山村講師の講座で山村講師が受験に関するお話を講義の合間にお話してくださり、それを切り抜き録音して勉強時間の合間に繰り返し聞いていました。
特に山村講師が刑法の講義でお話されていた山村講師ご自身の受験時代のお話には非常に感銘を受けて何度も聞いていました。
本試験中難しく何度も心を折られ「今年は駄目そうだから来年かなあ」なんて言葉が頭をよぎりましたが、「合格への執念!」と自分に言い聞かせ最後まで諦めず問題を解き続けたから合格できたんだと思います。
学生が終わり就職もしていない中で、合格しなければいつまでも何者にもなれないという焦りがありましたが、逆に司法書士の勉強をやめようと思ったことは一度もありませんでした。
基準点突破や上乗せ点まで考えると、目の前のテキストを完璧にしなきゃと考えてしまいがちでしたが、それでも試験当日に完璧な人はいないと自分に言い聞かせていました。
1年目のカウンセリングで一度山村講師とお話ししてから、その後イベントで何度かお会いする中で顔と名前を覚えていただき、応援してもらえてすごく嬉しかったです。山村講師の期待に応えたいと思っていました。
合格した年は答練に全て現地で参加し、現場で解くことに慣れることができました。
渋谷校で行われるイベントには全て参加していましたが、働きながら・家庭がありながら勉強している方々を前に、専業で勉強できる自分が負けるわけにいかない!と毎回闘争心を燃やし、悔しいもっと頑張らなきゃと思いながら帰ることが多かったです。
私は短期集中型で、長期間全力で勉強を続けることが苦手なので、約一年半の受験期間の中でもメリハリをつけることで勉強が嫌にならないように気をつけました。直前期以外はそこまで気負わずに、毎日10分でも勉強することと、一週間単位で最低限のノルマを設けてそれを達成することだけは守って、勉強習慣が途切れない程度に緩めに勉強しました。直前期には自宅近くのコアワーキングスペースを契約して、勉強する場所はそこに限定し、自宅では勉強しないようにしてメリハリをつけました。
勉強のことだけ考えていると精神的に疲れてしまうので、好きな漫画は毎週欠かさず読み、趣味である音楽ライブ鑑賞も4月末まで我慢せず行きました。息抜きは大事だと思います。
講義中のメンタル面のお話を自分に当てはめて考えていました。1年目は直前期にぐっと伸びてくることを信じて取り組みました。不安に感じるというよりは「やってやるぞ」という気持ちの方が強かったように思います。2年目は不安で仕方なかったです。直前期に成績が下降し不合格になるというお話を必要以上に受け止めたからかもしれません。ですが、最後は講師の方々の「淡々と取り組むべき」との言葉を繰り返しつぶやきながら取り組みました。
学習を続けることができた一番の理由は、「私を信じて待ってくださるお客様の存在」です。相続や不動産に関する相談を受ける中で、「この資格は私の仕事に絶対必要だ」と強く感じていました。さらに、前年に夫が筆記試験に合格したことも良い刺激となり、「次は自分の番」という前向きなプレッシャーが原動力になりました。支えてくれる人と待ってくれている人の存在が、最後まで学習を続ける力になりました。
誰もがずっと二年間モチベーションを保てる人は多くないと思います。
だから休みたい時は休めばいいし気晴らしに旅行に行ってもいいですし、合格しなくても死にはしないので気長に勉強すれば上がります。という気持ちでいました。
気分が乗らない時はsnsとかで有名人の努力している姿とか名言を見ながら気分を上げていました。
何事とも楽しく勉強しようと決めていたのでずっと勉強を続けられたのかもしれません。
ずっと不安は付きまとうので気にしないのが一番のメンタル維持の秘訣です。
実は、今年の本試験も記述が思ったように書けず、不合格を確信して帰路につきました。
そして来年の試験に向けて勉強を再開し、合格者発表の掲示は写メって来年へ糧にしようと開きました。自分の受験番号を見つけても「違う年度のページではないか」、何度も画面を更新しました。その日は家族にも誰にも合格報告できませんでした。
妹に合格を伝えたときの第一声は、「まだやってたの?」。
正直な感想に思わず笑ってしまいましたが、なにせ6回目の受験でしたから。
択一の基準点を超えてからが、本当の試練でした。
記述式の問題を前にすると怖い気持ちが先にたち、問題を読む以前にすでに負け確定状態でした。模試では合格点に届いても、本試験では結果が伴わない——そんなことの繰り返しでした。
「努力すれば誰でも合格できる試験」と言われながらも、「私は一生、合格できないのではないか」と思うことが何度もありました。
それでも不思議と、勉強をやめようとは思いませんでした。
その理由のひとつは、SNSを通じて同じように司法書士を目指して努力している人たちの姿を知ることができたからです。
顔も知らない仲間たちが、毎日コツコツと勉強を続けている姿を見て、「自分だけが苦しいわけではない」と励まされました。誰かの頑張りが、いつのまにか自分の背中を押してくれていたのだと思います。
二つめは、講座の講師の言葉です。
宇津木講師が、「モチベーションが高くない日も、仕事だと思って淡々と続けることが大切です」とおっしゃっていたことが、私の支えになりました。
やる気が出ない日も、「これは自分の仕事だ」と思って問題に向き合うようにしていました。さらに、世界には貧困や戦争によって命の危険がせまる中で、学びたくても学ぶことができない人がたくさんいます。そんなニュースを目にする日が続いています。
そんな中で、こうして安全な場所で学べる自分はなんと幸せなのだろ。大人になった今でも、こうして学べることそのものが「恵まれたこと」「幸せなこと」そう思うと、勉強は苦しみだけでなく、感謝の時間にもなりました。
6回目の挑戦でようやく合格できた今、ようやく「続けてきてよかった」と心から思えます。この経験を通して学んだ「努力を積み重ねることの大切さ」を、司法書士としての実務の中でも活かし、依頼者から信頼される専門家を目指していきたいと思います。
私は5回目に合格することができました。受かってしまうとあっという間でしたが、一方でよく継続できたと思います。記憶に残ることとして、入門講座の最後の講義で山村講師が「合格できなくてもできたら勉強は続けてほしい」とおっしゃっていたことがあります。その表情は講師というよりは司法書士の先輩のものであり、司法書士の仲間になろうと本音で誘っているようでした。この一言で合格まで勉強が継続できました。
不安で勉強が手につかない時は一旦勉強の手を止めて、その日はとにかく自分の好きなことをやってストレスを軽減するようにしていました。しかし、特にはじめのうちは勉強をやらないことに対して、焦りを感じてしまっていたので、夜散歩しながら講義を聞いたりしてリラックスしつつ勉強も多少やるといったこともしていました。講義を聞くのも良かったのですが、自分のオススメは伊藤塾がやっているYouTubeの過去問向上委員会です。内容が面白く、また尺も30分程度と散歩中に聞くのに丁度良く全部チェックしていました。
