、間違えた部分を基本書で再確認してもほとんど頭に残っていないため結果的に点に結びつかない、という状態でした。
概要をさらっと理解しているだけで合格できるほど、この試験は甘くありません。
② インプットに偏重し、アウトプットをほとんど行わない
初回の受験で知識不足を痛感し、2回目の受験に向けて基本書をとにかく読み込む方針で学習を進めました。
読み込むこと自体は有用だと思いますが、極端な話基本書を全て暗記すれば受かる、と大いなる認識違いをしたまま進んでしまい、ろくにアウトプットせず模試、本試験に挑みました。
基本書通りの内容で出題されれば解けるのですが、形を変えた問題には手が出ず、本試験の点数は初年度とさほど変わらない状態という有様でした。
いくら知識があっても使い方がわからなければ、全く役に立たないという典型例でした。
初回受験では過去問演習不足と基礎をしっかり理解しないまま模試や答練等に手を広げてしまったことが失敗だと感じました。初回受験時は12月頃から一気に講義視聴を行い、過去問演習が進まない中で模試や答練が始まってしまいました。どこが基礎の問題なのかわからないまま、応用的な知識にも触れてしまったことで知識が分散してしまい、非効率な形をなってしまいました。やはり基礎が重要であると思いますので、手を広げずテキストと過去問を繰り返すことが重要だと思います。
大学生の頃は夜勤のアルバイトをしていたこともあり、社会人になってからも習慣的に夜更かしをすることが多かったので、学習を開始したばかりの頃は主に深夜に勉強していました。
あるときふと思い立ち、逆に早起きして早朝の勉強に切り替えてみたところ、私にはこれが思った以上に効果的で、深夜に勉強していた時にはすぐ眠くなっていたのが噓みたいに集中できました。
それまで自分は夜型だと思っていましたが、どうやら超朝方だったようです(年齢的に加齢によるもの、という線も否定できませんが、、、)
仕事や家事の状況もありますので、皆さんそれが可能だとは思いませんが、もし可能な方は物は試しで朝型、夜型の学習スタイル一度大きく変えて見るのもいいかもしれません。
●勉強方法の工夫
「記述対策は毎日、択一はなるべく多くの教科を少しずつ1日の予定に落とし込む」
記述は勘を失わないために、毎日ひな形を書きました。
択一は1教科だけを1日の予定とすると飽きてだれるので、ぱっと何分かで1教科を終わらせ、また次の隙間時間でぱっと…を繰り返して1日に数教科分やるようにしました。
「必ずスケジュールを作って達成する」
まずテキストや条文のページ数、過去問の問題数、ひな形の数、記述の問題数などを書き出し、1日で何をどれ位できるかを考え、それを基に週単位、月単位でどの位進められるかを計算、修正しながらザックリと本番までの長期スケジュールを作りました。
私は週単位を軸にしたので、長期スケジュールに従い1週間のノルマを決め、別の予定を加味しながら1日ごとのノルマを決めて書き出し、終わった科目には大きくバツをつけて、はい次!はい次!のテンポを心がけました。
●勉強時間
やる気にムラがあるのですが、1日3~5時間だったかと。
私の場合、学習開始から合格まで3年半ありました。まずは、会社員として働きながら入門講座を開始したのですが、仕事もあり、基礎力完成ドリルと講座を消化するのでやっとの状況でした。まずは一通り全分野を受講することが大切だと考え、WEB受講でしたので可能なところは1.2〜1.5倍速で視聴したりもしておりました。この頃の1日の平均学習時間は2〜3時間程であったと思います。
その後、学習開始後1年3ヶ月が経過した頃に本格的に司法書士を目指すために転職を決意し、自宅近くの司法書士法人で残業なしのアルバイトをしながら実務経験と受験勉強をすることにしました。講座を一通り終えて、主に過去問集と記述の答練を中心に学習をしていました。この頃の1日の平均学習時間は3〜4時間程であったと思います。その後、1年半程、司法書士法人で勤務しながら学習を続けましたが、学習開始から2年半程経過した試験で択一は基準点にギリギリ届かないくらいの状況であったため、翌年に必ず合格をする決意で、司法書士法人を退職し、次の試験までの9ヶ月間を学習に専念することにしました。
この9ヶ月間は、平均8時間程の学習時間でした。内容としては①過去問でよく間違える問題をノートに書き出していましたので、これを暗記マーカーによる繰り返し学習②テキストの暗記ページを印刷して、暗記マーカーによる繰り返し学習③過去模試の解説ページ、択一答練の解説資料ページを暗記マーカーによる繰り返し学習、④基礎力完成ドリル、過去模試、択一答練の問題自体を繰り返し解く、⑤記述を1日1問解く、これら①〜⑤を繰り返しました。択一①〜④を民法、不動産登記、商業登記、その他で分けて学習を進め、当初は1ヶ月で1周、次は3週間、その次は2週間として、最終的に直前期は1週間の間隔でとにかく繰り返すことで知識の定着を図りました。
択一は、当初は主に過去問だけで受験に臨んでいましたが、暗記する知識と基礎・模試の択一の問題を繰り返し学習することが大切だと感じています。記述は、毎日1問の学習を早くから取り組んでいたのは良かったと思います。記述も繰り返しが重要だと思いますが、答練に加えて、過去問集、他教材1冊(応用レベル)を繰り返しました。
仕事と子育てがありましたので、5分の隙間時間でも大変貴重な勉強時間です。トイレや洗面所の壁には付箋を貼ったり、登録免許税の一覧表を貼ったりして暗記タイムとしていました。また、台所のIHグリルやシンクの壁面には、よく間違える箇所を端的に5・7・5調などにして書いて貼っていました。私は勉強モードになる時は耳栓をしました。電車中や家事の時、机に向かう時でも、耳栓をしたら集中して取り組むというルーティンができました。失敗といえば、料理しながらとか赤ちゃんのおむつを取り替える時とかでも講義を聴きながら頑張ろう!としたのですが、塩と砂糖を間違えてしまったり、赤ちゃんのおむつをトイレに捨ててしまったりするなど、家事育児がおろそかになってしまったので逆効果でした。たとえ5分でも勉強するときは勉強する、家事をするときは家事に専念する、といったメリハリをつけた行動をしたほうが、私には合っていました。
机に向かい、テキストを開くことを億劫に思わない様にする意図から勉強する場所を数多く確保しました。自室、伊藤塾の自習室、近所の図書館、数駅離れた図書館、早朝や深夜のカフェ等です。勉強場所に向かう途中、知らない街を散歩したり、普段なら入らない飲食店を試すなど自らへの小さなご褒美を与え続けました。今日終わらせるタスクは何があるのか、移動の際テキストや問題集を選別するので、曖昧なスケジュールで勉強することもなくなり、着実に勉強を続けることができました。
これまで、資格取得の勉強というものをしたことがなく、当初は、受験指導校の講座のスケジュールに従って遅れずに講義を聞いて、課題をこなせばよいのかと思っていました。入門講座を受講し、ステップアップ編、本論編を配信にあわせて受講しました。法律の勉強は、止まらずに、まずひと回しして、繰り返すといわれていますが、今思えば、入門講座受講中は、復習が全然足りておらず、講義を聞いて、ドリルを解いて確認(直後にやるから、できる)するだけで、暗記や定着が全然できていませんでした。ひと回しを優先するなら、スピードコースを選択して年内に講義を聞き終え、過去問演習をする中でポイントをつかんだ繰り返しをすべきだったと反省しています。入門講座が終了してから、過去問をはじめたのですが、最初は全然解けず、1回目の本試験は、午前24問午後20問で基準点に届かずでした。
2年目からは、比較や横断整理などを意識して、自分なりの理解→暗記→想起ができるよう、まとめ表を作成したり、テキストや問題集にその都度、簡単なまとめ、参照ページなどを書き込んでいきました。
