T.Sさん

 


【受講講座】行政書士合格講座 速修生、公開模擬試験

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

1.私が行政書士を目指した理由

新卒で上場企業に入社し、途中でMBAも取得して普通に勤務していました。一方で、事業拡大や利益を目的に仕事をしていることに疑問を感じていた中で、伊藤塾長の「あなたは、今の仕事をするためだけに生まれてきたのですか」を拝読し共感させて頂いたことがきっかけで、伊藤塾に興味を持ちました。その流れで「勉強法の王道」を読み、法律を勉強すれば論理性と正義・公平の感覚である法的思考力が身に付いて世の中に貢献出来ること、そして難易度と資格の適用範囲の広さから行政書士がコストパフォーマンス高いと考え、資格取得を目指しました。
 

2.伊藤塾を活用した私の合格法

坂本講師の速習生講座を17年の5月末から受講しました。しかし仕事をしながらの受講故、とにかく時間が取れませんでした。過去問や答練どころか復習も出来ず、講義を聴くだけになってしまいました。おまけに行政法を聴き終えたのが10月中旬で、最終模試130点程度、本試験は勿論不合格でした。いまから振り返ると概念を全く理解出来ていませんでした。
翌年も同様の状況が続いたため、せめて興味あるところだけでもと思い行政訴訟法のみテキストを複数回読んだところ、初めて概念が掴めた気がしました。本試験は惨敗でしたが、行政訴訟法のみは自信を持って回答出来ました。
合格した年は、前年の教訓からテキスト読み込みに注力し、かつ時間節約のために科目を絞り込みました。まずテキストを複数回読み込み、かつ回数とタイミングは「エビングハウスの忘却曲線」に則って行いました。加えて平林講師の「うかる!行政書士 民法・行政法解法スキル完全マスター」を使ったところ、出題者が“問いたい”ポイントが分かってきました。一方で科目は民法と行政法に絞り込み、憲法・会社法・基礎法は模試と過去問のみとしました。そうしたところ中間模試、最終模試で根拠を持って問題が解けるようになってきました。そして本番も何とか乗り切り、186点と危ないところでしたが合格を勝ち取れました。
 

3.私の合格のポイントと反省のポイント

合否を分けたポイント
学習時間が少ない中で、テキストの複数回読み込みと科目絞り込みが功を奏したと思います。加えて模試を自宅で無く伊藤塾で受験したことも大きかったです。一回目は中間、最終模試とも自宅受験で、本番ではペース配分が狂ったことを教訓にして、合格年は内容に加えてペースと雰囲気に慣れることを目指しました。その成果か、本番もイメージ通りに受験出来ました。
 
反省のポイント
準備では条文の読み込み不足です。読んで理解していれば、確実に正解出来る問題があるからです。一方本番では、正解が頭をよぎったのに、なぜか別の答えを書いてしまったことですね。記述式3問目です。
 

4.伊藤塾の講師について

印象に残っているのは各講師の模試解説です。さすが一流の受験指導校で、合格するためのポイントとテクニックが満載です。一方、そういった中でも原理原則の重要さを説く坂本講師の「過去問が出来るとは、問→理由付け→答え」は印象深いです。受験一回目は意味が分かりませんでしたが、合格した年に仰っていることが実感出来ました。特に行政法は過去問が出題されることが多いため暗記しがちになりますが、「理由付け」が出来て、初めて何が問われているかが理解出来るのだと思います。
 

5.最後に

合格がゴールである受験指導校の中で、「合格後を考える」と謳う伊藤塾は独特と思います。それは、合否は単なる通過点であり、重要なことは「その先」に何を持つかである、ということを示していると小生は考えます。この体験が皆さんの人生にとって価値あるものになることを信じています。