自分の学習方法に間違いがなく、必ず合格すると信じていたからです。もちろん、そうだからといって合格が約束されている訳ではありませんし、「合格できるんだろうか」という不安は常につきまといます。しかし、不安に苛まれている時間はもったいないですし、目の前にある「やるべきこと」をクリアしていこうとすると不安にとらわれる余裕はなくなります。「1回目の受験でほぼ過去問のみの学習で基準点を突破したということは、概ねこの方向性で間違いはなく、加えてテキスト理解を深めることと、記述の解法を身につければよい」と考えて2回目に向けた学習をはじめてからは、その方法に疑問を持つことなく、信頼できる伊藤塾の講座を受けて、とにかく決めたことをやり続けました。
苦しくもあり、不安と常に隣り合わせの試験です。続けることは大変だと思います。これを乗り越える方法を簡単に述べることはできません。続けるためには、続けるほかないのかも知れません。適度に休むこと、自分に無理なノルマを課さないこと、反対に、どんなに辛くても10分は向き合うこと等、そのときの自身の状態に合わせて学習すると続けやすいかも知れません。
合格まで2度の中断を経ており、中断した時は試験から撤退する気持ちでいました。
再度試験を受けることにしたのは、組織でなく自分で全て判断し責任を全うできる仕事がしたい、会社に自らの将来を委ねるのではなく自らセカンドキャリアを切り開きたい、それが正に司法書士であれば叶えられると考えたことが非常に大きな理由です。
ラストチャンスだと自分に言い聞かせ試験の道に戻って来ましたので、受かるまで続ける覚悟でした。
そうは言っても働きながらですのでもちろん付き合いもあり、飲み会やゴルフなど勉強に影響が出てしまうイベントにも参加せざるを得ない状況は何度もありました。
最初は断っていましたが、何度も断るのは相手に申し訳ないですし自分もそういう場が好きなので、逆にそういうイベントに参加しても良いが全く勉強しない日は作らない、それさえ守れば適度なリフレッシュはOK、というルールを決めメリハリはつけていました。
一度やりはじめると追い詰める性格なので、適度なリフレッシュを取り入れるのは最初抵抗がありましたが、遊んだ分他の日に勉強を頑張れるという相乗効果があり、結果的にはモチベーションの維持には良かったです。
ギリギリのスケジュールにし過ぎず多少バッファを持たせたほうが、精神的にも肉体的にもストレスは少なかったように思います。
直前期はどうしても不安に襲われます。
私もそうでしたが、いくら勉強しても不安は解消されません。
ただし、やらなければ不安は増大するだけですので、不安な気持ちを無理に否定しようとせず、そういうものだと受け入れて勉強を続けるしかないと思います。
私も本試験前々日まで不安が解消されませんでしたが、前日まで予定通りのカリキュラムをこなした後、これだけやったのだから後悔はない、と腹を括ることができました。
とにかく勉強を続けること。解消しない場合があるにしても、それが最良の選択肢だと考えます。
私は、司法試験に合格した先輩が言っていた『受かるまで受ければ受かる』という言葉に救われました。
難関試験に位置付けられる資格試験って、一部の受験生や受けたことのない人たちから神格化されがちだと思います。私はそれはかなり良くないことだと思っています。なぜなら神格化された試験は、諦める理由になるからです。もっと簡単な資格みたいに自分にとっては、受かることは当たり前、諦めるなんて論外!くらいの気持ちじゃないといつか心が折れちゃうと思います。受かるまで受ければ、必ず受かるんです。合格することは確定しているのだから道中を楽しむつもりで勉強しましょう。
働きながら合格を目指す一番のメリットとして、「もし今年ダメでも何も失うものはない」というメリットでした。(正確には時間もお金も失ってますが…)
専業受験生は勉強時間を確保しやすいメリットがある一方、将来への不安を感じるというデメリットもあります。
私は働きながら合格を目指すということを決めていましたので勉強時間の確保の面では不利でしたが、精神面では有利に働いたと思います。
モチベーションアップですが、最後まで見つけられませんでした。ただ、司法書士試験は長丁場の試験ですし、そういう時期は必ずあることを理解していました。そしてそういう時期には勉強から離れ「普段我慢していたことを徹底的にやりきる」ことを意識していました。読みたかった本を読み、見たかった映画を見て、会いたかった人に会う。そして気が付けばまた机に向かっていたと思います。
もともと、頑固者で職人肌な性格なので、ひとつのことを継続することは好きでした。
司法書士試験の合格者の話を聞いていると一番多いのは5回や6回くらいでの合格。私のように10回という人は比較的遅いほうではないかと思います。
それでもあきらめなかったのは5年目までは徐々にではありますが、毎年点数が増えていったからです。
継続すれば合格点に届くと思ったためあきらめる気になりませんでした。
後半の5年について択一は勉強せずとも基準点を余裕で越え、記述のみがネックとなりました。そのため記述さえクリアすれば合格することはわかっていたのです。そのレベルまで行くと、諦められるわけがありません。
また、司法書士試験の勉強をすることを従妹に話した際「受かるまでやるんでしょ?」と言われ「そのつもり」と返したところ「じゃあ受かるわ」と言われ「あ、そうか、受かるまで受ければ受かるんだ」となぜか感動したことを覚えています。
その言葉があったからこそ頑張れたのだと思います。
韓国ドラマにハマり何ヶ月も勉強から離れたり、漫画喫茶に入り浸っていた時期や司法書士試験そっちのけで英会話の本を読み漁っていた時期もありました。一度勉強から離れるとなかなか勉強を再開することができませんでしたが、そんな時はカフェに行って勉強をしていました。そうすることで気分転換にもなり、再び勉強の意欲も湧いてきて、勉強生活に戻ることができました。
また、通勤する電車の中でテキスト等を読むようにしたことで、学習のリズムを作ることができたのも学習継続の手助けとなりました。
学習をしていて不安になることはありませんでしたが、学習をしていないと不安になるので常に頭の中には司法書士試験のことがありました。
司法書士になることしか考えていなかったので常に司法書士になった自分をイメージしてモチベーションを維持してきました。
「今ある問題は司法書士になれば全て解決する。司法書士になれば楽しい未来が待っている。」と信じ学習を続けました。
今年は受験をやめようと思ったことが一度だけあります。
それは今年の試験です。
去年の11月に勤めていた司法書士事務所の所長から一方的に辞めろと言われ最終的には調停まで発展し、約4ヶ月まともに勉強ができない上にメンタルもかなりボロボロだったからです。
調停が終わったのは3月半ばでした。
しかし、「今ある問題は司法書士になれば全て解決する。司法書士になれば楽しい未来が待っている。」の言葉を思い出し、そこからがむしゃらに勉強をして遅れを取り返し今年合格することができました。
片手を越えるギリギリ不合格に何度も心が折れかけましたが、続けられた大きな理由は家族の支えと意地でした。事務所のボスからは「そのうち受かればいいよ」と言われていましたが、その言葉にあぐらをかいていた自分への「後悔」と「家族への責任」からくる「意地」に尽きると思います。あと◯点が続いていたので、ここまで来たらやめられない、という気持ちもありました。