・何ヶ月も先の勉強スケジュールを、一日ごとに細かく設定しました。くるったら計画を立て直せばいいだけだと思い、とにかく計画を立てました。
・隙間時間もとにかく講義を聞いたり勉強に触れました。お風呂の中で民法等の条文を流したり、ドライヤー中は山村講師の講義を聞いていました。就寝前の自由時間も山村講師の講義を音だけで流しながら携帯で好きなことをしていました。
・直前期(6月)はご飯の時間を除き、朝9時から夜11時まで勉強をしました。このころになってくると10分休憩で携帯を触ることも困難になり、瞑想したり横になったりして休憩をとっていました。毎回アラームを設定して、必要以上に休憩をとってしまうことを防ぎました。
専業受験生でしたが、勉強は一旦、必ず早朝にすることと決めていました。4時に起きて顔を洗って目を覚まし、2時間集中しました。あとは家事を終わらせ、午前中に2時間、午後に3時間と決めていました。夕食後は時間が作れたら2時間程度するようにしていましたが、この夕食後の2時間はあまり実現できませんでした。
専業受験生でしたが、勉強は一旦、必ず早朝にすることと決めていました。4時に起きて顔を洗って目を覚まし、2時間集中しました。あとは家事を終わらせ、午前中に2時間、午後に3時間と決めていました。夕食後は時間が作れたら2時間程度するようにしていましたが、この夕食後の2時間はあまり実現できませんでした。
子どもの送迎や塾などで待ち時間が多かったため、家以外でも勉強することが多かったです。待ち時間が長い時はカフェで講義の復習を、出待ちの際は車の中で過去問などを解いていました。
昔から覚えることが苦手だったので、とにかく繰り返しあるのみ、ただ改正点に関してはせっかく覚えたことが邪魔になるので、受講の際に改正点と指摘された部分は星印を付けてわかるようにしていました。
試験勉強を開始したのは、子どもが幼稚園の時でしたが、すぐに子どもに命に関わる病気が見つかり長期入院が必要となりました。そのため、勉強は一旦中止し、看病に専念しました。その後、2度目の長期入院があり、退院後も通院が続いたため、勉強を再開できないでいると、子どもから、「僕も治療頑張ったんだから、ママも勉強頑張りなよ」と言われ、勉強を再開することにしました。ただ、優先順位は常に子どもと決め、勉強が中途半端になっても構わないと覚悟を決めたため、勉強がはかどらなくてもイライラしませんでした。これは、「勉強とプライベートの両立」とはかけ離れた考え方だとは思いますが、自分の中でブレない基準を設けると、思うように勉強が進まなくても、イライラしたり、自己嫌悪に陥ったりせずに済むかと思います。
私は「ひとりでもテキストを理解できるようになる」ということを、講義を聴きながら心がけていました。
まず、制度の趣旨など、たとえ雑談であっても、話を聴いて「あ~なるほど!」と思ったことをメモしておくことが記憶の助けになると思います。講義を聴いているときは分かった気持ちになりますが、人間はどうしても忘れていくので、忘れていくことを前提にして積極的に手を動かすことがおすすめです(講師の方々の別段の指導がある場合を除く)。
それから、テキストの本文は法律用語や長い説明が並んでいて、読んでも意味がわからないことが多かったです。そのため、後で自分が読み返したときに理解できるように簡単な言葉でとにかく書き込むようにしました。たとえば、本文に「AはBに対抗できない」とあれば、横の空白に「Bの勝ち」と書き込みます。また、本文に「債権者が引受人に対して…」とあれば、「債権者Aが引受人Cに対して…」とABCを小さく書き加えて、必要であれば簡単にABCの図を描いていました。この簡単なメモがあるだけで、後日テキストを開いたときの理解スピードが変わってくると思います。
そして、テキストを読みやすくするために細かい書き込みのマイルールもありました。「ただし」などの接続語が本文で登場したときは「<ただし>」のように強調したり、「できる」の横には〇を、「できない」の横には×を書き加えたりしていました。
自分にとって読み返すことができるテキストにすることが、限られた時間の中で合格に近づく一歩だと思います。
1年間専業受験生をしており、時間はありすぎるほどあったので、むしろ「余計なところに手を出さない、余計なことに力を使わない」ことを徹底していました。テキストは講座で配布されるもの、問題集も伊藤塾の厳選過去問集とドリルのみに一本化し、受験生なら誰もが聞いたことがあるであろう市販のテキスト(問題集)等には手を出さないことと決めていました。インプット・アウトプットともに分散させずに、テキストを読む→ドリルを解く→過去問を解くという同じ工程をひたすら何度も繰り返したことが、定着の近道になっていたのではないかと思います。
タイムプレッシャーの中で、勉強していました。また、とにかく思い出すことを意識的に行いました。
タイマーを部屋のいたるところに置いて勉強しました。とくに記述はタイムプレッシャーをかけるかどうかで全く、勉強の意味合いが変わると思います。
1週間の勉強時間は、平均21時間ぐらいです。他の人がもっと勉強している話を聞くにつけ、焦りましたが、なかなか勉強に集中できなかったことを覚えております。
知的好奇心にかられ、いろいろな法律関連の本を読んでしまいましたが、試験的には効果がなく失敗でした。
受験時代はずっといわゆる「ガラ携」で過ごしました。スマホはやはり気が散るように思います。
疲れたら少し寝るようにしていました。集中力が途切れたら寝たり、マインドフルネス的なことをしていました。
仕事と勉強を両立するため、会社に早く出勤して出社前に1時間勉強したほか、通勤時間や昼休みといった隙間時間を徹底的に活用しました。各場所で行う内容を明確にし、会社では講義視聴、通勤中は問題演習などと使い分けました。さらに、司法書士試験合格という大きな目標に向け、週単位で学習スケジュールを立てて小さな目標を積み重ねることを意識しました。週末は記述式を中心に学習し、1週間あたりの勉強時間は平均30時間前後。完璧を求めず、何度も繰り返すことで理解を深める“回転重視”の勉強法を徹底しました。
私は専業で司法書士の勉強に取り組んでいたため、自由に使える時間が多い反面、1日のスケジュール(朝6時〜11時:勉強、11時〜12時:運動、12時〜18時:食事や昼寝や雑用、18時〜23時:勉強)を崩さないことが一番大変で、3年目ぐらいまでは1分1秒を惜しんで勉強時間を増やしていましたが、結局、効率が凄く悪かった気がします。自分にあったスケジュールで毎日勉強できたことで、気分転換ができ、精神的にも安定し、余裕を持って勉強を続けられた気がします。
入門講座は通学を選択し、仕事が終わってからの授業となりました。当時、遅刻はしても、絶対に休まないことだけは守ろうと決めました。科目数も多く、理解ができてから次の講座を受けるとなると受講のペースが自分次第となり、進まなくなってしまうと思ったからです。受講している最中は、内容が全く理解できなくても受講ペースだけは絶対に落とさないようにしました。
失敗した勉強法として、しっかりテキストを読み込んで受験した年から、過去問などの演習を中心とした勉強法に切り替えたところ、択一の得点が下がり続けてしまいました。わからない問題をなくしたいと思うあまり、演習問題ばかりを解き、知識にムラが出てしまいました。毎回、本試験で基準点以上(答練では合格基準点以上)は取れているけれど、合格にあと一歩届かない方は、早めにカウンセリング制度を利用して、勉強法を変えてみるのもひとつの手だと思います。私自身、勉強方法を変える勇気がなく、これまでカウンセリングを受けたことがありませんでした。今年、合格とはなりましたが、本試験の翌日、自身の勉強方法の限界感じ、はじめてカウンセリングを受けました。不安な気持ちを抱えながらも時間的な余裕がないことを理由に自分のやり方を貫くよりも、プロに確実な道筋をつけてもらうことが、結果的に近道であり、精神的な負担も軽減されたのではと、とても後悔しています。
