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司法書士試験 合格者の声 他の法律資格の学習経験を活用

野田 義成さん

行政書士試験は私にとって反面教師となりました。理由は、記述対策なしに択一だけで勝負し合格してしまったからです。司法書士試験の1年目はその油断がそのまま不合格へと向かうことになりました。1年目の自己分析を必ず行うようにとのアドバイスを受け、2年目は記述対策に本腰を入れることができました。



平賀 聡さん

司法書士の勉強を開始する前に行政書士の資格を取得していました。行政書士の試験に受かったことで司法書士を目指すきっかけになりました。後は行政書士の受験者は司法書士の入門講座の割引を受けられたことは大きかったです。


 
Y.Yさん

宅建、行政書士とやってきて、憲法についてはかなり記憶が定着しました。また、民法は改正があったものの、他の科目も、読むごとに理解が深まったなと感じることがあります。刑法は数学的で正義感をそそられるので、楽しいです。



J.Nさん 
宅建、社労士、行政書士試験の受験経験がありますが、とりわけ行政書士試験勉強で得た重複科目の知識及び学習習慣等が司法書士試験に活きました。自分にとって行政書士試験の学習経験は、それがなければそもそも司法書士試験に挑戦すらしていなかったと言えるほど特別なものでした。
1 重複科目の知識
 民法、憲法、商法・会社法の知識をすでに修得していることが行政書士試験経験者の強みであることは確かですが、どのくらい学習したかによってその程度には幅があります。わたしが行政書士試験対策として使用していた主な教材は合格革命の基本書・肢別過去問集、ウォーク問過去問集、スー過去民法、民法・行政法解法スキル完全マスターで、いずれも3周以上回しました。これを踏まえたわたしの独断と偏見で司法書士試験における行政書士試験のアドバンテージの程度を3段階評価(✭✭✭が最高)すると以下の通りとなります。
(1)民法(★★)
 行政書士試験の経験を概ね活かすことができました。
 司法書士試験の問題はそこまで難しくないうえ、組み合わせ問題であるため行政書士試験受験生であればいきなり7割以上得点することも可能です。ステディコースは民法の講義からスタートしますが、学習開始時点ですでに高得点をとれるレベルに達しているため、テーマによっては基礎編の講義を飛ばすか受けるにしてもざっと確認する程度で差し支えありません。
 しかしながら、司法書士試験では物権が深く問われる傾向にあるほか、行政書士試験対策では手薄になりやすい家族法(親族・相続)からも満遍なく出題されます。さらに未知の判例も各テーマで登場するため、新たに学習すべきことも少なくありません。何より民法の知識は全く使わないとすぐに鈍ります。科目が被っているからと油断せず、問題を解くなどして記憶と実践感覚を維持することが大切です。
(2)憲法(★★★)
 行政書士試験の経験を大いに活かすことができました。
 司法書士試験の憲法は、判例の結論や統治の条文さえ押さえていればほとんどの問題に対応することができます。かつて定番だった学説問題も令和元年を最後に出題されていないため、特段の対策をしておく必要性は低くなっています。一部新たな知識も登場しますが、大した量ではありません。
 憲法は、行政書士試験の場合、現場対応を求められる問題や対策のしようがないほどの難問が出題され、5問中3問解ければ御の字とされています。一方、司法書士試験ではストレートな問題ばかりで、ほぼ毎年全問正解が狙える科目です。行政書士試験を突破した方であれば、すでに十分な知識を有しており、しばらく学習から遠ざかっていても後から挽回できるため、学習の比重を落として他科目に時間を割くのが得策です。
(3)商法(✭✭)・会社法(✭)
 商法は行政書士試験の経験を概ね活かすことができた一方、会社法はあまり活かすことはできませんでした(そこまでの知識がそもそもありませんでした)。
 商法の場合、もともと範囲が狭いうえ、行政書士試験で使用していた基本書は総則から商行為まで一通り網羅していたため司法書士試験とそこまで大きな開きはないと感じました。現に令和2年度と令和7年度の商法の問題では匿名組合が出題され、行政書士試験勉強で得た知識を使って解くことができました。
 一方、会社法については知識の量も深さも両試験の間には雲泥の差があります。会社法は範囲が広いわりに配点が少ないため、行政書士試験では深入りしないことがむしろ推奨されます。わたしが使用していた基本書ではAランクが株式、機関、設立の3つしかなく、持分会社と組織再編に至ってはCランクでした。Aランクテーマもボリュームは薄く、それぞれの大枠をつかむ程度の情報しか載っていませんでした。
 会社法は商業登記法にも関わる重要科目でもあるため、改めて1から学び直すつもりで臨んだ方が良いと思います。司法書士試験において会社法は挫折ポイントの1つと言われていますが、この点行政書士試験経験者は大まかな全体像と株主総会の決議要件や機関設計のルールといった重要知識は押さえているため、途中で躓くリスクは低いです。知識こそ不十分とはいえ、会社法を乗り切る基礎ができ上がっているだけでも十分なアドバンテージと評価できると思います。
2 学習習慣その他
 学習習慣がある状態で司法書士試験勉強をはじめたため、毎日仕事後に講義を聞くことに苦痛を感じることなくスムーズに学習を継続できました。
 習慣化の重要性については「学習継続のコツ」で述べていますが、初学者の最初の関門である「勉強の習慣化」をすでに突破している行政書士試験経験者は最初から良いペースで学習に取り組むことができます。さらに、習慣だけでなく資格試験への取り組み方(例:基礎・基本に忠実な学習、完璧を目指さないメリハリのついた学習)や長期間の勉強をやり抜く体力、最後まで諦めない精神力は司法書士試験でも大いに活きます。個人的には時間が経つと忘れてしまう重複科目の知識よりも、これらの方こそ行政書士試験経験者の武器だと思います。
3 注意点
 ここまで行政書士試験経験者のアドバンテージについて述べてきましたが、これらを以ってしても司法書士試験の難易度が高いことに変わりはなく、安易に目指すことはおすすめできません。司法書士試験の勉強には相当の費用と時間がかかるほか、趣味や娯楽も一定程度封印する覚悟が求められるため、受験をしようか迷っている場合は、向こう数年の生活も視野に入れながらしっかりと検討する必要があります。