私が司法書士の学習を続けることができたのは、3つの大きな支えがあったからです。
まず1つ目は、合格したときに家族や友人が心から喜んでくれる姿を想像できたことです。勉強が思うように進まず落ち込む日もありましたが、自分のためだけでなく、大切な人に良い報告をしたいという気持ちが、学習を継続する大きな原動力になっていました。
2つ目は、受験勉強が終わったらやりたいことを具体的に思い描いていたことです。「自由に趣味を楽しむ時間を作りたい」「遠くへ旅行に行きたい」など、合格発表の後の楽しそうな自分をイメージしていました。それによって、今の努力に意味を感じることができ、モチベーションの維持につながりました。
そして3つ目は、講師の言葉の存在です。講師が何度も口にしていた「合格への執念」という言葉は、私の中で大きな支えになりました。特に、試験本番の当日まで、絶対にあきらめないという姿勢を持ち続けることの大切さを、講師の言葉から深く学びました。そしてシンプルな言葉を気持ちが折れそうな瞬間に何度も思い出し、自分を奮い立たせました。司法書士の勉強は決して楽な道ではありませんでしたが、支えてくれる人の存在や、自分自身が描いた未来、そして励ましの言葉が、私の背中を押し続けてくれたのだと思います。
仕事を退職しており背水の陣の状態だったので、相当な焦りもあり、有難いことにモチベーションが保てないということはあまりありませんでした。「資格を取得すれば、生涯自分が納得できる働き方ができる」と前向きな気持ちでしたし、退職時には「これからの1年間は勉強だけをしよう」と覚悟を決めていたので、とにかく勉強以外のことは意識的に考えないようにしていました。授業の配信についていくだけで自動的に勉強は進んでいくので、モチベーションの有無に関わらず、ただその日やるべきことを機械的に進めることに徹していたと思います。
SNSはもともとやっていませんでしたが、周りを見てしまうと不必要な焦りや不安に駆られると思ったので、試験に関する情報は授業の配信以外はシャットアウトしていました。
人によって勉強への向かい方も進み具合も異なると思いますので、自分のやり方を貫くというのもひとつの方法かと思います。
不合格になるたびに、思ったのは、他にやりたいことがないし、法律の勉強が好きだということです。
5回ぐらい不合格になったころは、まだそれほどつらくもなく、もう少しやれば合格できるだろうと気楽に考えることができていたように思います。基準点を安定的にクリアーできるように、もしかして今年は合格しているのでは、という期待が持てるようになった7回目の受験ぐらいから非常につらくなり、勉強とは関係ない本を読んだり、お酒を飲んだりして、やり過ごしていたような気がします。
なぜ続けられたかといえば、この道しかないと信じていたからだと思います。なぜか、勝手に自分は司法書士になるものであり、必ず合格できるものであると信じていた節があります。
学習中に不安を感じたときは、カウンセリングで講師の方々に「いいところまで来ているよ!」と声をかけていただいたことが大きな支えになりました。また、過度に肩に力を入れすぎず、「もし勉強をやめても命を取られるわけではない。ただ、自分が司法書士になりたいから挑戦している」という前向きな気持ちを忘れないようにしていました。さらに、1週間ごとに「ここまでは絶対に終わらせるゾーン」を設定し、勉強をサボると後で自分が苦しくなる仕組みを作りました。程よいプレッシャーをかけ続けることで、日々の学習を継続し、モチベーションを維持できました。
すでに会社を辞めていたので、司法書士しかないと言う思いが強かったのと、他校の教室クラスで仲良くなった同年代のクラスメート達も諦めずに頑張っていたので、たまに会ってわからない点とかを議論したり愚痴ったりするのも楽しかったですし、諦めると言う気にはならなかったです。また、山村講師の資料に記載のある今までの合格者のエピソードを読むと自分も頑張らないという気持ちになりました。
他の国家資格保持者の方から、はじめて受験する際に、受かるまで試験を受け続けることをすすめられました。自分の意思だけで簡単に受験をやめることができる試験ですが、今年は受験せずに来年のために勉強しようと決めた瞬間、モチベーションや学習時間は確実に減少すると思います。やめたくなったときは、伊藤塾のYouTubeやnoteを見て、励ましてもらいました。講師の方でさえも努力して手に入れた資格だと認識することで自分も頑張ろうと思えました。
伊藤塾のフォロー体制がしっかりしていることが大きかったと思います。学習方法の疑問や学習するうえで不安に思っていることは、カウンセリングやスクーリング等で話を聞いていただけるので、心強かったです。また、伊藤塾の各イベントやスクーリングでは他の受験生ともお会いすることができるので、それによって受験勉強で感じる孤独感が緩和されました。伊藤塾は講座以外のコンテンツも充実しており、勉強の休憩時間にnoteやYouTubeを見ていました。多くの人が混乱しやすい論点の解説や試験への不安がやわらぐような講師からの励ましの言葉を聞くことができ、勉強面でも精神面でも司法書士試験の学習継続に役立ちました。
本試験で問われる知識は膨大な量に及び、学習しているうちに「これらを全て覚えなくてはいけないのか」と絶望的な、そうでなくても暗澹とした気持ちになることは誰もが経験されることかもしれません。
そんな中で、北谷講師の講座の問題解説中に、「この問題は非常に正答率が低いのでできなくても気にしなくてよい」「非常にマニアックな知識なので覚えなくてもいい」といった「メリハリ」についてのお言葉があり、どこか安心するような気持になりました。
法律家としては法令のあらゆる知識を知っているに越したことはないのかもしれませんが、限られた時間で勉強する我々にとって、試験問題に関するあらゆる知識を全て事細かに網羅することは不可能です。
確かに膨大な知識量が求められる試験ではありますが、あくまで第一に求められるのは「誰もが正解するような問題を失点しないこと」であり、「あらゆる問題を解けるようになること」ではないと思います。
もっと勉強しなければおいて行かれる、と気持ちが焦った時にこそ、そのような「メリハリ」が大事ということを思い出すことができれば、少しだけ気持ちも楽になり、冷静に自身の学習状況を見返すこともできるようになるのではないでしょうか
択一落ち、記述落ち、総合落ちを経験し、今年ようやく合格することができました。
特に昨年総合落ちした時は、私には合格は不可能だ、もう諦めようと非常に落ち込みました。司法書士を志望した熱い思いを再確認するため、願いを書いた紙を毎日見返しモチベーションアップを図りました。
ひとりで勉強していて、周囲に司法書士の方もなかったので、なんか現実感のない、薄いままに取り組んでいて、勉強が力をもって身につかないような感がありました。ひとり勉強のウィークポイントではないかと思います。不安を持ちながら取り組んでいて、不安の解消の仕方は今もわかりません。
何度も不合格になって勉強を止めようかと思ったことはあります。でも、派遣ではなくて、かつて正社員で働いていたときのように元気に仕事して社会の役に立ちたい、収入も欲しい、軽くみられる存在ではいたくない(派遣は一部の方々からそう見られ、そう扱われる)と思い、だから頑張るのだと思いなおしました。