働きながら勉強をしていたため、「スキマ時間」を有効活用することを心がけておりました。外出の際には必ずテキストを持ち歩き、仕事の休憩時間や移動時間に読み込んだり、家で食事をとる際に、苦手な分野の講義動画を「ながら見」したりしていました。普段の勉強時間は、おおよそ、平日は2~3時間程度、休日は7~8時間程度勉強していたかと思います。しかしながら、私の場合は、勉強時間に固執するよりも、どれだけに集中できたかに重きを置いたほうが、効率的に勉強できると感じておりましたので、あまり時間にとらわれないようにしていました。定期的に休憩を入れること、休憩中は軽いストレッチをすることを心がけ、どうしても勉強中に集中できないときは思い切って切り上げたり、休憩の間隔を短くして、休憩回数をいつもより増やしたり、ということもしていました。
一問一答型の過去問問題集や図表集など、コンパクトで持ち歩きやすく、気軽に触れられる教材は隙間時間の勉強に効果的だと思います。
また、私は教科書に掲載されている記述式問題の「ひな型」をスマートフォンで撮影して独自のひな型集を作成し、夜寝る前などにネットサーフィンする傍ら、苦手なひな型については思い立った時に見返して復習しておりました。
週の平均勉強時間は時期によりばらつきはありますが、直前期で35時間、それ以外はだいたい15時間程度だと思います。
自らがやって失敗した勉強法、ではないのですが、教科書を何度も何度も読み返す、というインプットの学習法は膨大な時間がかかり非効率なためあまりやらない方がいいと感じました。
図表集など、簡易的な教科書として短時間でインプット学習を見なおせる教材を持っているとベストだと思います。
日中は、様々な雑用が突発的に入り、勉強スケジュールが崩れやすいため、朝方生活に完全に変えました。
早朝2時から5時まで、「プラクティカル」テキストの読み込み、朝食後7時から12時まで記述対策として、記述過去問の20年分と答案構成力養成答練を毎日不登、商登1問ずつを解きました。
午前中にその日の予定勉強量を全て終えることを目標にスケジュール設定しました。
山村講師のアドバイスに従い、記述のスピードを上げるため、連想ノート、間違いノート、瑕疵論点ノートを作成し、隙間時間にひたすら見返しました。
仕事(派遣)との両立には時間の確保をどうするかが大きな課題でした。新型コロナでテレワークが普及し、朝や夜の時間を有効に活用することができるようになったことは有難かったです。勉強は主に平日の朝・夜の数時間と土日に行いましたが、家事や付合い等もあり平均時間を答えられません。ですが、自分の手帳(時間目盛あるもの)には何時から何時には勉強したというマーキングをして、仕事の疲れなどのために勉強から逃避しようとする自分をチェックしていました。
失敗した勉強法について特に書いておきたいと思います。当初、あまり自覚がないままに「過去問を覚える」という手法で進めていましたが、あまり得点が伸びず、どうやったらこの試験に合格できるのだろうと悩んでいました。そのころ、関講師が「過去問を覚えても合格できない」という発表をなさり、自分の勉強方法が間違っているのではと考えました。それからは、テキストを広めに読んで、自分なりに図や表を作成して整理して覚えるという方法にしました。図表の記憶にはスキマ時間を使うようにしていましたが、もっと時間を割くべきだったかという反省もあります。
いわゆる直前期までは、仕事が終わった後に受験指導校の授業を受け、土日はその復習や過去問演習、授業の課題に取り組むことで、日々が過ぎていきました。
直前期には、宇津木講師がおっしゃっていた「偏らず、できるだけ多くの科目に触れること」を意識し、1週間で全科目に触れられるように学習計画を立てました。そのため、教科書や問題集は必要最低限に絞り、一度でも多く目を通すことを重視して取り組みました。
勉強をはじめたばかりの頃は、「完璧に理解してから次へ進む」という非効率な学習スタイルに陥ってしまっていましたが、今振り返ると、それは確実に失敗だったと感じています。
勉強方法としては、テキストを読み、過去問を解き、間違った点をテキストで確認する基本的な作業を繰り返しました。年明けに答練が始まると、最初、思うように点数が伸びなかったため、間違った部分をよくよくテキストと照らし合わせてみると、そのほとんどがテキストに掲載されていました。テキストの進んだページ数、周回数を稼ぐことが目的になっており、しっかりと読み込むことができていなかったことが原因でした。
この時点で本試験まで残り5ヶ月弱。時間的に決して余裕はありませんでしたが、このままでは合格できないと確信したため、主要科目と民事訴訟法について、テキストに掲載されている論点を大小問わず全て書き出し、それを一問一答集にして周回することで、どうやっても流し読みができない環境をつくりました。1周に時間がかかり、とても負荷がかかって嫌になりましたが、逃げずに知識をインプットすることができたと思います。
とにかく手が空いた時間は全て試験関連に費やせるように意識はしていました。
特に、早急に覚えなくては行けない事項については毎日のように繰り返し覚えるように意識はしていました。
ただ、勉強時間を積み上げたいだけのフェーズに入りそうになる時が自分にはありました。例えば、集中力が切れているにも限らず勉強を続けたり、眠気が強いときでもそのまま続けた結果、次の日に影響を及ぼすことがあり、起床時間がずれ込んでしまいルーティン化していたサイクルが崩れることもありました。
そういう時は、切り替えて休息に徹して万全な状態で翌日を迎えるべきであったと反省しました。
今まで受験や資格の勉強をしたことがあまりなかったので、どの様に勉強すれば良いのかわからず、自分に合った学習方法にたどり着くまでには苦戦しました。特に過去問を解くのに時間がかかってしまい、過去問を何度も繰り返して解いて行くことができませんでした。高橋講師のプラクティカルコースの択一集中演習講座は100問ずつなので、回しやすく、隙間時間にも活用できたのが良かったです。
自分に効果があった勉強法は、過去問で間違えた問題と答えを録音しておいて、問題を聞いて解いてからその答えを聞くと言う方法でした。携帯アプリを使用して、音声学習を繰り返しました。
失敗した勉強法はたくさんありましたが、特に失敗したことは、大量の過去問を何度も回そうとすることでした。
1週間の勉強時間は本当にまちまちでしたが、20〜34時間位だったと思います。
失敗した学習法は多々あります。
まず、大学で法律を学んでいたのだからという傲りから、独学で勉強をはじめたことが大きな誤りでした。受験指導校の力は偉大です。対価的な価値は十二分にあります。受験指導校の講座を使い、そのレールに乗って勉強を進めることが合格への近道であることは間違いないと思います。
次に、アウトプットを怖がらないことが大切だと感じます。インプットは楽しいです。単純な私は、講義を聞いて、重要部分にマーカーでラインを引くだけで、自分が賢くなり、合格に一歩も二歩も近づいたような気がしていました。でもそれは完全なる勘違いでした。大切なのはアウトプットです。問題集を開き、問題を解くことは、自分の実力を思い知らされる時間となり、はじめのうちは苦痛でしかありませんでしたが、繰り返し解いているうちに間違えることにも慣れてきます。むしろ間違える方がラッキー!と思えるようになったのは、合格した年の直前期のことでした…。
