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レベルの高い法曹コースでも伊藤塾の知識は多いに役立つ

F.Tさん
早稲田大学法学部4年 
法曹コース
5年一貫型合格・特待生合格

【合格校】
慶應義塾大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)法曹コース5年一貫型 全額免除

予備試験受験経験あり法曹コースで合格

学部成績:3.87 /A+:A:B:C=77:47:12:2

受講講座:司法試験入門講座本科生+コンプリート論文答練、予備試験 全国公開 短答模試、予備試験 論文直前答練+全国公開論文模試

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
基礎マスター(入門講座)試験情報提供(マイページ・メールなど)日頃の努力

はじめに

法律家を目指すきっかけとなったのは、「法曹の仕事を知る」という授業において、恵まれた環境に生まれた者は、その意味をよく考えてみるべきだという主旨の刑事弁護士の講師のお話をきいて、人のためになる仕事をしようと思ったからである。志望校として慶應義塾大学法科大学院を選んだのは、修了生の司法試験の合格実績が高いことと、入試の時期が予備試験論文式試験の前であったことから、肩慣らしにちょうどいいと思ったからである。また、早稲田大学法務研究科を志望したのは、早稲田大学に在籍しているため、一番学習するのに適した環境であると思ったからである。伊藤塾に入塾したのは大学1年生の8月である。予備試験や司法試験の合格実績が高いことが伊藤塾を選ぶうえでの決め手となった。予備試験だけではなく、法科大学院入試や学部の定期試験に対応できる知識を身につけることができる基礎マスターを受講できることが、受験指導校で勉強する大きな利点であると考える。

私の勉強法

◇基礎学習について

全体像を把握するため、まずは、基礎マスターを全て聞き切ることを目標に、前倒しで受講できるよう期変更を行い、訴訟法、商法、行政法を授業の空きコマや休日に一日5~6コマのペースで受講した。一回で完全に理解することは目指さず、とにかくメモを取り、わからないところは2回受講する等して理解をするようにした。そして、基礎マスター段階で条文を塊りで読むことを意識して、条文の文言から趣旨を使って解釈をしていくプロセスを身につけた。基礎マスターは予備試験だけではなく、法科大学院入試や学部の定期試験まで幅広くカバーできる講座である。基礎マスターを知識の基盤として、わからないことがあったら、まずは基礎マスターテキストに立ち返ることを意識した。論文マスターは基礎マスターで学習した知識が論文では実際にどのように使われるのかを学んだ。同時に論文の型を身につけた。問題研究のテキストはその後も何度も答案構成を行い、基本的な論文の問題に対処できるようにした。基本的には予備試験の受験を念頭に置いてスケジュールを組み立てた。短答試験に向けて基礎を徹底して、論文試験に合わせて論文の精度を向上させた。基礎マスターで身につけた知識や論文マスターで身につけた論文を書く力は学部試験の際に大いに役立ち、成績の向上につながった。基礎マスターで知識を身につけたものの、学部での授業にも力を入れて臨み、体系や判例・通説は基礎マスターで把握し、学部の授業では他説を含めた深い理解ができるように意識して学習した。

◇法科大学院対策について

慶應義塾大学法科大学院受験にあたっては、時間がかなり厳しいことから、時間配分に特に気を遣った。入試日程が予備試験の論文試験の直前期であったため、直前答練やコンプリート論文答練等で時間配分や答案戦略を立てる練習をしており、それが本番でも役に立った。早稲田大学法科大学院受験にあたっては、早いうちから、特別選抜への出願を考えていたため、特別選抜において重視される法曹コースの成績を少しでも良いものにするために、日ごろの授業や課題、定期試験で好成績をとることができるように、継続して努力した。予備試験の勉強が法科大学院入試に直結するので、どの法科大学院を受験するにあたっても、過去問を解く等、特別な対策はしなかった。典型的な論点をしっかり暗記して、コンプリート論文答練や直前答練で問題演習をして、時間配分や、見たことのない問題への対処法を身につけた。法科大学院の一般入試は予備試験の勉強をしていれば基本的に対応できる。法曹コースの特別選抜を利用する場合には、学部の早い段階から、良好な成績を維持する必要があり、コツコツ取り組むことが苦にならない人や、学部の試験との相性がいい人は、一般入試にこだわらずに、特別選抜を利用する方が合格する可能性は高くなるかもしれない。