膨大な試験範囲に直面した際の不安は、今振りかえってみると、とにかく学習を進めることで徐々に解消されていったように思います。
学習初期の頃は、「完璧に理解しないと次に進めない」という思い込みが強く、結果として試験までに全範囲に手を付けることすらできませんでした。ひたすら目の前の課題に取り組み、暗記を積み重ねることで、少しずつ前に進んでいたように感じます。
長期間にわたって学習を継続するうえで大切だと感じたのは、「適切に休憩を取ること」です。私自身、勤務と両立しながら学習を進める中で、休憩を軽視してしまい、体調を崩して学習の進行が大きく後れた時期がありました。その結果、焦りが募り、成果が出ないという悪循環に陥ってしまいました。
そうした経験を経て、自分のペースを大切にしながら学習を進めることの重要性を実感しました。ペースを守ることで、モチベーションを維持しつつ、安定した学習を継続できるようになりました。
受験期間中は、常に不安がつきまといました。特にゴールデンウィークを過ぎたあたりからは、落ちたときのことを考えては、不安な気持ちになっていました。そんな中で、勉強を続ける支えになったのは、応援してくれた人、迷惑をかけてしまっている人がいたからです。手を抜く理由はいくらでも思いつきますが、他人のためとなると歯止めがかかります。勉強中も本試験中も、「もうこれでいいか」という考えが何度も頭をよぎりましたが、ぎりぎり踏みとどまることができたのは、その人たちに言い訳できないからです。講師が講義の中で「最後は他人のため」とおっしゃっていましたが、その通りだったと思います。
元から目標にしていたため、辞めたいと思ったことはありませんでした。もし、辞める時は相当の理由があり自らが納得した状態で辞めたかったので、それ以外は選択肢にはありませんでした。
ただ、落ち込むことはありました。
模試の点数は気にしないと言っても相対評価の試験なので、順位や点数が気になってしまいます。
自宅受験で提出しなかったこともありました。
ただ、そこに向き合わなければその先に道はないと思って全てを受け止めるようにしました。
別な道を探す時間も努力も試験以外に使いたくなかったし、その時間を試験勉強に使っていれば合格できたかもと思うことが1番の後悔だと思ったからです。
試験は合格するか、納得して後悔なく勉強を辞めるかの2択しか準備されていないと思うことで、どうせなら笑って終わりたいと思い、踏ん張って来れたと思います。
勉強を続けるためにはモチベーションを保っていくことと気持ちを切り替えるようにすることが必要だと思います。
勉強できなかった時なども、'又明日から頑張ろう'と、気持ちを切り替えるようにしていました。
勉強以外のことをする時間を作ったり、しっかりと休息をとることも重要だったと思います。脳や体を休めないと集中力が低下して、効率が悪いように思います。
模試の点数の低さに何度も落ち込んだことがありましたが、講師の方々や多くの合格者の方々が繰り返し言っていた、'諦めない事' を思い返して、淡々と勉強を進めていくように努めました。
講師の方々の励ましの言葉や合格者の方々の合格体験談には励まされ、モチベーションが上がりました。
お恥ずかしい話ですが、受験回数は両手で数えなければならないほどです。それでも続けられた一番の理由はたぶん「意地」です。誰に強制されたわけでもなく、自分で決めた目標ですから、いつだって辞めることはできました。でも、これまでに費やした時間と費用と流した悔し涙は相当なものです。そんな中、ここで諦めたらそれらは全て無駄になる、諦めなければそれらは全て血肉になる、その両極端を俯瞰したとき、諦めるという選択はできませんでした。
諦めたら全て終わり。そんな意地が私のモチベーションを支えていました。
学習での不安の解消方法は、不安がなくなるまで学習する!これだと思います。これ以外にないと思います。よく司法書士試験の学習が難しくてモチベーションが……等と言われる方が居ますけれど、この試験の合格者は、オリンピックみたいに4年に一回、金・銀・銅の三人だけでなく、毎年毎年750人合格者は出るのです。勉強すれば必ず合格できる試験ですので、頑張ってください。
普段の仕事などでは、いかに自分が頑張っても報われない悔しい思いをすることがありますが、この試験は、本当に努力は必ず報われますので、とにかく不安をなくすまで勉強してください。
過去の合格者の勉強法、受講コース、スケジュールなどを参考にしました。特に自分が受講していたエクシード、プラクティカルについてはいろんな方のものを参考していました。同じ講座で合格しているのだから自分も大丈夫と何度も言い聞かせて進めていました。
また、受講してわからないところは質問制度をかなり利用しました。答練でも府に落ちないところを質問して明確にするように心がけていました。不登法記述では質問していた抵当権抹消の判断について理解を深めていたので本番で判断に迷いそうな箇所にひっかからないで済みました。
私の受験回数は3回にわたりますが、受験をやめようと思ったことはありません。もともと法律の学習が好きなのもあるのですが、カウンセリングを利用させていただいたときに、講師やクラスマネージャーの方に励まされたからだと思います。また、家族や職場の同僚からの応援もありました。あと、私は負けず嫌いで、やると決めた以上は、必ずやるタイプであるので学習を続けることができたというのもあります。ともあれ、励ましや応援がなければ、合格はなかったと思います。
私の場合、一般的には亜流と思われるかも知れませんが、「勉強のために色々なことを諦めない・犠牲にしない」ということが、司法書士の学習を継続できた秘訣であると考えています。受験勉強を始めたからといってそれまでの日々の生活サイクルはほぼ変えず、基本的には通勤などのスキマ時間を活用、その他には、それまで惰性でスマホゲームで遊んだりYouTubeを見ていた時間など、「これは時間の無駄遣いだったかな」と自分でも感じられる時間を勉強に振り分けていきました。(なお、そのような勉強スタイルでも合格に辿り着くことができたのは、私の場合は合格目標時期を10年ほど先に設定していたからであって、短期合格を目指す場合にはある程度諦めること・犠牲にすることは必要になってくると思います。)
なぜ何度も不合格になりながら学習を続けることができたのかというと、家族や講師の方たちの応援もありますが、1番はやはり自分が司法書士になりたいからだと思います。司法書士の資格を取らなくても今の仕事を続けることができるし、今の仕事が嫌ならば探せば他の職業があると思います。なぜ自分がここまで時間を費やしてまで合格したいのか、自問自答しながら、毎日、急成長は望めなくても、少しでも成長することを目標にすることで学習を継続することができたのだと思います。