仕事しながらでしたので、とにかく時間がありませんでした。そのため通勤中に音声だけで2倍速の早さで講義を聴いていました。また限りある机に向える時間は、主要科目に全力を注ぎたかったので、隙間時間の勉強は、あえて主要科目はやらずに、マイナー科目だけにしました。そうすることによって合格した年は、ほとんど机に向かってマイナー科目の学習をほとんどすることなく合格できました。
また、まとめノート的なモノを作成し、どうしても理解ができないところは、そのまとめノートで理解を深めることができました。
会社勤めを続けながらの受験勉強であったこと、合格達成の目標時期を10年ほど先に設定していたこと、そして、受験勉強を長い期間継続していくためには日常生活のサイクルの中に受験勉強という作業を無理なくフィットさせることが自分にとっては重要、という考えから、日々の勉強時間は平均2~3時間程度でした。そのようなのんびりとした勉強スタイルでも合格に辿り着けたのは、一度目標を設定したら毎日少しずつでも地道な努力を長期にわたって継続することができる、という自分の性格と、そもそも受験勉強というコツコツ作業が自分の性に合っているからだと思います。
そして、上述の通り日々の勉強時間が短かったことから、受験勉強は必然的にアウトプット中心となっていきました。具体的には、どの科目でも初見の分野はまず基本書等で全体にざっと目を通して概要の把握に努め、そのうえで過去問に当たって「その分野ではどのような問いがどのような形で出されるのか」を意識しながら解答するために必要な知識を蓄えていきました。そのような方法を採ることで、本試験では出題がされないようなマイナー論点に惑わされることなく、合格に必要な知識を効率的に身に着けることができたと思います。
令和5年12月から「2025合格目標入門講座ステディコース」で勉強を開始し、初回受験で合格しました。約19ヶ月に及ぶ受験期間は前期、中期、後期、直前期の4タームにわかれ、タームごとに大まかな目標(例:全講義を受講する、択一式厳選過去問集を2周する)を立てたうえで日々のタスクに取り組みました。平日はフルタイムで働いていたため、通勤や昼休み等の隙間時間も寸暇を惜しんで勉強に活用していました。以下の内容はあくまで個人の体験に基づくもので全員に当てはまるものではありませんが、特にステディコースで学習されている方の参考になれば幸いです。
1 前期(学習開始~令和6年度本試験のお試し受験)
(1)学習方針
前期は各科目の全体像を把握するとともに難易度やボリュームを体感するため、基礎編の全ての講義を受講することを最低限の目標としました。
学習開始時点ですでに不動産登記法の抵当権の講義まで配信されていましたが、倍速機能を活用したり休日に5コマ以上まとめて消化したりして何とか追いつき、年明けからは配信ペースに沿って受講していきました。
基礎編受講中の平日の学習ルーティンは①講義を受ける(夜に2コマ以上)②テキストやレジュメ、講義内の問題を振り返りながら講義内容をざっと思い出す(受講直後又は翌日)③択一式基礎力完成ドリルや雛形集に取り組む(受講直後又は翌日)でした。
(2)講義の受け方・テキストの使い方
講義を最大限活用するために、受講中は講師から指示されるマーキング以外にも、講師の話や自身が感じたこと・考えたことをピックアップしてメモに残すようにしていました。ただし、メモの対象はあくまで「わかりにくい」「間違えそう」「忘れそう」と思った箇所にとどめ、書き込む際は極力簡潔に、そしてくれぐれも時間をかけすぎないようにしていました。【主なメモ】・制度趣旨・具体例・注意事項・覚え方(語呂など)・キーワード・イメージ(例:「『判決の更生』は要件が緩い⇔『判決の変更』は厳しい」)
・オリジナルのまとめ表・関連論点及び参照ページ・出題傾向(例:「頻出」「記述式で出る」「判旨も問われる」)・雑感(例:「難しい・・・」「なぜこうなるのか?」「これは○○ということか?」)他にも「〇」印や「×」印をつけることもありました。例えば会社法の取締役・監査役の欠格事由の記載における「未成年者」に「〇」、「法人」に「×」をつけていました。これによりテキストを開いたら「できる・できない」「必要・不要」「成立・不成立」などの二項対立の情報を素早くキャッチできるため、テキストを読むスピードが上がりました。さらに中期以降は過去問の誤りのパターンもメモするなど、必要と感じたことはテキストに書き留めることによって情報の一元化を図り、「自分にとって必要な情報はテキストを開けば全て拾える」状態を目指しました。オリジナルの書き込みは、学習が進むにつれて「やっておいてよかった」と何度も実感するほど有用な情報になりました。特に、限られた期間内で総復習をしなければならない直前期では、テキストを参照した際は、以前に書き込んでいた関連論点もまとめて確認するなど効率的に復習することができました。
(3)お試し受験
順調に講義を消化し、予定通り6月までに基礎編の全講義を受講することができました。しかし実のところ、次から次へと増えていく膨大な情報に理解や頭の整理が追い付かず、途中からはマーキングやメモをするだけで手いっぱいになっていました。学習開始から7ヶ月経過したところで令和6年度の本試験をお試し受験しましたが、案の定午前25/35、午後19/35という惨憺たる結果でした。行政書士試験の科目でもあった憲法と民法以外は知識が全く身についておらず、とても本試験で通用するようなレベルではありませんでした。唯一の光明が記述式問題で、本試験形式の問題を解くのはこの時がはじめてでしたが、思っていたよりも事案をある程度読み取ることができました。特に商登法は、記載量こそ多いものの比較的平易な論点が中心であったため、これまで雛形集と基礎編の問題しか解いていなかったにしてはまともな答案を書くことができ、来年に向けて手ごたえを得ることができました。
お試し受験のメリットは、学習上の課題が明らかになることだけでなく、願書の書き方と出し方、交通手段と混み具合、会場の設備、試験監督のアナウンス、試験の進行、机上に置けるもの、問題冊子・解答用紙の大きさと配られてから試験開始までの待ち時間、周りの受験生の様子、試験終了後の流れ等々、多くの発見があることです。わたし自身、一度本試験を経験したおかげで直前期はあれこれ余計な考えことや心配をすることなく勉強に集中できました。合否を決する要素は紛れもなく本人の実力ですが、受験環境も実力の発揮に多少の影響を与えます。お試し受験を通して出願の流れや本試験を経験しておくことで「環境の影響で実力を十分に発揮できない」という事態が起こるリスクを下げることができます。
(4)前期の学習ポイント
一般的に、学習開始からの数ヶ月は講義を中心としたインプットが続きます。インプット期の学習で大切なことは講義の受講だけで終わらせないことです。講義を聞き終えた直後は頭の中に多くの情報が残っていますが、何もしないと手ですくった水のようにすぐに抜け落ちてしまいます。学習した内容は自力で思い出したりテキストに戻って確認したりするなど、手と頭を使うことを繰り返してはじめて身につきます。わたしの場合、基礎編の時期は知識を「得る」だけでなく「使う」機会も設けることを心がけていました。講義を受けたらその振り返りと該当テーマのドリルもセットで行い、どんなに時間がないときでも翌日以降にかけて必ず問題演習までやり切りました。やるべきことが多く大変ではありましたが、「インプット⇆アウトプット」の学習サイクルを早期にルーティン化させることができ、後々の実力アップにつながりました。
