アットホームな高田馬場校で最良の学習環境を得ることができました

短期で合格

青木 信賢 さん(32歳)
 

[受験回数] 2回
[受講講座] 行政書士合格講座、その他各種ゼミ

※プロフィールは、2012年度合格時点のものです。


行政書士試験との出会い

私が行政書士試験を目指したのは、30歳を目前にして、自分が社会にとって有益なものを何も生み出せていない、という思いからでした。その頃の私は、同世代の人々から取り残されていく恐怖感や、目標を見出せない不安感に苛まれる一方で、それに対する処方箋を見付けられず、気持ちばかり焦っていました。そんななか、当てもなく立ち寄った山谷の街で見た光景や、「無縁社会」という言葉に代表されるような、人と人との関係性が崩壊していくのを感じるにつれて、個人と行政を繋ぐ仕事をしてみたい、と思うようになりました。
 その後、行政書士という仕事を知り目指そうと思ったものの、法律を専門的に学んだことがなかったため、受験指導校の門を叩くことにしました。学生時代に愛読していた作家や評論家が日本国憲法の価値の意義に言及しており、伊藤塾が憲法精神に基づいて設立したことを知ったため、学校選びに特に迷うことはありませんでした。
 参加した説明会でも、スタッフの方が親切に講座や費用について教えて下さったことや、伊藤真塾長による特別講義「行政書士と憲法」を聴いたことも、伊藤塾で学ぶ決意を確かなものにしてくれました。 

受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと

辛かったことは、勉強を始めた当初、思うように知識が定着しなかったことでした。初めて学ぶ分野ゆえに、自分がいったい何を学んでいるのかさえわからなくなり、法律の学習は自分に向いていないのではないか、と思うことさえありました。
 嬉しかったことは、この勉強をしなければ出会うことのなかった人たちと知り合い、ともに刺激し合いながら学べたことでした。また、平林講師から法を学ぶ楽しさを、築山講師から実務の魅力を教えていただいたことは、一生の財産になりました。 

私がとった学習方法 

開始段階の勉強法について

・憲法
 「伊藤真の憲法入門」(日本評論社)を読み、全体像を掴んでから講義に参加しました。人権分野では、「何が問題になっているのか」を常に念頭に置きながら、合格講座のテキストを理解するように努めました。統治分野では、スパイラルカードの図表を用いて知識を整理し、直前期に覚えるべきことを明確にしました。
・民法
 講義で理解したことを、実際に使える知識にするように努めました。講義に合わせて、平林講師の推薦図書の「うかる!司法書士 必出3000選 民法・不動産登記法編」(日本経済新聞出版社)の該当箇所の問題を解いていきました。また、毎週自主ゼミを組み、過去問を解きながら、学んだ知識が、正確にアウトプットできるか、そして事案を解決するための道具となっているかの確認をしました。
・行政法
 講義で全体像を掴んだ後は、平林講師の復習ブログを参考にしながら、過去問を解き、合格講座のテキストを読み込みました。記述対策も視野に入れ、条文や用語の定義を正確に暗記するようにしました。
・商法
 講義で平林講師が「覚えるように」、または「絶対暗記」といわれたところだけ理解するようにしました。またこの分野の勉強から逃げないために、ビジネス実務法務検定試験2級(R)の勉強もしました。
・一般知識等
 合格講座のテキストやスパイラルカードを用いる一方で、大学入試の政治・経済や現代社会の参考書にも目を通しました。

直前期の勉強法について

過去問や答練の問題をこなす一方で、条文の素読やスパイラルカードの暗記を毎日こなしました。また、学習が手薄になりがちな分野(憲法統治、地方自治法、個人情報保護法)では、伊藤塾の各種ゼミをインターネットで受講することにより、意識的に学ぶようにしました。

総論「私の合格ポイントと反省ポイント」

模擬試験の結果(中間模試154点・最終模試146点)などから、合格点を取るための戦略を立ててみると、捨てられる科目など存在しないことに気付きました。自分の学習の進捗状況や可処分時間を意識し、どうすれば合格点(180点)を取れるかのシミュレーションを怠らなかったことが、合格につながったと思います。
また、講師や他の塾生との対話を通じ、自分の学力を客観的に把握していたことが、自己を過大にも過少にも評価せずに済みました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

通学受講生であったため、できる限り教室内で疑問を解消するように努めました。怠惰な性格ゆえに、インターネットでもう一回視聴すればいい、と考えると、そのままやらずにすましてしまうことが分かっていたからです。
 苦手科目や学習が手薄な分野は、各種ゼミを利用したことにより、バランスをとって学び続けることができたと思います。 

最後に

私の合格は、伊藤塾の存在なくしてありえません。アットホームな高田馬場校では、スタッフの方々の温かい心遣いによって、最良の学習環境を得ることができました。
 最後に、平林講師とそこに集った仲間たちに出会えたことを誇りに思います。
 ありがとうございます。 

受験勉強中の思い出


憲法の勉強を通じて、法を学ぶ楽しさを知りました。


苦手分野や学習が手薄な分野は、各種ゼミを利用し対策を講じました。