兼業で勉強をはじめた頃は、十分な学習時間を確保することが難しく、思い切って専業受験生になることを決意しました。しかし、仕事をしていないことへの罪悪感や、友人たちが社会で活躍している姿を見るたびに、自分が情けなく感じて落ち込むことも多くありました。それでも、「一度やると決めたことから逃げたら一生後悔する」と自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせて勉強を続けました。私が学習を通して一番大切だと感じたのは、「人と比べない」ことです。どんな自分になりたいか、そのために今できることは何かを考え、周囲ではなく自分自身に集中することが、前に進む力になると思います。
普段SNSは見ないのですが、前年の受験で総合落ちだったこともあり、その悔しさを忘れないようにするため、あえて合格者の発信を見るようにしていました(傷のなめあいみたいになるのがいやで、逆に受験生の発信はなるべく見ないようにしていました)。
当初の目的は悔しさを忘れないためにはじめたSNSでしたが、年末から年明けくらいになると、合格者の発信は試験の話題から就職活動や研修の話題にシフトしていきます。
結果的に合格後の姿を知ることで、ゴールの様子が明確になるという点でメリットが大きかったように思います。
●ペースメイク
蛭町講師が講義のたびに名言を披露してくれました。
ぐっとくる言葉が多く、何年目でもテキストを読み返す際に、メモしておいた名言を見ては2年目にはじめて聞いた時の気持ちを思い出し、初心に返ることができました。
ちなみに合格発表で自分の番号を見たときに思い出した名言は「勝ちに不思議の勝ちあり」でした。
●もう諦めたいと思った時にオリンピック関連の新聞記事で紹介されており、どなたの言葉かは忘れましたが…「敗者とは、すぐ近くにある勝利に気づかなかった者である」これを思い出すと、呪われたように勉強できました。
私の場合は転職をして、司法書士を目指す道に環境を変えたことが、学習するしかないという状況を作ることになりました。結果的に合格できましたが、受験に専念するということは、環境にもよりますが、精神的にも経済的にも何度もできることではないと思います。合格者メッセージで「諦めずに頑張る」という言葉を書かせていただきましたが、正直なところ、合格した年は、ここまで学習してダメなら、受験を諦める気持ちでもいました。
モチベーションの維持のためには、合格をしたいという気持ちと計画も大切ですが、一方で自分が納得するまでやり切ってダメなら仕方ないという、割り切った気持ちも大切だと思います。受験期間は追い込まれすぎて暗く過ごすよりも、できるだけ明るく楽しみながら挑戦する方が、人生は豊かになると感じています。
演習で宇津木講師がよく言われる「ただ問題を淡々と解く」という言葉は、直前期によく心の中で繰り返しました。ただでさえ不安がよぎる直前期、この修行僧のようなお言葉が私の心を勇気づけてくれました。
全ての講師は本当に核心的なお言葉をいってくださるので、それを胸に刻みつけながら合格まで頑張れたと思います。
また、個人的な思いとして、いままで生きてきたなかで、挫折したり、途中であきらめたりすることもたくさんありました。ふと、自分が一生を終える時に「ああすれば良かったな」と後悔をしたくないという思いが強くなりました。自分がなりたかった自分になって一生を終えたい。実は以前に2度も司法書士入門講座を受講して挫折した過去があります。「私なんかがこんな難しい試験、受かるはずがない!」と最初からあきらめた、そんな意識の自分を変えたいと思いました。その強い思いが「合格するまで絶対にあきらめない!」というまさに「合格への執念」として持ち続けられたおかげで、合格できたと思います。
自らの不安を煽り、危機感を抱かせることが学習を続けるモチベーションになりました。私は司法書士事務所に勤務していた時期もあり、自分の不出来さや知識の底を自覚することで緊張感を持って勉強に臨んでいました。登録免許税は口頭で聞かれても直ぐに概算を出せる様にするなど模試とは別の角度から気合を入れることができました。また民事訴訟法等苦手で上手く頭に入らない分野に関しては書籍やYouTubeといった別媒体を通じて興味を持つことからはじめました。
講座や答練、模試をペースメーカーにして学習を進めていました。1回目、2回目の試験直後には、どこに課題があるか自覚できていたので、すぐに次年度に向けての学習に入ることができました。
今回、3回目の本試験は、択一はとれたものの、商登記述で自滅。試験問題の疑義もあって、合格ラインぎりぎりの推定だったので、結果発表までの期間がとても不安でした。考えてもしょうがないのに、何度も自己採点してみたりして、何も手につかず、最悪の状況でした。一旦、試験勉強を離れてしっかり休む、別の資格試験に取り組むなどのアドバイスもありましたが、不合格だったらやめようか、これ以上はできない、時間の無駄ではないか、でも、ここまでやったのにあきらめるほうがムダではないか、と悶々とする日々でした。筆記の合格発表の直前ぐらいになって、ようやく、本試験で完全燃焼できてないという気持ちが固まり、ダメでももう一回やってみようという思いがでてきました。
結果、ギリギリで合格できたのでよかったのですが、試験後から発表までの期間は、合格が近い人の方が、メンタルの維持が厳しいと思います。この時期の受験指導校の講師の相談やカウンセリング、情報発信はありがたいですが、機会は限られます。逆に、常に目に入るSNSは、高レベルでの合格推定者の発信が多く、そのことを意識しておかないと、メンタルに悪影響がたまります。ご留意ください。
・山村講師の講義内でのメッセージや、月一回のカウンセリングで不安を解消しました。
・不安がなくなるまで努力しました。
・家族、友人、先輩の言葉や応援が支えになりました。
補助者として司法書士という仕事を傍らで見てきたことで、司法書士になりたいという気持ちが消えることはありませんでしたが、無理かもしれないと思うことは何度もありました。退職して専業受験生となってからは、年齢的にも、もう別の道は考えられず、ライフワークの様な気持ちで続けてきました。
受験指導校や講師、現職の司法書士、他の受験生のYouTubeやXはフォローして、同感したり、参考にしたり、リラックスしたりしていました。
勉強を続けられたのは家族のおかげです。
子どもの手前、投げ出さないと意地を張り、補助者ではありましたが勤務先が実家だったこともあり、かなり融通をきかせて貰いました。
他の受験生よりも恵まれていた環境にあったことは事実ですので、あまり役には立たないと思いますが、日々机に向かうことが習慣化できた結果だと思います。
自虐的ではありますが、落ちても気にしないでいられたのは、無駄に長い受験歴も関係していると思います。
途中で「受験をやめよう」というよりも「受験をやめたい」と思ったことは数知れず。ですが、やめなかったのは、単純にやめたところで他の選択肢(就職するなど)の方がはるかにハードルが高かったからです。だったら、このまま頑張って資格を取れれば、将来的には開業など、自分の好きな働き方ができる、と思い踏みとどまりました。元来、あまり不安に思うこともない、楽天的な性格も幸いしたのかもしれません。
1 学習を継続できた主な要因
自身の経験上、学習継続の主な要因は①習慣②意志(覚悟と危機感)③成長実感の3つでした。イメージとしては①がベースとなって②は切り札、③はバックアップとしての役割を果たしていました。
(1)習慣
