伊藤塾の強みは、実力のある講師、充実した受験情報、そして生徒数の多さ
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T.Mさん |
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学部成績:2.54 /A+:A:B:C=2:6:24:11
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング
| 私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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| 基礎マスター(入門講座) | カウンセリング制度(合格者・講師など) | 答案作成の研究 |
はじめに
大学で初めて刑法の授業を受けたとき、複雑で感情的な人間の行動・争いについて、法律を用いて論理的に解決することに魅力を感じたため、法曹になるべく司法試験の勉強を始めました。膨大な法律知識をインプットし答案作成の方法を修得するにあたり、独学ではなく受験指導校を活用することが効率的かつ合格可能性が高いと考えました。そして、司法試験受験指導校については、費用や指導方法など様々な考慮要素がありますが、私は合格実績が高い点や同じ大学の友人・上級生が通っていた点から、学部2年時の8月、伊藤塾に入塾しました。法科大学院を選ぶ基準として、司法試験の合格率が高く、首都圏の国立で(学費を抑えられて)、優秀な学生が集まることを重視しました。私は学部の成績が低いため、学部成績が比較的重要だといわれる東大は受験しませんでした。また、もともと一橋に通っているので、慣れている環境で引き続き学習ができるという安心感や、信頼している教員の存在も決め手になりました。さらに、一橋は少人数教育による生徒間のつながりの強さや、教員への質問がしやすいことが魅力です(例えば東大が1学年200人以上に対し、一橋は90人程度)。一橋大学のある国立は春に桜が美しく、秋は紅葉が輝く穏やかで素敵な街です。
私の勉強法
◇基礎学習について
テキストや参考書に記載されている全ての法律知識を理解し記憶することは、とても困難かつ不要だと考えられます。そのため、司法試験の合格・法科大学院入試の合格に必要な知識に絞って精度を高めることが重要です。しかし、必要な知識かどうかの判別は容易ではなく、また知識単体では実際の問題に応用することができません。そのため、司法試験や法科大学院入試の過去問を演習することが重要だと考えます。アウトプットを通じて、その条文・論証がどのような文脈・条件で必要となり、そしてなぜ必要となるか、さらにどのようにその条文や論証を具体的事実に適用させるかを学びます。ここで必要となる条文や論証をインプットすれば、必要な知識を「使える」形で蓄えることができます。伊藤塾の論証をまとめた教材として『論文ナビゲートテキスト』があります。私はその記載のままを暗記するのではなく、論文マスターでの問題演習を通じて、実際に事実認定がしやすく、自分になじむ文言や表現に修正していました。また、どれほど知識を有し、論証を暗記していても、それを司法試験委員会や法科大学院に評価される答案として表現できなければ合格は不可能です。基礎マスター講座や予備試験ゼミの講師による丁寧な答案添削や、伊藤塾の講義を通じて知り合った友人と答案を分析し合うことが、答案作成能力の向上に役立ったと感じています。具体的には、暗記した処理手順や論証をそのまま書く、また問題文の事実をただ適示して規範にあてはめるのみでは得点が伸びないと気づきました。「Vが乗る救急車がトラックと正面衝突することは異常とはいえない」では不十分で、「交通整備のされているわが国において、運転技術の熟練した者が日々運転する救急車が、トラックと正面衝突するということはおよそ考えられず、異常性が高い」など、適示した事実の性質や特徴を分析し、それがなぜ結論を導くために重要かを踏まえた評価をすることを意識して答案を作成しています。
◇法科大学院対策について
結論からいうと、予備試験に向けた学習をしっかり行っていれば、一橋大学法科大学院入試に特化した勉強は不要であると考えます(「しっかり」の参考として、私は予備試験を2回受験し、2回とも論文不合格です(1回目1200位代、2回目500位代))。受験したのは一橋のみなので、あくまで一橋の入試に関して私が感じたことに限定した説明であることに注意していただければ幸いです。入試に特化した勉強は不要と述べましたが、願書の取寄せや自己推薦書の提出、面接対策などの準備は必要です。一橋の入試は、①TOEIC(TOEFLiBT)の成績、②法学論文試験、③面接の3段階で実施されます。前の段階で選抜されないと次の段階に進めません。①TOEIC(TOEFLiBT)の受験時期と点数に注意する必要があります。まず、10月下旬までに成績を提出しなければならないため、遅くとも9月上旬までにTOEIC(TOEFLiBT)を受験する必要があります。また、点数について、私が受験した2023年度入試ではTOEICのボーダーが少なくとも700点以上でした。②法学論文試験については、科目、制限時間、問題の傾向に注意する必要があります。問題の傾向に関しては、例えば憲法は21条1項の出題が多く、刑事訴訟法は予備試験の実務基礎科目の対策でカバーができるような、手続や事実認定についての出題が増加しています。全科目に共通することとしては、基礎学習について前述した通り、Aランクの論点と条文知識を定着させ、問題文の事情をくまなく適示し、そのまま規範にあてはめるのではなく、事情の性質や特徴を分析し(もちろんそれを答案に表現し)、評価を丁寧に書くことが重要です。私は各科目約8年分の過去問に目を通し、出題趣旨を読みました。答案作成は憲法と刑法を1年分行い、他は答案構成のみ行っていました。③面接については、実際にどのような質問がされ、どのような対策をしたかを過去の合格者に聞いたり、ブログを調べたりするという準備を行っていました。頻出の質問とそれに対する回答をあらかじめ考えていました。
おわりに
伊藤塾の強みは、実力のある講師、充実した受験に関する情報、そして生徒数の多さにあると感じています。まずは、講義内容や講師のアドバイスを忠実に聞き、それを淡々と実行することが必要だと考えます。そして、実際に答案を作成し、評価される書き方を模索することが必要不可欠であり、これを一人で行うことはかなり難しいです。そのため、講義やゼミなどで積極的に生徒と交流し、お互いに答案添削をしたり励まし合ったりできる仲間を見つけることを強くすすめます。
