私は伊藤塾以外のテキストに一切手を出しませんでした。

会計検査院

中島 野人さん(22歳)
 

成蹊大学法学部政治学科4年在学中
◆最 終 合 格/国家公務員Ⅱ種、国税専門官
◆内   定/会計検査院・入国管理局・財務局(国家Ⅱ種)
◆予定進路先/会計検査院
◆受 講 形 態/通学フレックス
◆伊藤塾受講講座/
〔入門講座〕地方上級・国家Ⅱ種本科生+択一・記述トレーニング
〔オプション〕併願会計学、併願商法、併願裁事刑法、国Ⅰリーガルトレーニング
※プロフィールは、2010年合格時点のものです。

はじめに

大学3年の7月に伊藤塾に通い始めました。伊藤塾を選んだ理由は、伊藤塾が司法試験に定評があったため、公務員講座も信頼できると考えたためです。実際、伊藤塾を信頼し、勉強すれば必ず合格点に届くと思います。特に公務員試験は試験科目が非常に多いので、効率よく勉強するには独学では難しい部分がありますが、伊藤塾は要点をしっかり押さえているので効率よい勉強ができると思います。

私がとった勉強方法

(1)専門科目試験(択一式)について

講師が、知識を1つのノートに集約した方がよいとおっしゃっていたので、私は「これ完」に知識を集約しました。選択肢に関係ある情報などを書き込むことで知識が線でつながっていくのが実感できた点、勉強道具がかさばらない点が非常によかったです。勉強は「これ完」を中心に行いました。問題を解くというよりは、各選択肢を一つひとつ理解できるように努めました。特に法律科目は量が非常に多いので、全てを理解するのではなく、基礎を徹底的に理解し応用することで、初めて見る応用問題に対応していくと効率的だと思います。
行政学など、主要科目でない科目は、講師が重要とおっしゃっていた箇所だけ覚えることで効率的に勉強でき、得点にもつなげることができました。また、それで十分すぎる対策だと思います。

(2)専門科目試験(記述式)について

憲法は「論証カード」を全て暗記し、行政法・経済学は記述式テキストを全て暗記しました。今回の試験では以上の勉強で十分すぎるぐらい対応できました。文章の暗記は大変そうに見えますが、やってみると意外に楽に暗記できると思います。なにより、文章にすることで今まで不十分だった理解がより深まり、択一式対策にもなるので、記述試験がない方もぜひ対策を立てたほうがよいと思います。対策は、択一対策が終わってからでよいと思います。私は3月から始めました。

(3)教養科目試験(択一式)について

社会科学は専門科目試験とほぼ全て出題範囲が重なっていたため勉強しませんでした。自然科学は理系に抵抗があったため捨てました。人文科学はコストパフォーマンスの高い思想・芸術・音楽・地理を中心に行い、講義で坂本講師が重要だとおっしゃっていた場所だけ覚えるようにしました。坂本講師の講義が非常にわかりやすく、要点をしっかり押さえているので、実際の試験では、坂本講師がおっしゃっていた単語がある選択肢を選ぶだけでも、得点に結びついていました。数的処理は当初非常に抵抗がありましたが、講師がおっしゃっていた通りに、毎日問題に触れることで6割以上得点できるようになりました。数的処理の「これ完」は7回繰り返しました。数的処理はとにかく演習することです。

(4)教養科目試験(記述式)について

講義をひととおり聴き、テキストに載っている問題に関しては解答を作りました。本番の試験では予想外の問題が出てきますが、世の中で話題になっていることが問題になっているので、日頃から新聞を読んでおくと対応できると思います。

(5)面接対策について

私は面接試験を受ける前に、伊藤塾で模擬面接を5回ほど行いました。その中で講師の方が話し方から、志望動機まで多くの指摘をしてくださるので、本番では落ち着いて面接に臨めました。本番は必要以上に緊張する上に、面接対策が不十分な受験生が多いので、模擬面接を受けておけば他の受験生より有利に立てると思います。

(6)官庁訪問について

実際に業務説明会に参加して、職員の方に質問をすることで、パンフレットからは見えてこない側面が出てくるので、志望動機に奥深さが出てくると思います。
官庁訪問では、他省庁での業務説明会で、職員の方にぶつけた政策論などを話したところ、「よく勉強している」と感心されたので、志望官庁以外の業務説明会にも積極的に参加するとよいと思います。また、政策論から最近話題の円高などの経済問題まで幅広い分野での議論を職員の方とすることもありますが、毎日新聞を読んでいるだけで十分議論を展開できると思います。 

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は、高田馬場校の自習室でインターネット講義を聴いていました。インターネット講義の最大の利点は自分のペースに合わせて受講できる点・倍速機能を使って効率よく勉強できる点ではないでしょうか。また、わからない箇所は何度でも講義を聴き直せるのは非常によかったと思います。民法や行政法は何度も講義を繰り返し聴くことで理解を深められました。 

直前期と試験当日

直前期に一番気をつけたことは体調管理です。勉強に関しては、できることが限られていましたし、今までしっかり勉強してきたので不安はありませんでした。ただ、直前の1ヶ月で「これ完」に簡単に目を通すことで総復習をしていました。

合格、内定と進路決定

国税専門官と国家Ⅱ種の合格をいただきました。国家Ⅱ種では財務局、入国管理局、会計検査院から内々定のお話をいただきました。自分が一番やりたいことは「何か」と考えた上で、会計検査院で働くことを決意しました。 

モチベーションの維持について

私は高田馬場校の自習室で勉強していたのですが、集中力が切れた際でも、周りの受験生が一生懸命勉強している姿を見て「負けられない」と思い、モチベーションを保っていました。 

最後に

伊藤塾を信頼することができるかが重要です。勉強をしていく中で、勉強方法に不安を感じることもあると思います。しかし、伊藤塾では万全の対策をしてくださっているので、信頼してがむしゃらに勉強してください。私は伊藤塾以外のテキストに一切手を出しませんでしたが、本番の試験では9割以上得点することも多くありました。伊藤塾の講義は要点をしっかり押さえながら基礎を徹底的に享受してくださるので安心してください。 

(2010年9月・記)