理解重視の学習もインプット期では大切です。分量だけでなくややこしい論点も多い司法書士試験では、むやみに暗記に走っても得点には結び付きにくいです。もちろん最終的に暗記は避けて通れません。ただしその前提として、制度趣旨等を「理解」して土台を固め、散在している点を一本の線でつなげるイメージで頭の中の情報を「整理」しておくことにより、暗記しても簡単に忘れにくくなります。例えば不動産登記法の仮登記や区分建物に出てくるような〇×表は、「なぜ〇か、なぜ×か」をできる限り理解するようにしていました。趣旨や理由を理解し、かつ他の論点と比較しながら体系的に整理できていれば、想起や予測が容易になるため、万が一〇×の配列を失念しても丸暗記していた場合と比べて答えにたどり着く確度が高いです。比較的時間に余裕のある学習初期に「理解→整理→暗記」のプロセスの第一段階である「理解」を徹底しておくと、後々の暗記の負担が減るばかりでなく初見問題への対応力も上がります。初学者の方は、まずはテキストの記載や講師の説明、パワーポイントの内容がわかることを目指すのが良いと思います。そのうえで徐々に自分の言葉で軽く説明できるレベルを目標に復習を繰り返せば自ずと理解の精度も高まります。
(5)小括
前期を振り返ると、①目標である基礎編の全講義を受講し、膨大な試験範囲の全体像や難易度、ボリュームを把握できたこと②お試し受験によって学習課題及び本試験現場の雰囲気を体感できたことの2点は今後につながる成果でした。一方で、1周目は理解に苦慮することが多く、たとえ理解できたとしても整理が追い付かず長期記憶に至らないことがほとんどでした。ドリルを解いても大半が不正解かたまたま正解のどちらかで、雛形についても昨日は書けたのに今日は書けないということはざらにありました。受験勉強をはじめたばかりの皆様もこうした経験をするかもしれませんが、最初は全く覚えられなくて当然なので、そのことを気に病む必要はありません。1周目はテキストに書かれていることや講師の話していることがわかれば十分で、たとえわからなくても2周目以降で挽回できるので大丈夫です。まずは全科目を1周することを最優先に、立ち止まらずどんどん先に進むことが重要です。
2 中期(お試し受験~令和6年12月)
(1)学習方針
お試し受験で知識の貧弱さを思い知らされたため、中期は問題演習を軸に実践経験を積みながら知識を定着させることとし、年内までに択一式厳選過去問集と記述式実践編を最低2周することを目標としました。基礎編の講義の内容がほとんど頭に入っていない状態でしたが、問題集が届くや早速問題演習に取りかかりました。
(2)択一式実践編
択一式厳選過去問集は4冊とも8月~9月で1周、10月~12月で再度1周しました。1周目はスピード重視で取り組み、各科目の出題傾向や求められる知識の深さを確かめて今後の学習の指針としました。反対に2周目は、インプットも兼ねて1周目よりも時間をかけて取り組みました。具体的には、間違えた問題や理解が不十分な論点を中心に、適宜テキストに戻りつつ、過去問集に書き込み(例:間違えた理由や自分の解答の根拠、自分なりにまとめた簡単な表、テキストの該当ページ)をしながら間違えた原因の分析や知識の整理を行いました。また、必要に応じてテキストにも過去問のひっかけパターン(例:「『しなければならない』とあったら×」「『申請』ではなく『職権』」)を、解いた日付とともに短いメモにして残していました。テキストを開くたびに本試験での問われ方を確認できるため、このメモのおかげでテキストからでも過去問演習と同等の効果を得ることができました。
択一の過去問演習において留意していたことは2つあり、1つ目は全ての選択肢の知識を押さえようとしないことです。「択一式厳選過去問集」はその名の通り「厳選」された問題で構成されていますが、肢レベルでみると一度しか登場せず、テキストにも載っていないCランク論点も含まれています。他にも憲法の学説問題や民法の共同抵当権の配当の計算、不登法の平成28年第27問の免許税の計算のような難しい問題も登場します。近年の本試験は組み合わせ問題ばかりであるため全肢の正誤を判別できる知識までは求められていません。したがって過去問といえども完璧を目指す必要はなく、むしろ細かい論点を無理に覚えても曖昧な知識が増えるだけでかえって逆効果です。「よくわからない」「難しい」と感じたら迷わず飛ばしてAランクや解説講義で指摘のあった重要な問題を繰り返し解くことの方が得策です。
2つ目は解答プロセスの確認も行うことです。過去問は有益な学習ツールですが、「何となくこうかな?」「確かこんな感じだった」といったフィーリング頼りの安直な解き方をしている限りは効果がありません。行政書士試験科の講師もよく強調されているように①問題を読んで問われている論点を特定する②当該論点の知識を想起する③問題に当てはめ、結論を出すという解き方を繰り返すことで知識の精度が向上するだけでなく、問われ方が変わっても対応できる力が身につきます。よって答え合わせの際は、〇×に加えて正しい手順で解答を導き出せたかも確認することが望ましいです。たとえ正解したとしても、それがフィーリングによるものであれば改めて復習する必要があり、これにより「過去問は解けるが初見の問題となると解けなくなる」という多くの受験生がはまりやすい沼を回避でき、得点が安定します。もちろん、全ての問題に対してこのようなプロセスを経る必要はありませんが、少しでも理解に不安を感じているテーマであれば多少手数が増えても横着せず1問1問に向き合うことが大切です。過去問は量が多く、早く次の問題に進みたいと思うあまり解いた後のチェックがなおざりになりやすいです。このような周りが「面倒くさい」と感じることを厭わず地道に続けられるかどうかが、合否のひとつの分岐点となり得ます。
(3)記述式実践編
択一は前期のインプット⇆アウトプット学習の効果もあり、講義で学習したテーマの問題については順調に解き進めることができました。一方で記述式実践編では、記述式の洗礼を浴びたことをよく覚えています。不登法では択一の知識を記述に活かせず、枠ズレやお門違いな解答をすることがあり、商登法は基礎編から一気にボリュームが増したことで事案の把握に難儀し、会社形態や事業年度の変更に伴う役員の処理に至っては手も足も出ませんでした。「これはやばい」と年内までに3周しましたが、最初の2周は採点する気が失せるほど答案が崩壊したこともありました。今では受験勉強の思い出のひとつですが、当時はお試し受験で得た手ごたえなどすっかり喪失していました。それでも七転び八起きの精神で、解説冊子を何度も読み返しながら論点、着眼点、処理方法等を丁寧に確認して模範答案を自力で再現するという地道な作業をひとつひとつの問題に対して行いました。当時の記述式の実力は素人同然のレベルであり、まずは時間をかけて記述式のいろはを修得する必要があったため、休日の大半の時間をこの作業に費やしました。それができたのも全科目の講義を1周したことによる多少の余裕があったからです。やはり基礎編の講義は早めに終えるに越したことはありません。
(4)小括
学習開始以来、知識がなかなか定着せず、歯がゆい日々が続いていましたが、中期から徐々に各科目の基礎が固まりました。択一過去問を解く中でも、勘や断片的な記憶に頼るのではなく、「ルール→当てはめ→結論」の流れで頭の中の知識を引っ張り出して答えを出すことが増えました。さらに、テキストと過去問の往復を繰り返すうちに「この話はテキストのあの辺りに書いてあった」とすぐに検討がつくようになり、テキストの該当ページにたどり着くスピードも上がりました。対照的に記述については実力も演習量もまだまだ不足していたため、年明けの答練で巻き返すつもりでいました。年末年始は帰省せず、テキストを読んだり過去問を解いたりといつも通り過ごしました。
3 後期(令和7年1月~3月)
(1)学習方針