物事を長期間継続するためには、行動を習慣化し、モチベーションの高低に左右されない状態を実現することが欠かせません。司法書士試験の初学者の場合、内容の理解や暗記よりもまずは勉強を習慣化することが第一関門となります。勉強をはじめたばかりの頃は、仕事で疲れた体に鞭打って講義を受けたり、問題を解いてテキストに戻ったり、雛形を覚えたりを毎日繰り返すことは骨が折れるように感じるかもしれません。ところが、こうした行動がひとたび習慣化して日常生活に溶け込んでしまうと苦痛ではなくなります。わたしにとって習慣の効用は凄まじく、たとえ無気力な日でも何もしないことに違和感を覚え、教材に手が伸びるようになりました。そして、不思議なことに、いったん勉強に着手すると徐々にモチベーションも上がってきて「もう少しやってみるか」という気分になりました。個人差はありますが、この境地に達すれば学習継続のハードルは一気に低くなります。
「モチベーションが上がらない」というのは多くの受験生が抱えている悩みのようです。しかし、わたしはモチベーションに関係なく日々のルーティンを淡々とこなすスタイルであったため、このような悩みはありませんでした。習慣化していればあまり気乗りがしないときでもテキストを開くぐらいのことはでき、いったんアクションを起こすと後からやる気もついてきて当初は5分のつもりが気づいたら30分以上続いていた、ということはよくありました。自身の経験上、「モチベーション→勉強」ではなく「勉強→モチベーション」というそもそもモチベーションに依存せず、習慣を軸とした勉強に切り替えることがこの悩みに対する最適解だと考えています。
習慣化のコツはいきなり大きな目標を立てないことです。初学者の方であれば「毎日テキストを開く」「帰宅後に講義を1コマ受ける」「毎朝ドリルを5問解く」のような「いくら何でもこれくらいはやろう」という程度の目標を設定して、毎日コツコツ達成していくことをおすすめします。たとえ小さな目標であってもその達成がモチベーションを上げ、それがさらに次の目標達成につながる好循環をもたらし、いつの間にか歯磨きのように当たり前の行動へと変化しているはずです。
しかしながら、習慣にも欠点があると考えています。それは自己目的化です。講義や問題演習はあくまで実力をつけ、ひいては合格という目的の一手段にすぎないのに、毎日続けているといつの間にかそれ自体が目的にすり替わっていることがあります。「講義は受けているのに身についていない」「過去問を解いているのに点数が上がらない」といった悩みの原因のほとんどは、講義の受けっぱなしや過去問の解きっぱなしである可能性が高いです。学習は自分で考えたり調べたりするなど主体的に取り組んではじめて成果につながります。日々の学習では「漫然と講義を受けていないか」「受講の記録をつけただけで満足していないか」「何となく〇×をつけて何となく解説を読んでいないか」などをセルフチェックして、無駄な学習に陥らないように心がけていました(惰性に流れてうまくいかないことも多々ありましたが)。
(2)意志(覚悟と危機感)
この2つは雑念や欲望を抑制し、モチベーションを一気に高めて勉強に駆り立てる効用がありました。覚悟は司法書士試験の受験を決めてステディコースを申し込んだとき、危機感はお試し受験で基準点割れを経験したときや実践編の記述式に打ちのめされたときが特に強く、いずれのときも「もう後がない、やるしかない」という切迫した感情が生まれ、毎日机に向かう原動力になりました。この2つが湧いてくる根底には「絶対に初回で合格する」という強い意志がありました。そのため、覚悟や危機感によってその強い意志が顕在化していたときは特に集中力が高く、密度の濃い学習ができました。
とはいえ、その勢いは長続きしませんでした。勉強駆け出しのときは「仕事と家事その他生存に必要な最低限の行為以外の時間は全て試験勉強に充てる」覚悟があり、お試し受験後や実践編の記述式で大失敗したときは「今のままでは合格は不可能」という危機感がありました。途中までは意志の赴くままに日々全力で打ち込むことができましたが、同時にエネルギーもかなり消耗していたため、ある時から一気にペースダウンしました。やはり常に絶好のコンディションを保つことは困難でした。
長いイニングを投げ切らなくてはならない先発投手は、初回から一球一球全力で投げるわけにはいかず、基本は力を抑え、強打者相手やピンチの場面といった「ここぞ」というときにギアを上げます。試験勉強も同様で、受験期間の大半は習慣の力を使ってなるべく省エネ投法で凌ぎ、直前期などの大事な場面は意志の力を使って全力投球することで長い道のりを無理なく完走することができます。習慣と意志双方の特徴を理解してうまく使い分けること、そして何より無理をしないことが学習継続のコツです。
(3)成長実感
受験勉強は時にゴールのないマラソンのように感じられました。毎日勉強しているのに知識が定着せず、合格までの距離が一向に縮まる気配がないときは特にそうでした。
そのようなときはなるべく視点を過去に向けるようにしていました。例えば、はじめて司法書士試験の問題を見たときは「こんなの解けるのか?」「記述式は何を書いたらいいのか?そもそも別紙がたくさんあるけど問はどこに書いてあるのか?」と思ったりしたものですが、学習が進んだ段階で改めて見てみると、まだ解けなくとも、問題のランク付けや問われている論点、書くべき雛形はだいたい見当がつくようになっており、これだけでも成長を感じるには十分で、学習意欲が喚起されました。
成長実感は習慣、覚悟、危機感ほどの力はありませんが自己肯定感を高め、学習継続を後押ししてくれました。自分がどこまで成長したかを測る明快な物差しは点数ですが、物事に対する感じ方や考え方の変化も成長を確かめる指標になり得ると考えています。そこでわたしはテキストや問題集に「わからない・・・」「なぜこうなるのか?」「〇〇の論点と混同した」など、そのときの率直な感想や間違えた理由を日付とともに殴り書きしていました。普段の勉強において過去を振り返る機会はほとんどありませんが、このようなメモを見ることで自分が当時この論点についてどう感じたのか、どう考えて答えを出したのかなどを思い出すことができます。このメモを使って過去の自分と比較し、現在に至るまで正しい方向で進んでいるのかを確かめていました。最初はさっぱりわからず音を上げていたが今ではしっかり理解できていれば、これまでの学習は間違っていなかったという自信が得られ、学習に弾みがつきました。一方、過去も今も、同じ理由で同じミスをした箇所や同じ疑問を感じた箇所は自分の弱点と捉えて重点的に復習するなど、学習の指針としても活用しました。
実力は右肩上がりで伸びるわけではありません。特に学習初期段階のほとんどは停滞期間で我慢の日々が続きます。初学者にとっては最初にぶつかる壁のひとつで、勉強しているのに合格に近づいている実感が得られず、自信を失いそうになるかもしれません。しかし毎日続けていれば「新しいことを知った」「この前よりは理解できた」など何かしらの成長があるはずです。それがどんなに小さくても、そこから学ぶことの楽しさを見出し、楽しみながら日々の勉強を続けてほしいと思います。その積み重ねが実を結ぶときは必ず訪れます。
2 学習継続の支えとなった合格体験記
