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2024年度 予備試験合格体験記

外国語学部卒シングルマザーとしてフルタイムで働きながら合格!

会社員 E.Gさん


◆働きながら合格

 

合格のカギ継続

 

はじめに

わたしはシングルマザーです。子どもが小学校2年生の夏、水筒が1時間目の休み時間には空っぽになるということが継続的に起きました。そんなに水を飲む量が多いのかなとも考えましたがはっきりした原因がわからず水筒を2つ持たせたりしましたが、ある男の子がわたしの子の水筒の中身を休憩時間になったら捨ててるということが発覚しました。当該行為をやめさせるよう校長に抗議しにいきましたが、全く聞き入れてくれませんでした。その表情や話し方はまるでひとり親を馬鹿にするかのような態度でした。自分の子や同じような思いをする子や親を守るため、わたしは法律知識を身につけようと考えたのが伊藤塾へ入塾したきっかけでした。

私の勉強法

◇基礎学習について

わたしは非法学部卒、非法科大学院卒であって、子どもを抱えながらフルタイムで働く母ですから学生の方と比べて圧倒的に時間がありませんでした。六法とは何?というレベルからのスタートでした。

伊藤塾に入塾したあとたくさんのテキストが送られてきましたが、これを全て自分の知識にするのにどれだけ時間がかかるのだろうと思いつつ通勤時間(1日合計1時間)、通勤電車の中をメインの学習場所として基礎マスターの講義を憲法から順に聞いていきました。講義は全て倍速で聞き、1日最低1コマは聞くこと、そして理解をして聞いた講義はその日の内に自分の知識にすること、空いた時間は復習に充てることを目標にそのルーティンを継続しました。

基礎マスターの講義とまこたんを解くことでわたしの時間はいっぱいいっぱいであって、他の教材には全く手をつけませんでしたが、これで短答式試験は十分にクリアーできます(恥ずかしながらわたしは一般教養が9点で短答に合格しています。)。また、もちろん論文を解くにあたってもわたしには盤石な基礎があるという自信があります。

苦労した点について、法律素人がオンライン講義を受けて学習を進めていく過程では、法律の全体像が見えないことがある点です。すなわち、例えば他人物売買は債権的には有効、物権的には無効なので他人物売買の買主は目的物を取得できない可能性があるということを覚えたものの、その場合に買主が取れる手段(例えば債務不履行解除)があるということが頭の中でくっつかず、一人で悶々とすることもありました。この時は伊藤塾に質問のメールを送って もちろん債務不履行解除できますよ と回答をいただき、自分は全体像がまだまだ見えてないんだなと自覚しました。それまでは法律がおかしいと思っていました…。

◇論文学習について

わたしの場合は憲法から順番に民法、刑法、民事訴訟法、・・・・と基礎マスターを全て聞き終えてから、憲法から順番に論文を解いていきました。勉強時間が1日1~2時間程度とかなり限られていたため基礎マスターを全て聞き終えるのにかなり時間がかかり、憲法の論文をはじめる頃には憲法の基礎マスターで習ったことは忘れてしまっていることも多くありました。

そんな状態ですから、論文の問題を見てもどこが論点として聞かれてるかわからないということもありました。例えば甲はAに対し強盗を行った1時間後にAと再会しAを切りつけた というような論文問題があった場合、これが強盗の機会の論点を論じる場面だということがわかりませんでした。この事案における甲の切りつけ行為が強盗の機会にされたといえるか?と聞かれたら そういう論点があり、強盗の機会には当たらないと答えられたとしても能動的にこの事案が強盗の機会が問題になる事案だとわからなかったこと、また基礎マスターで強盗の機会の論点を習ってからこのような論文に挑むまでにかなりの時間が空いていることが原因と考えます。

そこで論文マスターを解く中で当たった論点は全てノートに書きだし、基礎マスターで習った中の何が聞かれているのか?どう答えるのか?の訓練を続けました。そうするとみるみる論文の成績が上がっていきました。今も論文を解く中で知らない論点や書き方にあたった時には、この作業を続けています。

◇短答式試験対策について

短答式試験は基礎マスターで教えられたことを全て覚えること、まこたんを完璧にすること これで足ります。わたしは他の受験生に比べてかなり時間がなく、たくさんの教材に手を出すことができなかったので、基礎マスターとまこたんで短答式試験に挑みましたが、合格しています。

ただしまこたんは5周以上したと思います。

そんな中で自分がどうしても間違えやすい箇所は間違えやすい問題一覧を作り何度も何度も取り組みました。

◇口述試験対策について

まず口述では要件事実を言えないといけないですから、要件事実のテキストはとても役に立ちました。他の受験生は大島本?などを購入しているそうですが、わたしはそのような本があることは口述の会場で知ったくらい、伊藤塾で配布されたテキスト以外は全く手をつけていません。もっとも、伊藤塾から頂いた民事実務基礎のテキストは何度も何度も読みました。刑事科目は刑事実務基礎のテキストよりも刑法と刑事訴訟法の基礎マスターのテキストが有効でした。実体法の構成要件や、刑事訴訟法の短答式試験で問われるような問題が聞かれるからです。もっとも刑事実務基礎のテキストは論文にて事実認定を行ううえで役に立ちました。

働きながらの学習法について

わたしはフルタイムで子どもをひとりで育てながら伊藤塾で法律の学習をはじめました。

基礎マスターを学習している頃は通勤時間に基礎マスターを倍速で聞くこと、子どもが寝た23時頃から1日の復習をすることを行っていました。1日1コマ聞くことを目標にしていました。

論文マスターを学習している頃は1日1問解くことを目標に、通勤時間やお昼休みに少しずつ問題を解き、子どもが寝た頃から解説を聞くということをしました。

周りに受験生がいなかったことからとても孤独でしたが、伊藤塾の方と1ヶ月に1回電話ができたので、自分のペースに不安にならずに続けることができました。

法学部以外ならではの学習法について

法律の知識0のところから伊藤塾に入塾しましたが、基礎マスターで教えられたこと、テキストに記載されていることを理解することで法学部以外からの受験であっても十分に法的知識をつけ、予備試験に挑むことはできます。わたしは外国語学部出身でしたので法学部の方に比べたら外国語が得意かもしれませんが、弁護士になった後に外国語を活かすことができます(英語、スペイン語)。弁護士になるには大学の学部を決める時に法学部を選択していればよかったと過去の自分の決断を後悔することもあり得ますが、わたしの場合は法学部ではなかったことで自分が外国語を操れるという強みがあるので、そのような点はメリットと考えることもできます。

終わりに

法学部や法科大学院を卒業しておらず、シングルマザーでフルタイムで働きながら伊藤塾に入塾することはとても不安でした。膨大な勉強を自分ができるのか、途中で投げ出さないか、入塾に際し発生する費用はわたしにとっては安いものではなかったので、そのような不安がありました。

勉強をする過程で本当に合格するのかという不安は時々頭をよぎりましたが、節目節目で伊藤塾から送られてくるメールに勇気づけられ、どうにかここまでやってきました。そのメールには「よくここまで頑張ってきましたね。」「最後まで応援し続けます。」という言葉が具現化されているようで伊藤塾に入って本当によかったと感じました。司法試験に向けて、さらに頑張ろうと思っています。



※プロフィールは2024年度合格時点のものです。