予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと

予備試験に向けた勉強では、基礎マスターで基礎知識を盤石なものとし、短答試験に向けた勉強で細かな知識が補強された。短答試験の勉強に際しては、判例六法を使用し、条文を塊りで読んで、条文の文言から、論点を発見し、趣旨から解釈していくというプロセスをたどりながら知識の定着を図ったため、論文の勉強や入試の段階で、未知の問題に直面した際にも、条文の文言を使って、趣旨から解釈することで大崩れすることを防ぐことができた。また、法科大学院の入試問題より高いレベルであると感じるコンプリート論文答練や直前答練に取り組んだことで、論文を書く力を向上させ、時間配分などの答案戦略を身につけることができた。本番でも問題演習を多く行ってきたことが自信につながった。

法曹コースカリキュラムについて

早稲田大学の法曹コースでは、必修科目に加えて、各法律科目の応用科目を履修しなければならないのが特徴である。応用科目では、事前に演習問題が与えられることが多く、予習でその問題を解いて、授業で確認するという一連の流れを繰り返すことで、法的思考能力を向上させる。受講者のレベルは高く、最高評価を得るためには、試験で高得点を目指すほか、課題や授業中の積極的な発言、質問等、試験以外の場面での努力が必要となる。法曹コースの試験については、基礎マスターや論文マスターでの勉強が大いに役立つことから、この二つを受講し、問題研究のテキストに取り組んでいれば単位を落とす心配はない。特別選抜での出願を考えている場合には、試験以外の課題にも積極的に取り組むことが不可欠である。課題としては、応用会社法での調査レポートや、応用憲法での与えられた課題に取り組む形のレポート等、科目によって異なった。これらのレポートは試験で失敗しても単位を落とさせないための救済措置の意味もあるので、手を抜かずに全力で取り組むことをお勧めする。

「合格の秘訣」について

法曹コース「5年一貫型」を選んだのは、面接試験だけで受験できるからである。早稲田大学法科大学院の5年一貫型の特別選抜入試は予備試験の論文試験から約1週間後とタイトな日程であったが、志願理由書の記載内容をもとに、想定される質問に対する答えを用意する程度の準備で足りるため、準備時間の不足は感じなかった。志願理由書については法科大学院の意義や特色を把握して、具体的な将来のプランから今後自分がどのように学習していくかを考えて作成した。早稲田大学法科大学院の5年一貫型の特別選抜入試は、一般・特別選抜開放型の入試より前に合格発表がされるため、予備試験後のタイトな日程の中、早期に合否がわかり、合格すれば次の法科大学院入試の勉強に早期に移行できることが大きなメリットである。一方で、学部成績が良好でない場合や、志望理由書の分析が足りない場合には合格が厳しいと考えられるから、早稲田大学法科大学院の論文対策を並行しなければならなくなり、負担が増す点がデメリットとして考えられる。この入試形態では、特に法曹コースの成績が重視されるから、学部での普段の授業や課題、試験も一切手を抜かなかった。伊藤塾での学習、特に基礎マスターの受講は、学部の授業に理解や試験に大いに役立った。

おわりに

伊藤塾では法律の学習の仕方から教えてもらい、基礎マスターで基礎を盤石なものにし、論文マスターからコンプリート論文答練や直前答練での問題演習を通して、論文を書身につけることができた。伊藤塾での学習で獲得した力は予備試験のほか、法科大学院入試や学部試験といった様々な場面で発揮されることとなり、大きな財産となった。法科大学院入学後は、身につけたと思っている知識が本当に自分のものになっているかを、双方向型の授業の中で確認し、基礎をより盤石なものにしていき、司法試験合格を目指したい。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。