勉強に集中できないときは気晴らしに伊藤塾の合格体験記を繰り返し読んでいました。読むたびにつくづく感じていたことは、この試験には本当に様々なタイプの合格者がいるということです。総合点落ちの失意から立ち上がり、見事リベンジを果たした合格者、何度不合格になっても決して折れることなく、不屈の闘志でついに悲願を果たした合格者、一方で、淡々と勉強して順調に実力を伸ばし、当たり前のように合格した、「逆転合格」とは無縁のところにいる合格者――。体験記には仕事、家庭、病気、事故など何かしらのハンディキャップを抱えながら試験に挑み、困難を乗り越え、合格を勝ち取るに至ったチャレンジと努力の軌跡が描かれています。その内容は赤裸々で、非常に得るものが多く、合格を目指すうえでの心強い道しるべとなりました。中でも次の2つの共通点は何度も自分自身に言い聞かせました。
(1)基礎・基本に根ざした正統的な勉強が、いつでも、どんなときでも最も有効であること
(2)チャレンジ精神を持って、最後の最後まで絶対にあきらめないこと
何かに挑戦すると、大なり小なり必ず成功と失敗の結果がついてきます。体験記からは、合格という1つの成功の裏には無数の失敗があることも読み取れます。当初は司法書士試験のような難関試験を突破した人は「完璧」というイメージを持っていましたが、様々な体験記を読む中で実際はほとんどの方が数多くの失敗を経験していることを知りました。次第に「合格するのは失敗を繰り返しながらもそこから学び、本試験で致命的な失敗をしない人」という新たな合格者像を描き、そこに向けて失敗をポジティブに捉えることを心がけるようにしました。日々勉強していると忘却、勘違い、見落とし、枠ずれなど数えきれない失敗をしますが、これらは決して悪いことでも落胆すべきことでもありません。大切なことは「これも過去の合格者が通ってきた道だから大丈夫」と前向きに受け止めつつ、その原因を分析して次に活かすことです。確かに失敗と真正面から向き合うことは簡単ではありません。現状と合格までのギャップや「本番で同じ失敗をしないだろうか」という不安に悩まされることは往々にしてあります。しかし、失敗したということは自分自身の課題が浮き彫りになったということであり、裏を返せば伸びしろと捉えることができます。わたし自身、お試し受験で基準点割れしたときや記述式実践編をはじめて解いて答案が崩壊したときは実力のなさに言葉も出ませんでした。それでも失敗から目を背けることなくひたむきに努力を続けた合格者のありのままの体験談が再起の後押しとなり、たくさんの課題を1つ1つクリアして実力を伸ばすことができました。成功と失敗は相対する言葉ですが、失敗は活かし方次第で将来の成功の一要素とすることができます。反対に、失敗をそのままにしたのでは何も生みません。その点で成功の対極にあるのは「何もしないこと」であると考えています。
合格するためには失敗を避けるための努力はもちろん、たとえ失敗したとしても果敢にチャレンジし続ける勇気と諦めない精神力が必要です。諦めずに挑み続ければ、たとえ結果が振るわなくても「やるべきことは全てやったし、今の実力を出し切ることができた」という感想が生まれ、次の挑戦へと踏み出すことができると思います。司法書士試験合格に挑戦しようとする方が、体験記の裏側にある成功と失敗の物語から合格のエッセンスを汲み取って受験勉強に活かし、悲願を成し遂げることを心から祈念しております。
私のモチベーションの源は、常に「司法書士試験に合格した自分の姿を具体的にイメージすること」でした。
司法書士試験に合格すれば、超難関試験を突破した自分、官報に合格者として名前が掲載される自分、司法書士バッジを胸に業務を行う自分、さらには独立して自分の事務所を構え、司法書士として仕事をする自分――そのような前向きで楽しい未来はいくらでも思い描くことができます。
私は、講義やSNS、周囲の評価といった「自分の外側」にモチベーションを求めるのではなく、自分の内側にある理想の将来像を原動力として、淡々と学習を続けることを選びました。
その結果、学習の過程で不安になることや、受験をやめようと考えたことは一度もありません。
「続けるか、やめるか」という選択肢自体が自分の中には存在せず、ただ合格するまで勉強を続けていただけでした。
かなり精神的に追い込んでいたので、「来年も同じところに止まりたくはない」「早く次のフェーズに行きたい」「早く解放されて、のびのび子どもと遊びたい!」という気持ちが一番のモチベーションでした。もともとXやnoteなどを眺めることが好きなのですが、それらを一切封印しました。スマホの待受画面は解けなかった問題の画像と解説を撮った写真にし、ホーム画面のアプリは勉強に関するもののみを配置するなど、身近な部分での誘惑の芽を摘みました。
学習していて不安になった時は、先輩の司法書士の先生に上手くいかないから辞めてしまった方がいいかメッセージで送り、いつも頑張れあと少しだと励ましていただきました。
そのたびに今回で最後にしようとその年の1年、勉強しておりました。
それでも答練、模試で上手くいかない時、記述の点数が取れない時は悩みました。何故できないのか?向いていないのか?でも負けたくない、自分の決めたことを途中で辞めたくない。そう思っていたので辞めなかったです。疲れた時プラネタリウムを見に行きました。すごく広い空がありその先は宇宙です。
宇宙の中の1つの星の地球、その中の私がいて、勉強ができなく悩んでいる。銀河では毎日星がぶつかって壊れている、それに比べたら答練、模試なんて小さいこと、私は小さなことに負けない。宇宙に比べたら何でもできるんだ。
だから乗り越えよう、そう言い聞かせました。
あとは高い展望台に登り風景をみる、勉強なんて小さなこと、点数なんて小さなこと。乗り越えよう、そういう風に自分のモチベーションを保ちました。
あとは点数が良かったときはゆっくり1時間好きな食事をしました、だんだん年数を重ねるごとにゆっくり食事のできる時間が増えていきました。
勉強を進めていく中でこれのやり方はいいのか、この勉強で本当に受かるのか、など常に不安が付き纏ってきます。しかしながら合格者の方などの体験談などを読んでも多くの人が同じような考えになっていると知り、これはみんな共通の思考なのだと考えるようになりました。むしろきちんと勉強をしているからこそ、不安になったり心が揺れるのだと思うように捉えることで乗り越えることができました。
私の場合は幸い司法書士事務所で補助者として働いていたため、事務所にいる限りは司法書士試験を諦めるという選択肢はありませんでした。
しかし、やはり仕事との両立は難しく勉強も遅れがちになると、自然とモチベーションも下がり落ち込むこともしばしばありました。
そんな時は同じ講座を受講されている方のブログや合格体験記を読むことで励みにもなり、また自分以外にも苦労している同士がいるという気持ちで勉強を再開することがありました。
何度もやめようと思いましたが、やめるのも自由、続けるのも自由、やらずに後悔するならやり続けて後悔したほうが良いという思いがあり、何とか続けることができました。学習の初期にはテキストを読んでもわからないことが多々あり、なかなかスムーズには学習は進みませんでした。学習をやめたいと思ったのはこの頃で、学習の理解が進みテキストや過去問をスムーズに消化できるようになったら、不思議と学習をやめたいとは思いはなくなりました。