年明けから3月までの3ヶ月間はひとまず答練を1周して択一・記述のレベルアップに取り組むこととしました。後期は学習時間の大半を答練に充てていましたが、会社の昼休みに択一式基礎力確認テストを解くなど、基礎知識の補強も並行して行っていました。
(2)択一式答練
択一は比較的安定して得点でき、各回の答練では想定合格点を割ることはあっても想定基準点は確保できました。ある程度理解できている論点は最低限の確認にとどめ、その分誤った論点や記憶が曖昧な論点の復習に時間をかけました。
(3)記述式答練
記述については実践編の問題を通じて解き方をある程度修得していたため、答練レベルの問題でも1周目から何とか太刀打ちできました。それでもたった1つの誤った判断で答案が崩れることもあり、自分にとって記述は水物でした。
記述式学習の要諦はホームラン答案を書き上げることではなく、連想力と検証力を磨いてどのような問題に対しても確実にヒットを打てる力を養うことです。打率を上げるための方法として、答練の問題を解いたら、解説をひと通り理解したうえで翌朝もう一度同じ問題を解くようにしました。昨日の今日なので答えはだいたい覚えていますが、大事なことは正解にたどり着くまでのプロセスを独力で再現することです。記述式の実力アップのコツはとにかく「習うより慣れよ」で、解説をしっかり読んだり聞いたりしたとしてもそれだけでは畳水練で終わってしまいます。解説で学んだ知識や処理手順、答案構成などを記憶が鮮明なうちに実践してみて「こうやるのか」という手ごたえをつかみ、試行錯誤を繰り返しながら自分に合うように洗練させていくプロセスで実力が上がっていきました。多くの合格者は答練だけをひたすら繰り返していたということなので、自分も骨の髄までしゃぶり尽くすぐらいのつもりで本試験までこの答練を使い倒し、答案構成メソッドを吸収しました。
(4)小括
後期は予定通り答練を1周してまた1つ実力を伸ばすことができ、直前期に向けた良い準備期間となりました。
ステディコースの場合、答練までの教材だけで合格水準に達することができるため、あとは直前期に繰り返して血肉にするだけです。
4 通勤中の学習法
往復約1時間の乗車時間も貴重な勉強のチャンスでした。当初はスマートフォンで講義レジュメや雛形集等のPDFを見ていましたが、画面を拡大したりページをスクロールしたりするのが煩わしく、すぐにやめました。ある日インターネットで「司法書士 過去問」と検索すると、平成25年以降の択一の過去問をやけに詳しく、しかも法改正を反映した解説付きで公開しているサイトを見つけました。以来通勤時間はこのサイトを使って1日最低10問解くこととし、前期の途中から本試験まで1年以上続けました。具体的な使い方は①解いた問題及びその解説部分をスクショする②画像編集機能を用いてマーキングをしたりメモ(雑感、間違えた理由、「元本確定事由を要復習」といったto doリスト)を残りしたりする③帰宅後にスクショを見返してその日解いた問題を復習してからto doリストをこなすというものでした。前期はさっぱりでしたが、中期あたりから徐々に解けるようになりました。最終的に平成25年から令和6年までの択一を通勤中だけで2~3周し、択一の得点アップの一因となりました。「択一過去問は少なくとも平成以降は全部やるのが当たり前」という話もありますが、わたしの場合厳選過去問集とこのサイトだけで十分すぎるほどでした。
5 その他有用な学習法・アイテム
(1)セルフレクチャー
中期あたりから取り入れました。もっとも、講義のような本格的なものではなく、自分が覚えにくい・混乱しやすいと思った箇所を抜粋してその大まかな内容を自分自身に説明する程度のものでした。他には記述式答練の解説講義でお馴染みの相続の処理手順、根抵当権の元本確定事由(残念ながら根抵当権は今年も出ませんでした)、株式会社の登記事項等も声に出しながら自問自答を繰り返していました。なお、発声が難しい環境にいるときは頭の中で再現したり紙に書き出したりしていました。
セルフレクチャーのメリットは場所を問わずできることです。普段の勉強中はもちろん、歩いているときや自転車を漕いでいるときにもふと思い出しては「あーだこーだ」独り言を言っていました。
もうひとつのメリットは、断片的な記憶が整理され、理解を伴った安定した記憶につながることです。うまく説明するためにはキーワードを覚えているだけでは足りず、「そもそもどういう話か」「なぜこうなるのか」「ではこういう場合はどうなるのか」といった一連のストーリーとして把握している必要があります。説明に窮したときは、制度趣旨や関連論点を確認したり、テキストの目次や「1→(1)→(a)→ア」といった見出しの記号に着目しながら構成や流れを意識して読み返したりしたうえで改めて自分なりに言語化しました。これを繰り返すうちに「点」の記憶から「線」の記憶に変わり、今までよりもはっきりと思い出せるようになりました。
令和7年度の本試験に出た法定地上権の判例や資本金・準備金の額の減少の決議要件は、知識が錯綜しやすい論点であったため、場合分けを意識しながら何度も口に出したり紙に書き出したりしてしっかり頭に入れていました。試験では自ら説明したことが脳裏に浮かび、落ち着いて解答を選ぶことができました。
(2)スタンディングデスク
勉強は座って行うものですが、立ちながらすることもありました。特に起き抜けなど頭がボーっとしているときに効果的でした。準備としてはスタンディングデスクを購入するかちょうどいい高さのタンスの引き出しを用意し、そこに書見台を置くだけです。筆記スペースがない場合はバインダーを使えば立ちながらでも問題なく答案構成等の筆記行為ができます。最初は違和感がありましたが、慣れると思いのほか集中できました。解答と解説の間に休憩を挟みつつ、気づいたら2時間以上立ち通しで記述式の演習をやっていたということも何度かありました。長時間座り続けることについては健康上のリスクが指摘されています。立ちながら勉強するのが難しくても、こまめに立ち上がって体を動かすことは集中力の維持や疲労の抑制の観点で大切です。
(3)手帳
普段から紙の手帳を持ち歩いていますが、受験期間中に限ってはもはや手帳ではなく学習ノートと化していました。学習の記録、to doリスト、間違えた内容、暗記事項、雛形、講義内のまとめ表などありとあらゆる情報を詰め込んでは隙間時間に見返していました。ポケットに収まるサイズの手帳であったため、いつでもどこでも携帯でき、まさに相棒のような学習アイテムでした。
(4)感情
勉強は無表情で黙々とするものですが、「正解できて嬉しい」「間違えて悔しい・腹立たしい」といった感情は多少なりとも生まれます。感情はどんなに強くても時間が経つにつれて薄れていきます。対して感情と結びついた記憶は長く残りやすく、特に怒りや悔しい、悲しいなどのマイナスの感情ほどその傾向が強まると言われています。そこでわたしは、覚えるのに苦慮していた論点については、感情記憶の効果を使って対処することもありました。例えば、問題演習ではその時の感情を絵文字化したもの(例:😄(簡単)😫(難しい)😥(あやふや)😠(怒り))を、日付とコメントも添えつつよく書き留めていました。どう思ったのか、どう考えたのか、何が難しかったのか、どうして腹が立ったのか――感情を紙面にアウトプットすることで考えが整理されるとともに、同じことを繰り返さないよう対策をとることができました。また、絵文字は単なる「〇×△」のような無機質な記号よりもインパクトがあるのが特徴です。ページを開いたときに目に留まりやすく、ある論点を当時のエピソードや感情とともに覚えたことも少なくありませんでした。痛恨のミスをしたときは飛び切り大きな「😠」で悔しさや怒りを表現していました。それを見るたびに忌々しい記憶が思い出され、同じミスをしないための自分への戒めになりました。
