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伊藤塾で勉強すれば、やるべきことがわかりやすい

P.Jさん
早稲田大学法学部4年 

特待生合格

【合格校】
早稲田大学法科大学院(既修)
中央大学法科大学院(既修) 全額免除

予備試験受験経験あり部活/サークル/アルバイトと両立

学部成績:3.34 /A+:A:B:C=41:34:38:27

受講講座:司法試験入門講座本科生+予備試験 全国公開 短答模試

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)無料公開講座伊関メソッド

はじめに

伊藤塾に入塾したのは1年生の冬でしたが、基礎マスターをある程度聞いた後の数年完全に放置してしまい、実質的に論文の勉強を始めたのは3年生の10月ごろからでした。もっとも、勉強に力を入れたきっかけは視聴期限が残り少ないことに気がついたからにすぎません。
法科大学院入試を受験することをはっきりと意識したのは、予備試験の短答の勉強が佳境に入ってからでした。短答合格に必要なための点数を意識して勉強する段階に入ってはじめて、予備試験に落ちたときのこと、すなわち、法科大学院入試に合格するほかない状況を具体的に意識できるようになりました。司法試験合格まではまだまだ道半ばとはいえ、法科大学院入学までの道のりもそれなりの長さがあります。先が見えない中で勉強するのは不安なものですが、基本的には、淡々と進めば何とかなることの方が多いと思います。また、志望理由書を書くために志望校について調べたり、理想の法曹像を言語化する作業をしたことも、法曹への道を具体的に意識することに役立ちました。もっとも、当時の自分にとっては短答直前に書類づくりをすることはかなりストレスだったので、私大を受ける方は早め早めに進めた方が良いと思います。

私の勉強法

◇基礎学習について

私の勉強法は、大まかに言えば①書籍を読み、②論文マスターを受講しながらその内容を論証集に落とし込み、③その論証集を暗記する、というものです。①についてですが、基礎マスターは受講していたものの個人的な相性として書籍の方が入りが良い気がしたので、別途基本書などを購入してインプットに使いました。公法と刑事系については基本シリーズ(日本評論社)をメインで使用しました。民事系に関してはイマイチ良い書籍が見つからなかったのでそのまま論文マスターに入りましたが、他科目に比べるとやはり時間がかかり、苦手意識も強いものになってしまった気がします。私の勉強法に特色があるとすれば②の部分でしょうか。予習段階で問研に使用されている論証を把握し、簡単な答案構成をして受講に移ります。受講中に確認することは、主にその論証がどのような事実関係において登場するか、どのような条文から出発し、どの文言に対応しているのか。そしてなにより、論証中の規範にどのような事実がどのような評価を伴ってあてはめられているのかということです。論証と呼ばれるものには基本的に規範とその導出過程が書かれていますが、出発点となる条文とあてはめに使う評価文言もある程度一体化することができます。これらの事項は最初から一元化しようとすると煩雑になってしまいますが、問研の問題を解きながら追加していけば、答案への再現性の高い論証集になると思います。
③の完成した論証暗記は、読むだけです。しばしば紙面へのアウトプットを推奨する方もいますが、個人的には論証暗記でいちいち手を動かすのは時間がかかりすぎると感じました。ただ、記憶の定着の確認として、読んでいる最中に時おり手元から目を離し、何も見ずに頭の中で論証を再生することことはよくやっていました。

◇法科大学院対策について

・全体について
基本的には、予備試験に向けた学習をしており、法科大学院の過去問は結局一問も解いていません。もっとも試験当日、出題形式に対応するのにそこそこ時間を要したので、流石に一問も解かないのはおすすめしません。過去問を解いていないと書きましたが、大学ごとの出題分野の特色については、ある程度事前にネットで調べていました。X(Twitter)上で法科大学院入試について詳細にまとめている有志運営のアカウントがあり、そのアカウントから得た情報が多いです。そんなわけなので、以降の内容は主に、当日受験してみて対策が必要だったなと感じた部分についての記述になります。
<中央大学法科大学院>
とにかく解答用紙が狭いです。特に刑法で解答用紙を1枚しか使えない(憲民2枚、刑両訴商1枚)のがかなりシビアで、自明と思われる部分についての記述は切り詰めて書く必要性を感じました。狭いスペースで語句の挿入などに対応するため、メインとは別に0.3ミリボールペンを用意しておいてもよいかもしれません。出題分野はオーソドックスでした。中央は試験時期が早く、最初の受験となる学生も多いため、どこかしらに不安を残して受験することになると思います。見る限り周りの暗記の精度も結構ガバガバであり、前日詰め込み次第で一歩前に出ることもありえそうな感じだったので、最後まであきらめないことが肝要かと思います。
<早稲田大学法科大学院>試験問題は、時間を使って長々書くタイプです。地力が出やすいですが、日付が9月30日と他の私大と離れ、予備論文試験も終了して少し経った頃のため、どことなく消化試合感が漂っていました。慶應の合格発表後のため、空席も結構ありました。
出題について、民法で家族法が出やすいところは少し注意が必要です。私は家族法関連の出題と聞いて夫婦や子どもの代理から出るのかな~と思い、そこの論証を確認する程度にとどめていましたが、いざ問題を見たら離婚が正面から聞かれていて少し焦りました。

予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと

先述した通り、予備試験に向けた対策が法科大学院入試に役立ったというよりも、予備試験の勉強のみで法科大学院入試に突っ込んだけど何とかなったというのが正直なところです。ロー受験生が予備試験受験に消極的になる要因として、短答にある程度時間を割かなければならないということがあります。しかしながら、蓋を開けてみればマイナーな分野の出題を短答の記憶で乗り切ったことが何回かあり、個人的には短答知識を詰めておいて良かったなと感じています。また、刑事系と民法、民訴については、予備試験の実務基礎科目を経験しているかしていないかで、事実の拾い方に差がつくのではと感じました。とくに刑事実務科目は、基本科目との相互関連性が高く、あまり無駄になる部分がないように思います。

おわりに

伊藤塾を利用してよかったことは、迷いづらいこと、やるべきことがわかりやすいことでしょうか。事後的に見れば、あの科目のインプットはあの基本書がいいなとか、あの科目は市販の演習書でよかったかなとか色々ありますが、それはあくまで今の地点から見た話であって、歩きはじめの段階でパーソナルな最適(もしくは最安)を目指すことはなかなかリスキーな選択です。個人的な工夫をはじめる前段階、基礎の部分に伊藤塾の講座があるというのは、かなりありがたいことかなと思います。なお、なんだか悪いふうに書いてしまいましたが、事後的に見ても伊藤塾が最適だったと思える部分も大いにあります。今後の展望ですが、基本的には来年の予備試験合格を第一目標に据えることになるかと思います。頑張ります。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。