司法書士法人で長く補助者をしながらの受験生活でしたので、実務は一通り経験させてもらいましたが、やはりこの業界で今後も生きていきたいという中で、司法書士資格は必須という思いは年々強くなっていたことがモチベーション維持につながっておりました。
また、仕事柄今までたくさんの司法書士の方と接しておりましたので、たくさんの先輩司法書士に応援していただいたことも最後までやり遂げられた要因と感じます。
「兼業受験生は合格しにくい」という一部の意見を目にすることもありましたが、どうしても仕事をしながら勉強しなければならない方々も多いと思いますので、兼業のプライドを持って勉強しておりました。
学習期間が長くなってしまったので、モチベーションの維持は課題でした。昨年の試験は手ごたえはあったのですが、記述式が基準点に10点以上足りず不合格。2年前、記述式は基準点を超えたのに総合落ち、3年前は総合点を超えたのに記述で基準点割れ。合格が近づくどころか遠ざかっていくように感じて、この試験は一生受からないんじゃないかとも思いました。しかしXやYouTubeでいつも司法書士の情報に接するようにして気晴らしにしていました。法改正の情報とかもこれらで仕入れることができました。
私は、勉強を開始してから合格までが長かったので、途中、病気をしたりいろいろな家庭の事情で<合格したい>という気持ちがどんどん薄れていってしまいました。しかし、ある事柄がきっかけで、今年はどうしても合格しなければならない立場となり、合格への思いに火が付きました。今までなぜ合格できなかったのか、自分なりに冷静に分析し、行動や勉強方法の見直しを図りました。模試ではある程度点数が取れるのに本試験では不合格となってしまう原因、それは、決断力のなさでした。模試では落ちる心配がないので思った通りに答案を書けますが、本試験では少しでも不安要素があると、『本当にこれでよいのか』と立ち止まってしまい、次の問題に移っても、前の不安を引きずったまま<心ここにあらず>の状態で問題を解き進めていってしまう、そんな状態でした。なので、今年の本試験は、迷わない・自分を信じて前に進む!スタイルで臨みました。そして、結果として合格することができたのです。(質問の意図に合っていなくてすみません。)
司法書士の勉強をはじめるために仕事を辞めましたので、合格するまで続けるしかありませんでした。しかし、それは自分で意図したことでもあります。逃げ道をなくさなければ自分には成し遂げることはできないと考えていました。日々出会う人たちにも「司法書士の勉強をしています」と言うようにしました。応援の言葉をかけてくれる人がたくさんいました。そんな人たちに合格の報告をできる日を想像し、夢見ました。「勉強しています」と言う嘘つきになりたくない、という気持ちだけが支えとなりました。
最初の受験では合格から程遠い点数でしたが、年々受験を重ねるごとに、少しずつですが点数が伸びていったので来年こそはという思いがあり、途中でこの試験をあきらめる気持ちにはなれませんでした。また試験の点数よりも勉強を毎年やり切ったというところまでなかなか到達しなかったのでそこに到達するまではやり続けたいという思いで試行錯誤してきました。
勉強を開始してから病気で思うように勉強できない時期もありましたがその理由で辞めたくないという気持ちもありました。
家族のサポートも大きかったです。合格して家族を喜ばせたいという気持ちで続けてきました。
私は一度司法書士試験から完全に撤退しています。なかなか合格できず心身ともに疲弊し、経済的にも厳しくなり、有限な時間はすぎていくばかりで、正直二度と勉強なんかするもんかと思っていました。
しかし40代が近づき今までことを振り返った時、司法書士になれなかった悔しさがふつふつと湧いてきてので、もう一度挑戦することにしました。とにかく「二度目の撤退などありえない!」この気持ちだけで勉強を続けてきました。
直前期2ヶ月ほど前に関講師の過去問向上委員会を見つけ、その時点で知識のあいまいさがある部分に気づき愕然としました。そこから学習ノートを再度練り直し、知識があいまいな場所は逃げずに再度基本から叩き直し、理解を中心に記憶を深めることに時間を費やしました。そのため、超直前期までには何とか模試で安定した点数が取れるようになりました。あのYouTube動画を見つけなかったら今年の合格はなかったのではないかと今でも肝が冷える思いです。
司法書士という超難関資格に合格してこそ価値があると感じていたので、とにかく受かりたいという一心でした。受かりたいと本気で思ったら当然勉強は続けられるはずであり、モチベーションが保てないくらいならそれは本気で受かろうと思っていないということです。そうはいっても試験前は点数も伸び悩み不安になることも多かったし、YouTubeの講師の方々の講義等を聴いて気持ちを高めていました。何度落ちても最終的に受かれば良いと思っていたため、絶対にあきらめるわけにはいかないと思っていました。途中で投げ出したらいままでの労力が水の泡であり、何とか結果を出すことに集中しました。
学習をしていて不安を感じることはたくさんありましたが、勉強する量を多くすることで解消していました。わからなくて不安なところを何度も繰り返していくうちに、だんだん理解できてくることが多かったので、不安が解消されていきました。
モチベーションアップの方法は、司法書士になった自分を思い描くことです。また、現司法書士の方のYouTubeやX(旧Twitter)をみて、こんな風になりたい!と思ったり、司法書士を勉強している方のYouTubeや、X(旧Twitter)をみて、モチベーションを上げていました。
いつ受かるのか?という不安はいつもありました。ただここまで勉強して、ここまで点数を取っていて、止められるかという意地もあったと思います。毎日同じように何年も過ごして辛かったです。ただ途中から勉強方法を考えることが楽しくなりました。これが勉強の醍醐味ではないかと思い、辛いけど楽しいというおかしな状態にありました。
直前期までは合格できるかどうかを深く考えず、時間の余裕もあったので気楽に講義や問題演習、答練に取り組みました。しかし直前期になると模試の結果がふるわず、「本当に合格できるのか」「もう間に合わないのでは」と不安になり、精神的に辛くてくじけそうになった時期もありました。それでも手を広げず、自分の弱点や課題をひとつずつつぶすことに集中しました。そして「もうあと少しで終わる」」「もし合格できたら、もう試験勉強をしなくて済む」と自分に言い聞かせ、今だけやり切ろうと気持ちを奮い立たせて勉強しました。
私はスマートに1回目受験や2回目受験で受かったわけではありませんでした。勉強期間が長引きましたが、司法書士の学習を継続できた理由としては、勉強が習慣化していて日常的になっていたからだと思います。歯を磨いたり、食事をしたり、睡眠をとったりといったように司法書士の勉強が日常的な習慣になってしまっていたので、気持ち的にも浮き沈みがなく、淡々とやっていました。働きながら勉強しており、収入源が保障されていたので、淡々とできたのだと思います。そこは働きながら勉強するメリットかなと思います。