6 息抜きとしての新聞活用法
休日は勉強の合間に図書館に行って新聞に目を通していました。新聞の魅力は、種々雑多な情報に触れて気分転換ができることだけでなく、司法書士試験の科目が世の中と深く関係していることを再認識できることです。例えば政治面なら憲法の統治、経済面なら会社法、社会面なら民法や刑法等で学んだ内容が登場します。他にも、大きな法改正は総合面、相続など読者の生活に身近なテーマは生活面で主に取り上げられ、解説も丁寧でわかりやすいです(日経新聞朝刊の土曜日のコーナーである「マネーのまなび」は解説やまとめ表がとりわけ充実しており、たまに相続が取り上げられていたときは復習に活用していました)。記事以外にも、例えば貸借対照表の公告、債権者保護手続である資本金の額の減少公告や合併公告等も日経新聞朝刊の社会面で時々目にします。
新聞の中から試験勉強に関係する記事や公告を見つけると、その場で論点を思い出したり帰宅後にテキストを参照したりするなど軽めの復習をしていました(読売新聞でたびたび取り上げられていた不当強制執行事件に関する記事は民事執行法の復習のきっかけになりました)。リフレッシュ方法は人それぞれですが、勉強から完全に離れるのはかえって落ち着かないという方はお試しください。
まず最初に取り組んだことは、具体的で明確なスケジュールの作成です。
スケジュールを立てずに闇雲にテキストを回しても、必ずどこかに知識の抜けやムラが生じると考えました。
私は学習期間を、インプット中心の7~12月と、答練から本試験までの1~7月の二つに分け、それぞれの期間でスケジュールを作成しました。復習のタイミングも考慮し、一日の予定が過度な負担にならないよう、Excelで「その日にやること」を全て事前に決め、あとは計画どおりに実行するだけの状態を作りました。
また、知識の到達目安については、高橋講師がフォロー講義の中で示されていた時期ごとの達成目標を基準にし、それを常に意識して学習を進めました。スケジュールと達成すべき状態が明確であったため、迷うことなく、自信を持って勉強を継続することができました。
会社員受験生にとって最大の課題は、やはり時間の確保だと思います。言い換えれば、生活の中での優先順位を明確にすることです。勉強以外の優先順位を上げてだらだら⾧期間勉強して半端に試験を受けるより短期間に集中してやり切った方が残りの人生も有意義に使えると思いました。
私は会社員として働きながら、妻と子どものいる生活でしたが、家族の理解と協力を得たうえで、①勉強、②仕事、③家族の順で優先順位をつけて勉強に取り組みました。友人と遊ぶことや会社の飲み会、趣味による息抜きは、合格するまで我慢して良かったと感じています。また、一日の行動記録をつけることもおすすめです。無駄な時間を目立つ色で可視化すると、想像以上に無意識の無駄時間があることに気づき、反省と改善につながります。その結果、さらに勉強時間を確保することができました。
なお、集中力を維持するための適度な休憩は必要であり、その点は意識して取り入れていました。
当初は「子育て中のスキマ時間でできる」ことを重視し、ラジオのように講義を聞き、スマホアプリで問題演習という形を取りましたが、いまいち頭に入りませんでした。これまでの入試などを振り返ると、自分は「問題を解いて、解説を読んで書き込みをして理解する」タイプだったことを思い出しました。そこで耳で講義を聞くのはやめ、まずは問題を解いて書き込むスタイルに移行しました。問題集を広げられないときはスマホの問題演習も併用しました。
記述式に関しては、家に裏紙がたくさんあったため、「今月はこの裏紙の山を使い切って場所をスッキリさせる」と決めて問題演習を行いました。必然的に問題演習の量が増えました。解けなかった問題の解答をスマホで撮っておき、夜子どもが寝付くまでは頭の中でその日に解いた問題を再現し、寝ついてからスマホで確認することを繰り返しました。
私は途中から4年間主婦でした、家のことを朝からお昼くらいまでに終えて、そこからは町の自習室を使い毎日22時まで勉強しました。1日平均8時間は必ず勉強しました。
直前期3ヶ月は合わせて自習室に通う電車の中、夜帰って食事は30分、24時から朝2時まで記述の雛形の勉強、又講義は通信で受講しており必ず配信された分はその日のうちに、復習は次の講義まで何がなんでもやる。講義は2倍速で集中して聞くことを必ずやりました。記述は不動産登記法、商業登記法1年を通じて毎日絶対5問、できないときも流し読み込みでも絶対5問をやり続けました。答練は終わったらすぐに見直し復習、記述も苦しいが次の試験までには必ず復習、模試は必ず受けて見直しも必ずやりました。全部です。とにかく勉強をやり続けやすみはなかったです。
隙間時間には問題演習を繰り返していました。過去問というより演習用教材で解説が丁寧に書いてあるものを中心に扱っていました。解説を読むことで深い理解にもつながりますし、1問ずつ確認ができるので区切りよく使えるのが個人的には良かったです。また、仕事などでどうしても疲れて勉強に集中できない時などは無理せずに休息日としていました。集中力が持たない中で勉強してもかえって逆効果であると考えていたため、休むと決めたらしっかり休息をとる、その代わりやる時は集中して取り組むのを実践していました。
勉強をはじめた当初は通勤電車の中でテキスト等の読み込みの時間に当てていました。
また、自宅で勉強するよりカフェなど多少雑音のある場所で勉強する方が集中できたため、あえて早めに家を出て、会社の近くのマックで1時間程度勉強してから出勤しておりました。
その後司法書士事務所に転職し補助者の仕事をしながら勉強を続けることになるのですが、前職と違いミスの許されない責任の重い仕事である上、残業等もありましたので、精神的にも体力的にもキツく、平日勉強する時間を確保するのが難しくなってしまいました。
司法書士事務所への転職は、実際に司法書士の業務を経験できるメリットはありましたが、勉強時間を確保するという点ではマイナスに働いてしまいました。
しかし、自分の目指している司法書士試験を突破してきた先輩方が身近にいらっしゃるのは何より心強く、勉強方法やメンタル面の悩み等を相談できる環境にありましたので、勉強へのモチベーションも維持することができました。
私は合格までとても長期間かかりました。
択一が苦手でして基準がなかなか超えられず、やっと安定して基準点を超えられるようになっても、合格に必要な上乗せ点が取れない状況でした。
司法書士試験は、科目が多いので過去問を消化するのも大変で、過去問を解いてその解説を確認することで理解したつもりになっていました。しかし、司法書士試験に求められている知識としては不十分で、過去問と同種の問題が出たときは正解ができるのですが、少し聞かれ方が変わるともう対応ができませんでした。自分なりにこの状況を分析すると過去問だけの学習では出題部分の細かい知識のみに意識が向かい、出題の論点ついて全体を把握する能力が不足していたのだと思います。
このため、学習の内容をテキストの読み込みを重視した学習に変更した結果、択一式問題を解く精度が上がりました。
また、記述式の学習においては、問題を解いた際、誤った個所についてA4専用ノートに記載していきました。このノートを読み返すことにより自分の弱点(理解不足、注意不足など)が把握できて弱点補強にはとても役立ちました。
フルタイム勤務での試験勉強で直前期も特に休暇をとることなく勉強をしておりましたので、いかに効率よく学習していくかを考えておりました。テキストを読み込んで回すといった時間はあまり取れなかったため、過去問集や問題集などのアウトプット教材でいかにインプットするか、という視点で学習する時間が多かったです。平日は合計で3時間程度しか勉強時間が取れませんでしたので、いかにスキマ時間で勉強するかを考えておりました。土日の時間はほとんどの時間を勉強にあてておりました。
