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大切なのは、楽しい大学生活と勉強を切り替えるための自律心

N.Jさん
早稲田大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修)2年

大学1年生からスタート部活/サークル/アルバイトと両立

受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開短答模試、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
基礎マスター(入門講座)4年間のインターネットフォロー勉強計画立案力

はじめに

そもそも私が、司法試験・予備試験受験を目指したのは医師であった両親の影響が大きいです。私はもともと将来的には、起業をしたり、もしくはベンチャー企業や人とは違い職業に就いて、ややリスクはありながらも充実した人生を送りたいと考えておりました。そして大学受験を迎えるに当たって父にその旨を相談したところ、父親は私に何らかの国家資格を取るべきであると助言してくれました。父親は医師でありながら、いわゆる臨床医をすぐに辞めて製薬会社に就職し海外を飛び回る生活を送っていましたが、父曰く、自身がそのようなリスキーな決断をできたのは自分に医師の資格があり、例え就職して失敗したとしても医師になれば食いっぱぐれることはないと考えたからです。私もそうした父の話を受けて、将来的にリスキーな決断をする際に、その決断を躊躇しないためにも、国家資格として弁護士資格を取ろうと考えたのがきっかけです。
そこで、その決意を胸に大学入学直後の2018年5月頃に伊藤塾に入塾しました。

私の勉強法

◇基礎学習について

正直言って、伊藤塾の講師の方々は大変わかりやすく基礎マスターの講義をしてくださるので、基礎マスター受講直後は意外と法律も簡単だな、と油断していました。しかし、その後に論文の問題を実際に見てみると、何を書いていいのか、そもそも何が問題となっているのか全く把握できず、自身の基礎力のなさを痛感するに至りました。そこで、私は基礎マスターのテキストに書いてある内容を自分なりにわかりやすいワードに置き換えてまとめるとともに、基礎マスターに掲載されている表などもまとめ、基礎マスターに書いてある知識内容を徹底的にまとめることにフォーカスすることとしました。最初のうちは、ほとんど基礎マスターの講義内容のコピペのようなまとめでしたが、徐々に感覚を掴んでくると自分にとってわかりやすいまとめ方がつかめるようになり、科目ごとに綺麗なまとめノートを作れるようになりました。インプットについては上記のまとめノートを何度も通読し、その内容を理解するとともに極力暗記するように努めました。また、そのまとめノートに記載されている、いわゆる典型論点については論文ナビゲートテキストに記載の論証を都度読み込むことで論点の体系的な位置付け等を把握することに務めました。アウトプットについては、そうした覚えた内容を論マスの問題にどう吐き出すか意識して問題を読むことで行いました。

◇論文学習について

論文マスターの解き方は今になって振りかえってみると、やや非効率であったと後悔しています。私のやり方は、まずはまとめノートを作ることに注力し、それと並行して論証を暗記し、ある程度暗記が終わったと思う科目について初めて論文マスターに掲載されている問題を解いてみるというインプット先行の勉強方法でしたが、今考えてみるとあまり効率的ではないと思います。基礎マスターの基礎的知識と、論文マスターの論文知識は相互に関連しあっており、それらを同時並行的に進めることで最大の理解を得られるというのが法律勉強の特性だと途中からは気づき、勉強方法を変更しました。そこで、大学3年生辺りからは、まずは知識がある程度あやふやでも論文マスターの問題を解き、その後に間違った点やそもそも論点がわからなかった点について基礎マスターを熟読しまとめることで、最大限の理解を得るという勉強方法へとシフトしました。自分がわからないこと、未熟であることを痛感しながら解く論文はハッキリ言って苦痛ではありましたが、それらが最大限の効果を発揮すると思います。また、私は十分にはできませんでしたが、論文マスターは何度も同じ問題を繰り返すことによって論文のお作法や思考方法が理解できると思うので回数をこなすことが肝要です。

