大学の授業と伊藤塾、相互に役立つ工夫を意識しました
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G.Gさん
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学部成績:3.8 /S:A:B:C=56:56:15:6
受講講座:司法試験入門講座本科生
| 私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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| 論文マスター(入門講座) | 質問制度 | 基礎論点・論証の完璧な暗記 |
はじめに
伊藤塾には大学1年生の6月ごろに入塾しました。私が大学1年生だった2020年はコロナ禍が始まったばかりで、大学の授業は全てオンラインとなりました。物足りなさを感じるとともに勉強から離れてしまう危機感を覚えたことが入塾のきっかけです。入塾時点で法曹になろうという強い考えがあったというよりは、法学部に進学したのだから選択した学問をしっかりと勉強しようという動機が強かったです。とはいえ、大学1年生の間はうまくペースがつかめず、それほど進めることができませんでした。大学1年生から2年生に進級する春休みごろから基礎マスターの消費を意識し、そこから徐々に勉強のペースを上げていきました。自分は同時に色々なことをするのが得意ではなく、コツコツ進めていくタイプだと考えていたので、大学2年生の冬の時点ではすでに予備試験というよりは法科大学院に進学したいと考えるようになっていました。基礎を確実にしたうえで進学したいと考えたため、履修科目とGPAの基準は満たしていましたが、法曹コースも選びませんでした。自身の出身校であることに加え、全国的に見て司法試験合格率の高い慶應義塾大学法科大学院を第一志望としました。
私の勉強法
◇基礎学習について
基礎マスターは、大学1年生のうちはとにかく早く進めなければという思いに囚われていました。しかし、一度聞いただけでは結局すぐに忘れてしまうので、ただ基礎マスターを聞き終わったということ自体に意味はないと感じるようになりました。そのため、基礎マスターを聞き進める期間と復習をする期間について、いつであれば有意義かつ効果的となるか、大学の授業を考慮して大まかに計画していました。例えば、秋学期から大学で◯法の授業が始まるから、その前の夏休みに◯法の基礎マスターを終わらせることで、記憶が新しいうちに大学の授業を受けられると考える(逆に夏休みより前に急いで基礎マスターを終わらせても結局忘れてしまうので、夏休み前は別の科目の復習に充てようと計画する)、という感じでした。このやり方により、行政法の基礎マスターを終わらせたのは3年生の秋とかなり遅くはなりましたが、ひとつひとつ確実に積み上げていくことを重視しました。論文マスターも同様に、基礎マスターの後に機械的にこなすという形は取らず、大学の演習授業との兼ね合いなどから、自分自身の理解度を考えながら手をつけていきました。例えば、私が最初に着手し終わらせた論文マスターは、憲法・民法・刑法ではなく、刑事訴訟法と民事訴訟法の論文マスターでした(大学2年生の秋)。さらに、大学の法曹コース志望者に向けた演習授業は積極的に履修しました。演習授業は、独りよがりに陥ることを避けることができ、かつ自分の相対的な位置がわかるというのが大きな利点です。そして、法科大学院の教授から指導を受けられること、テストのために詰め込みを強制される機会を得られることも良かったです。このように、大学の授業と伊藤塾の講座が相互に役立つようにすること、演習授業を積極的に取ることを意識して計画をたて、学習をしていました。
◇法科大学院対策について
大学院への進学をはっきりと意識した勉強を開始したのは大学4年生の5月からです。
慶應義塾大学法科大学院について:過去問を見たところ、私にとっては民法と憲法の難易度が高いものの基本事項の理解が問われており、それ以外の科目はさらに相当基礎的な問題であると感じました。そのため、大学4年生の5月以降、論証集を使った基本的な論点の暗記に時間を使いました。志望校の過去問を見ることは勉強の指針になるので、自信がないうちは少し気が重いかもしれませんが、早めに見ておくことをおすすめします。もっとも、4年生になってから論証の暗記のみに集中できたのは、大学3年生までに主要科目の基礎マスターと論文マスターは終わらせ、さらにひたすら問研を繰り返すことで、答案の書き方や、基礎事項を頭に入れることができていたからだと感じています。3年生の間は、とにかく問研を使用して勉強していました。この期間は論証集は使わず、問研に出てきた規範部分を覚えていました。当てはめ以外の請求や規範までの部分を問題なく書けるように実際に手を動かし、また、問題同士を能動的に比較してなぜ書き方に違いが生じるのかを明らかにしたりと、問研を通じて基礎事項の学習も含め行っていました。この学習により、3年生の間に内容の理解は大体終わらせられたと感じていましたが、直近で勉強している分野以外をすぐに忘れてしまい、多くの科目を同時に両立できないという状態が長く続いていました。4年生になると、まとまった時間を自習に充てられるようになり、繰り返しにおいてその分野に戻ってくるまでのスパンが短くなりました。それに加えて論証集を中心とした学習に切り替えたことで、ようやくこの問題をある程度解決できたと感じています。ロー入試の段階であっても六法は量として膨大で、何度やってもすぐにやったことを忘れてしまうという悩みを抱える方は多いと思います。が、諦めずに地道に繰り返し積み重ねをしていれば、まとまった時間を取れるようになった際に一気にできるようになると思います。
中央大学法科大学院について:過去問を見て、私にとって憲法がかなり難しく、刑法が慶應より複雑だと感じました。慶應を強く志望していたため、特別な中央大学への対策はしませんでした。しかし、基礎を確実にするという慶應に向けた学習が活きたと感じています。
おわりに
法科大学院入試は、とにかく基礎の完成度がものをいうと感じました。法科大学院側が受験生に期待しているのは正確な基礎知識であり、従って聞かれていることの大部分が基礎事項でした。多少難しく感じられる問題も、盤石な基礎があれば現場思考でかなり正確に対応できるものだとも感じました。
しかし、この体験記を書いていて、自分はまだスタートラインに立ったにすぎず、これからますます努力しなければならないと感じました。
