伊藤塾の講義は法律初学者にもわかりやすく、実際の試験でも法律系科目は全て正答率80%以上をキープしました。

さいたま地方検察庁

W.S さん(26歳)
 

合格者イラスト
上智大学総合人間科学部 卒業
●最終合格:  国家一般職
●内定:さいたま地方検察庁
●予定進路先:さいたま地方検察庁 

  受講講座 〔入門講座〕地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング〔オプション〕併願裁事刑法

はじめに

学生時代は社会の矛盾や課題を掘り起こす仕事がしたいと考え、新聞記者を目指していましたが、就活の結果、医療系の出版社に進むこととなりました。営業としての仕事にもやりがいはありましたが、学生時代からの思いを捨てきれずにいた3年目のある時、検察の仕事について知る機会があり、検察事務官の職務に非常に興味を持ち受験を決意しました。
数ある受験指導校の中で伊藤塾を選んだのは、省庁の中でも法律に密に関係する検察庁に進みたいという思いがあったため、仕事にも役立つような質の高い法律の講義を受けたいと考えたからです。
法学部でもなかった私は、伊藤塾の講義を受けるまで法律に触れたこともありませんでしたが、 講義は初学者にもわかりやすく、 また、「法律的な考え方」が身についたと思います。実際の試験でも、法律系科目は全て正答率80%以上をキープしました。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

憲法・民法・経済学・行政法は年内にある程度固めておくと後が楽になります。私は、インターネット講義を倍速で聴く→問題集を解く→わからないところは再びインターネット講義でその部分を聴く、という方法で、自分の理解の足りない部分を押さえながら学習しました。一通りこの方法で全体像を掴んだ後は、法律系科目に関しては、市販の問題集を3回・「これ完」を4回程度解きました。その他の科目に関しては、「これ完」を最低3回解くことに専念しました。
また、専門科目に関しては、無対策部分を作らないことが大切だと思いました。少なくとも今年の試験の法律系科目に関しては、若干マイナーな論点から出題されたため、「これ完」に掲載されている問題は、全ての分野に目を通しておく必要があると思います。

教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について

私大受験の私は、教養の中でも数的処理に非常に苦労しました。最初は全くわからない問題も多く、本当にできるようになるのか不安でしたが、講義で習った解き方を何度も復習したり、類題を解くなどして「解き方のパターン」を覚えていきました。また、講師のアドバイスに従い、数的処理だけは毎日触れるようにしていました。

教養論文試験・一般論文試験(記述式)について

時間がなかったこと、そして学生時代に論文を書く練習はかなりしていたことから、論文対策は特にしていませんでした。しかし、実際に「書く」という作業は慣れていないと難しく、試験後は講義を受けて添削をしてもらえばよかったと後悔しました。
最終合格の際には、論文の点数も重要になりますので、しっかり対策をすべきと思います。 

面接対策について

面接対策に関しても、伊藤塾に入ってよかったと思うポイントのひとつでした。柳原講師には、面接時の「核」ともいえる自己PRや志望動機を練る際にアドバイスをたくさんいただきました。そのおかげで模擬面接でも良い評価をいただき、自信を持って本番に臨むことができました。

官庁訪問について

仕事の都合で官庁合同説明会には参加できなかったので、一次試験合格発表後の翌々日から私の官庁訪問は始まりました。会社の有給休暇の都合上、東京地検・横浜地検に絞り官庁訪問をしましたが、横浜地検の最終面接に落ち、一時期は来年度もう一度公務員試験を受けようかとも考えました。しかし、最終合格後に、さいたま地検と千葉地検が採用面接をやっていることを知り、最後のチャンスと思い受験しました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は通学ライブクラスでの受講をしていましたが、早い時間帯の講義は、仕事の都合でほぼ出席できませんでした。社会人は残業や接待など、学習する時間が削られてしまいますが、自分のペースで受けられ、かつ倍速視聴による時短受講ができるインターネットフォローは本当にありがたかったです。

直前期と試験当日

直前期は過去問を解きながら、各科目での不完全部分を確認する学習をしました。繰り返しやってきた「これ完」などで、間違いの多かった部分を徹底的に復習すると同時に、過去問で間違えた問題の類題を見直すなどしていました。また、教養科目は時間との戦いになる部分もあるので、実際の試験時間内で問題を解く練習はしておくべきと思います。
また、本命の試験の前に受けられる試験がある人は、受けておいたほうがいいと思います。私は、時間配分や試験の雰囲気などを事前に知りたいという気持ちで他の試験種も受けましたが、その試験問題で自分の知識があやふやな部分を発見することもできました。

モチベーションの維持について

仕事で疲れた時や、どうしても勉強に集中できない時もありましたが、そんな時は検察庁の業務に関する本を読むなどし、モチベーションを上げていました。また、家族や友人たちとの時間は勉強を忘れて思いっきり楽しむこと(実際、9月と11月には家族や友人達と旅行に行きました)、カフェや自習室など勉強の環境を変えることなども、煮詰まった時には効果的だと思います。

最後に

「諦めなければ夢はかなう」という言葉を今まであまり信じていませんでしたが、今回の公務員試験を経て、諦めないことがいかに重要かを、身を持って実感しました。 
仕事を続けながらの受験は正直不安だらけでしたし、心が折れそうになったこともたくさんありました。勉強時間を十分に確保できない焦りや、一次試験通過後の面接日程と仕事のスケジュール調整に対する不安に押しつぶされそうになり、何度も仕事をやめようかと思ったこと。最終面接まで進んだ横浜地検から内定をもらえなかったこと。内定がないまま最終合格の日を迎え、もう今年の受験はやめようと思ったこと、色々なことがありましたが、それでも仕事を続けたまま、第一希望の検察庁に内定をいただくことができたのは、伊藤塾の講師の方・家族・友人の支えにより、自分の信念を貫き通せたからだと思っています。
辛いことも多い公務員試験の受験ですが、受験過程全てが様々な面で自分のためなる試験だとも思います。最後の最後まで諦めず、自分の夢に向かって頑張ってください!
最後に、お世話になった講師の方々、どうもありがとうございました。