T.Iさん 

宅建が法律の勉強のきっかけのひとつであると思います。



M.K
さん
私は一度法律の勉強から離れ、一般企業で仕事をしていました。司法書士試験の勉強をはじめる前年、不動産を取得したことをきっかけに宅建士試験を受験し、その時に久しぶりに勉強した民法が、苦痛でしかなかった昔と違いとても楽しく感じました。ちょうど登記を依頼した司法書士に、勉強方法や資格をとったらどう人生が変わるかについて話を聞き、翌朝、伊藤塾の講座を申し込みました。他資格の勉強が、一度諦めた法律の世界に再び引き戻してくれたきっかけとなりました。



N.S
さん
長い受験生活の中で、気晴らし感覚で行政書士と宅建士の勉強をし、こちらは市販のテキストだけで一発合格しました。どれも司法書士試験と重複している科目があるため、比較的簡単にマスターできました。司法書士試験でなかなか結果が出ないなか、これらの資格を取得して少し前進したような気分を味わえたのは事実です。
もちろん、司法書士として働く際にも役立つと期待して勉強をしましたし、今後は司法書士と行政書士、両方登録する予定です。



T.Kさん

行政書士や宅建で、憲法、民法及び会社法を学習していたので、すんなりと講義内容が把握できたと考えています。



M.Sさん

令和6年度の試験で行政書士試験に合格しました。こちらも試験当日の直前まで「落ちることはできない」と思って勉強し、合格することができました。試験会場では多分すごい形相だったと思います(笑)。
これまで宅建や行政書士などの資格を取得しましたが、簡単に受かったわけではありませんでした。やはりそれなりに勉強しないと資格は取得できず、さらに司法書士試験では、どこかで閾値を超えるくらいの努力、「狂ったように勉強する」ことが合格のためには必要になってくると感じます。



T.Fさん

私は法学部でもない、法律のいろはも全くゼロでしたから、司法書士を目指すことを決めてからまずは行政書士の資格取得から伊藤塾ではじめました。
行政書士の勉強で憲法を覚え、法律は大切なことを教えてくれている素晴らしいツールだとわかりました。わかったから人のために生涯できる素敵なことだと法律を学びたいと思いました。



D.Tさん

大学生の頃に公務員試験を目指し、はじめて法律系科目が含まれる試験勉強をしました。当時は合格に至らず長く司法書士補助者をしながら次は行政書士試験に合格いたしました。こういった経験から徐々にステップアップをしていたので、難関試験といわれる司法書士試験にもおびえずに立ち向かえたと感じております。



T.Kさん

私は少し司法試験の勉強をしていたので、憲法の推論問題は得意でした。近年は憲法の推論問題は出ないようになり、出してくれたらいいのになあと思っていました。でも推論問題が嫌いな受験生は多いんですね。