私はテキストを読んでいてもなかなか頭に入ってこなかったので、問題演習を通じて勉強するようにしていました。私はテキストを読んでいてもななめ読みになり眠くなってしまうのですが、問題を解いていて間違えた問題は頭に鮮明に残るので、それを利用して知識の暗記をしていました。また問題演習の際に忘れた知識があれば必ずテキスト等に戻って確認して、何度も見直すようにしていました。そうやって回数を重ねることで知識の精度を高めていきました。
勉強をはじめた時期は、講座はとったものの、自分のために勉強する時間を確保することはできず、講義の流し聞きをするのが精一杯でした。これではいつまでたっても合格できないと思い、仕事を辞めてしまいました。しかしこの選択は、自分を厳しく律することができなかった私には、失敗だったと思います。『勉強はいつでもできる』環境に身を置いてしまうと、あれこれ理由をつけて後回しにしてしまったり、ダラダラと緊張感のない勉強をしてしまうことになったのです。(質問の意図に合わなくてすみません)
択一式については、出題可能性の高い論点に限定されていて、かつ、それらが網羅されている問題集を見つけ、それを繰り返すことを意識しました。自分がこなせる分量で、しかもその内容が出題可能性の高いものばかりの問題集を見つけることが最も重要だと思います。記述式については、本試験レベルの答練・模試等の演習が重要だと考えました。しかし、答練・模試で結果を出すこと自体に目標を置くのではなく、間違えたところが本試験で出たときには得点できるようにするつもりで復習しました。
学習当初は基本テキスト中心の学習をしていました。テキストを読むとわかった気にはなるのですが過去問など問題演習で正答率なかなか上がらず、また集中力が続きませんでした。その後アウトプット中心の学習をしてからは問題をどんどん解いていくので集中でき、テキストを見直しても以前と比べて理解力も増し記憶に残りやすくなりました。
ただアウトプット中心になりすぎると問題の正誤を記憶するだけになってしまうので、どちらか偏らずにやることが重要だと思いました。
本試験の際もただこれまで解いた問題の記憶に頼るのではなく、制度・趣旨・要件を当てはめ解くようにしました。
平日は仕事があるため多くて3時間、休日は5~6時間、週に21時間勉強することを目標にしました。出勤前と通勤時間中(電車&徒歩)は必ず勉強するようにして習慣づけていきました。出勤前は前日の続きを、電車に乗っているときはまとめ本やアプリで一問一答の問題演習、歩いているときは、暗記したことをぶつぶつ唱えながら勉強時間をコツコツ積み重ねていきました。帰宅してからは疲れて勉強できないことが多々ありましたが、勉強できたらラッキーくらいに思って自分で自分を追い込みすぎないことを重視しました。
若い時のように集中力が続かないので、25分勉強5分休憩を1セットにして、やる気を低下させないように工夫しました。
択一:全科目基礎をキチンと覚えていれば全肢わからなくても得点できると思っていたので、他校の基礎講座終了後はテキストで内容を確認したら、「必出3300選で論点を整理」⇒「一問一答で基本固め」⇒「過去問を解く」ことを1セットとして合格まで毎年5周はしていました。答練は一度も受講したことがなく、この方法で3年連続基準点+10問以上とることができたのでこの方法は間違っていなかったと思います。
記述:他校の記述式対策講座を受講していました。論点の理解やひな形は問題なかったのですが、解法が確立できていなかったので解法を修得することに重点をおき、不登法商登法合わせて週に3~4問くらいにフルサイズの問題を解いていました。過去問の演習は3月中旬からはじめ、直前期は毎日1問ずつ問題を解くようにしていきました。
勉強開始時は仕事と育児に全力投球していましたが、体調を崩し、そのまま退職してしまいました。せっかく自由な時間が取れるようになったことを契機に専業受験生として勉強を続けました。そうはいっても長時間缶詰状態ではつらいので、適度な気分転換を入れ、無理のない範囲で勉強を続けました。家事の合間にも細切れに勉強するツールや、YouTubeも活用し、ながら学習でコツコツ時間を積み上げました。散歩をしながらも思い出しを繰り返し記憶の定着に努めました。
私は正規職員としてフルタイムで仕事をしていたため、何より勉強時間を確保することが一番の課題でした。平日は仕事に行く前に勉強をして、職場につくまでも通勤時間を利用して勉強をして、定時で仕事が終わったら家に着くまで通勤時間を利用して勉強をして、家に帰ったらまだまだ小さい娘の遊び相手になりながら勉強をして、妻と娘が寝たら疲れたはてた体を何とか奮い立たせ眠い目をこすって記述や択一の勉強を夜中過ぎまでやるというのが日課でした。睡眠時間も常に少ない状態で頑張っていました。そうはいっても平日は疲れて記述式問題を書く体力がないことも多かったため、択一対策中心で過ごすことが多く、土日はなるべく記述などに集中して取り組みました。土日は寝ている時間以外はほぼ全て勉強に充てていました。
隙間時間には、まとめ本の書籍やアプリを繰り返していました。
まとめ本には、講師の方が講義で解説してくれた言葉を書き込んだり、メインのテキストの該当ページ数を書き込んだりして、全てまとめ本を見たらわかる状態にしていました。
1週間あたりの平均勉強時間は、直前期は70時間、そうでない日は35時間位です。
記述の演習を過去問メインで繰り返していましたが、もっと難しい論点が載っている問題集にも早くから取り組んでいれば良かったと思います。
最初はとにかくがむしゃらに何度も何度もテキストを読み、過去問を解くということを繰り返していました。もともと学生時代に勉強をほとんどしていなかったので、勉強のやり方がまずわかりませんでした。途中からはなぜ間違えたのか?なぜこの論点は苦手なのか?どうおぼえようか?なぜアから解かなかったのかなど徹底的に自己分析をはじめました。書いたり、音読したり、ゴロを作ったり、とにかく修正力を意識するようになってから、点数が安定して取れるようになりました。平均1日9時間くらいです。
勉強は、とにかく早く講義を終わらせて過去問演習に取りかかることを意識しました。講義では、細かい知識はあえて飛ばし、まず一周を最短で終えることを優先しました。内容がわからなくても立ち止まらずに進め、全体像を早くつかむことを重視しました。その後は過去問演習を繰り返し、問題を解く中で理解不足な部分があれば、その都度テキストを読み返して補強しました。こうすることで、問題を解きながら知識を定着させる流れを作り、効率的に学習を進めることができました。
私は正規職員としてフルタイムで働きながら合格したのですが、やはり時間の確保が難しかったです。勉強時間は残業がない平日で3時間30分~4時間ぐらい、休日は8時間ぐらいの勉強時間でした。
平日の主な勉強についてですが、朝出勤前に1時間30分勉強しました。そして、お昼休みは昼食後15分ほど隙間時間で勉強し、残業がないときは仕事から帰宅後2時間から2時間30分ほど勉強しました。
勉強内容については、なるべく時間を空けすぎずにたくさんの科目に触れたほうが良いと思い、択一試験に関しては30分ごとに科目を変えて勉強をしていました。記述については1問につき1時間ぐらいかけていました。
また、勉強科目が偏らないように毎日勉強時間と何の科目を勉強したかを記録していました。働きながら勉強をされている方は残業などもあるかと思いますし、計画通りに勉強できなくてもあせらず「そんな日もある」ぐらいの気楽な気持ちで勉強するほうが良いかと思います。