直前期のピリピリした気持ちを和らげてくれた
伊藤塾の模試の解説
解説に書かれた“事件の背景”には
合格後の実務がイメージできました

E.Oさん(40代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
直前対策講座》全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 認知機能の低下してしまった友人のお父様や、また別の友人のご祖母様が特殊詐欺にあってしまいました。その悔しい思いを抱えたまま亡くなったという話を聞き、私に何かできることがないかと考えていた時、成年後見制度を知りました。その後、某新聞の連載で震災後の福島県でご活躍された司法書士の先生のお話を読みました。その方のご活躍に憧れて、司法書士を目指すことを決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

直前期

 「全国公開模擬試験」を受講しました。本試験と同じ会場での設定でしたので、本番は少し慣れた気分で落ち着いて受験することができました。また模擬試験の記述の解説に事件の背景が書かれているのがとても良かったです。どうしてもピリピリした気持ちになってしまう時期ですが、ただ単に解くための問題ではなく、その事件の背景を読むことで実際起こりえる事件を想像し、合格後の仕事の一端が見えるようでモチベーションアップにもつながりました。これは私の知る限り伊藤塾独自の試みであり、とても良かったです。
 関信敏講師による、「過去問向上委員会」を常に聞いていました。YouTubeにアップされている動画をたまたま見つけたのですが、毎回20~30分でわかりづらい論点、手薄になりがちな論点について丁寧に解説してくださいましした。主婦には、手と目は使えないけれども、耳と頭が使える時間がたくさんあります。それまでは覚えるべきメモを横に置きながら洗濯物を干したり料理をしたりしていましたが、どうしても効率が悪くなっていました。関講師の動画を見つけてからは何度も何度も繰り返し聞きながら頭の中で論点整理をしていました。
 講師陣による応援メッセージもすべて聞きました。伊藤塾の講師の方がさわやかな笑顔で力強く励まして下さるメッセージは、つい落ち込みがちになる直前期のメンタルを引き上げてくれる効果がありました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 伊藤塾は受験生の目線に立っての情報発信がとても充実していると思います。前述した模擬試験の解説や、YouTube動画が豊富なこともそうです。口述模試は3つの受験指導校で受講しましたが、伊藤塾が一番本番に近い雰囲気であったと感じました。講師の方はとても親切にアドバイスをしてくださり、自信をもって口述試験に臨むことができました。
 私は伊藤塾のインプット講義は受講しておりませんでしたが、YouTubeにアップされている講師の先生方のメッセージは全て聞いていました。とくに直前期の精神不安定な時期の力強い応援メッセージにはどれだけ励まされたか分かりません。合格後の祝賀会ではすべての講師の方に初めてお目にかかったのですが、私にとっては本当にお世話になった恩師にお会いするよい機会となりました。お世話になりました。

最後に

 司法書士はとても難しい試験だと思います。膨大な勉強量と迫りくる本試験までの時間に気持ちが押しつぶされそうになる時もあると思います。それでも最後の最後まで諦めずに戦った先に、きっと合格が待っているのだと思います。
 受験生時代ある方に「合格したら世界が変わるよ」と言われたことがあります。その時はどのように変わるのかイメージがわきませんでした。でもその方の言葉を信じて最後の1年は必死で勉強しました。合格した最後の年が今までで一番勉強した年でした。合格した今、受験生の皆さんに私も同じメッセージをお伝え出来ます。これから生涯に渡っての付き合いになるのであろう合格同期に出会え、実務家の先生方のリアルなお話を聞く機会を得られました。そして何より今まで応援してくれた家族、友人たちの本当に喜んでくれている姿と自分の笑顔。世界が変わりました。今合格を目指して頑張っている受験生の皆さんも、どうか体に気を付けて頑張ってください。
 最後に支えてくれたすべての人たちに心から感謝申し上げます。

育児、家事と勉強との両立

 私には現在小学生の子供が二人います。勉強を始めた当時は二人ともまだ幼稚園生でしたので、一日にとれる勉強時間は多くても5~6時間程度でした。どうやっても勉強時間が足りないことは自覚していましたが、勉強を始めるにあたって子供のことを最優先にすることは家族との約束でしたので、まず自分のお付き合いを削りました。そして子供の生活のリズムを崩さないように、夜8時には子供と一緒に寝て、朝3時に起きて6時まで勉強。その後家族を送り出し9時半から13時までを勉強時間にあてました。家事は家族のいる時間にまとめてこなし、一人になれる時間は全て勉強時間にあてました。子供が小学生になってからは、もう少し昼間の勉強時間は長くなりましたが、早朝の勉強習慣を崩さないようにしました。早朝にある程度まとまった時間勉強することで、突発的な予定で昼間の勉強時間がつぶれてしまっても精神的に追い詰められずに済みました。また週末や学校の長期休暇は勉強時間がとりづらかったので、早めの勉強計画を立てこまめに修正していました。例えば一般的には4月からが直前期と言われていると思いますが、私はGWが終わる5月2週目からを直前期と位置付けて、残り2か月で出来ることを計画し実行しました。