◇短答式試験対策について

まず短答式試験対策でもっとも重要なのは、基礎マスターに書いてある内容をしっかり理解して、まとめ、そして短答の過去問を何度も行うことです。そして、基礎マスターのまとめを短答直前に行うのは非効率ですので、まずは講義を受講している際に基礎マスターの内容をしっかりとまとめ、その後にそれを通読して自分の中に定着させることが不可欠です。また、短答過去問には、論文では聞かれず、基礎マスターにもほとんど載っていないようななニッチな知識が問われている問題も多く見られるので、短答で出てきたニッチな問題に関する知識も基礎マスターのまとめノートに加筆できれば、その後の勉強に活用できました。加えて、短答では、似たような名称、概念及び判例の相違をきちんと理解しているかを問う問題が非常に多く出ますので、そうした紛らわしい問題を間違えないようにするために、伊藤塾の基礎マスターに載っている比較表などは自分なりにまとめ、何度も読めるようにしておきました。短答対策では、全国公開短答模試が非常に役に立ちました。自分の全体における位置付けがわかるだけではなく、適切な時間配分や自分が焦ると起こしがちなミスが把握できますし、苦手な教科もわかるので、直前期の2週間前の勉強方針を計画するのに非常に役立ちました。

◇論文式試験対策について

論文をはじめるにあたっては論文マスターに掲載されている問題が、論点と体系ごとに場合分けして載せられており、論文知識の修得に役立つのみならず、短答等でも用いる基本知識の全体像把握をするという点でも非常に役立ちました。また、論文マスター以外にも、「コンプリート論文答練」は、やや応用的な知識を把握してその書き方を勉強することに役立つので、合格するうえで不可欠の講座であったと考えております。コンプリート論文答練では、論文マスターのように過去問だけではなく、将来的に出そうな問題を出題してくれるので本番対策としては最も効果的であり、これらの内容をまとめることが非常に重要であると考えています。

◇口述試験対策について

口述対策は、今まで短答・論文対策のために用意してきた知識を詰め込む作業なので、もっとも役立った教材は、伊藤塾の基礎マスター・論文マスターの内容をまとめたノートです。そのノートを何度も口に出して説明する練習を繰り返すことで本番でも焦らずに口頭で纏まった内容を説明することができました。また、論文合格者に配布される伊藤塾の口述再現まとめの一覧も非常に役に立ちました。口述は、聞かれる問題の傾向が確かに存在しているので、その傾向を把握するのに最も役立ったと考えております。また、再現まとめには、問題だけではなく当時の受験生の心理状態も記載されているのが本番で役に立ちました。どれだけ準備していても本番は緊張してしまうものですが、事前に再現に書かれていた当時の受験生の様子を把握していたため、自分だけが焦っているのではないかといった事は考えずに済み、本来よりも落ち着いて試験に望むことができました。
また、本番の感覚を把握する上では伊藤塾の口述模試は不可欠だと思いましたが、本番の雰囲気や言葉遣いなどを自身で把握でき、非常に役立ちました。

「学生生活との両立について」

正直言って、大学1年生の頃は遊び呆けてしまい、まともに勉強できていませんでしたが、今になって考えてみるとその頃から短期合格者と差がついていたと感じています。予備試験を受験するにあたって最も重要なのは、頭や要領の良さではなく、楽しい大学生活と勉強をしっかりと切り替えて行うという自律力です。私は大学3年生頃から勉強を真面目に始めましたが、脳の体力を使う論文の起案は脳が活発である午前中に行い、暗記や基本書のまとめ・通読等のインプットは午後に行うようにしていました。従って、そのような生活習慣を確立するためには、まずは早寝早起きを心がけるとともに、1週間の間に遊んでもよい日にちを決めて、それ以外は規則正しい生活をすると言ったスケジューリングをすることが肝要だと考えています。また、論文式試験は体力が大事なので、夜の睡眠の質を向上させるという観点からも、朝早起きをして軽く運動をしてから勉強を開始するというのも私のおすすめのやり方です。

おわりに

伊藤塾を利用して良かったことは、勉強の方針が立案できることと、伊藤塾のゼミや活動を通して、自分よりも優秀で意識の高い勉強仲間に会えることです。私も、優秀な仲間たちに勉強を教わったり、答案を採点してもらって自分の実力を把握することでなんとか合格まで漕ぎ着けることができました。そうしたコネクション作りやモチベーション維持の観点から、伊藤塾は最高の環境であったと実感しております。今年の7月の司法試験は、予備試験よりも良い順位で突破できるように死力を尽くして頑張りたいと思います。 



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。