全国の受験指導校の中で最も徹底した個別指導が受けられる塾です。

国税専門官

Y.N さん(29 歳)
 

合格者イラスト
私立大学文系学部卒業 〔受講講座〕入門講座:国税専門官専願コース
オプション:地方上級・国家一般職ゼミ(経済、数的)
◆ 最 終 合 格 /国税専門官
◆ 内   定 /国税専門官
◆ 予定進路先 /国税専門官
 

はじめに

 私は、高校生の時から弁護士になりたいと思っていました。ですが、入学した大学は法学部ではなく、大学生の時は他の仕事に就こうと思っていました。しかし、やはり弁護士になりたいと思い個別指導に定評のある伊藤塾に入塾しました。
 ですが、今現在の法曹養成制度の中では、人様の役に立てる弁護士にはなれないと感じたため、司法試験を断念しました。公務員試験科では、講義のみならず、ゼミやカウンセリング、模擬面接で専任講師の方々がご指導してくださいます。全国の受験指導校の中で個別指導が最も徹底しているのは伊藤塾の公務員試験科であると思い、再度伊藤塾で勉強することにしました。

私がとった勉強方法 

 法律科目の知識が曖昧だったため点数は伸び悩んでいました。ですので、伊藤塾の講義を受講し再度勉強し直しました。その中で多くの再発見がありました。司法試験に合格された方を除き、司法試験から転向される方はぜひ、法律科目(憲法、民法、行政法)に関しては、伊藤塾の公務員試験対策講座を受講することをおすすめします。また、法律科目に関しては、『これ完』の問題や肢でわからないものありましたら、すぐに解答を見るのではなく、テキストの該当頁を参考に正解か不正解かを考えると記憶に残りやすいです。それと、『これ完』の肢の最後のあたりにテキストの該当頁をメモしておくと、2 回目3 回目に解いていてわからなかった時にすぐに参照できて便利です。
 経済学、財政学、経済事情に関しては青野講師が原理原則を丁寧に解説してくださいましたので、インターネットの停止、巻戻し機能を上手く利用して青野講師が口頭で説明してくださる内容をすべてメモしていました。この作業を行うとものすごく時間がかかりますが、経済学を理解するにはとても役立ちました。また経済学の第1 回の講義で青野講師から指摘があると思いますが、経済学は必ず毎日1問は『これ完』を解いてください。これをやるかやらないかで経済学の点数はかなり変わると思います。私は、毎日欠かさず、お風呂が沸くまでの間にミクロとマクロの問題を1 問ずつ解いていました。
 数的処理に関して、私はとても苦手でした。ですが1 問1 問じっくり考え、根拠を持って解答できるまで答えを見ないようにしていました。これは『これ完』に掲載されている問題すべてで行いました。始めは1問解くのに5 時間近くかかりましたが、最終的にはある程度解けるようになりました。また数的処理に関しては数をよく使うので、まずは経済学を一生懸命勉強してください(特にマクロ経済モデル)。そうすると数に対する抵抗もなくなっていきますので、数的処理で数を扱う問題は次第に解けるようになっていきます。数的処理や判断推理の勉強でやってはいけないことは、わからないといってすぐに解答を見てしまうことです。わからない問題をテキトーに10 問解くよりも、1 問確実に自分の頭で考えて解いたほうが実力はつきます。始めは辛いでしょうが、ぜひ頑張って自分の頭で考えて解答する癖をつけてください。
 人文科学については思想、文芸の分野を中心に勉強しました。この分野は坂本講師の指示通り勉強すれば、直前期の追い込みで確実に点数が取れます。一方、地理、歴史の分野に関しましては、範囲が膨大であるため、坂本講師の直前予想分野だけに絞って勉強しました。
 自然科学の物理化学については多くの受験生と同様にあまり勉強しませんでしたが、生物地学に関しては地理歴史に知識に比べて少ない知識で解けますので『これ完』を解いておいてください。
 また、国税専門官を第1志望とする方は、行政学は専門試験科目にありませんがぜひ勉強してください。今年、教養試験の社会科学の分野で出題されました。国税専門官を第1志望にしている場合でも地方上級・国家一般職コースを履修しておくと安心だと思います。 
 時事に関しては、相澤講師の講義内容を一言漏らさずメモしました。そして、電車に乗っている時は常に時事のテキストを読むことにしていました。これで時事の問題は対応することができました。
 『これ完』に関しては法律科目、経済学は各10 回、会計学は5 回、数的処理については4 回程度解いていました。
 記述試験については憲法、経済学を準備していました。憲法、経済学ともに、専門記述のテキストに掲載されている問題内容を一通り書いてみて、解答を見て書けなかった部分、間違えていた部分はテキストを見直すようにしていました。記述試験に関しては『これ完』をしっかり解くことで合格水準の答案を書けるようになりますので、まずはしっかり『これ完』を解いてください。実際に本番で問題を見てみると一番解けそうな問題は会計学でしたので会計学を選択しました。会計学の記述については特に何も準備していませんでしたが、併願会計学で配られた『これ完』をしっかり解くことで完全解答をすることができました。
 面接対策は1 次試験の合格発表後、焦って行いました。何回も講師の方々に模擬面接をしていただき、なんとか面接を通過することができました(相澤講師、松田講師、青野講師、溝口講師、日高講師、ありがとうございました)。
 また、面接の直前に講師カウンセリングをするのではなく、時間がある時に必ず志望動機や自己PR を書いて、講師カウンセリングを受けてください。面接対策やカウンセリングについてはもっと早い時期にやっておけばよかったと、合格した今でも後悔しています。
 

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

 私はインターネットで受講していました。ただ単に講義を聴いているだけでは講義内容が理解できなかったので、各科目の担当講師が口頭で説明されている内容をすべてメモすることにしていました。こうすることで、講義内容が何となくではなく、はっきりわかるようになりました。
 私は自宅で勉強していると集中できないので、高田馬場校の自習室を利用していました。高田馬場校では、ロッカーを複数貸してくださったおかげで、1 日で殆どの科目を満遍なく勉強することができました。
 また、時間がなくてもゼミは受講すべきです。自分がわかっていたつもりだったこと、わからなかったところがはっきりわかるようになり万全の状態で試験に臨むことができました。一人で勉強するよりも何百倍も効果があったと思います。恐らくゼミを受講していなければ私が1 次通過をすることはできなかったと思います (ゼミを受講したら、その日に学習した範囲はその日のうちに復習してください。そうすると格段に実力が上がりますよ!! )。

直前期と受験当日 

 直前期(年明けから)は始発の電車に乗り、9 時までファーストフード店で勉強して、9 時30 分から21 時30 分まで高田馬場校で勉強していました。ファーストフード店では財政学の財政事情や経済事情のテキストを暗記したり、会計学の『これ完』を解いていました。高田馬場校では午前中に数的処理の問題を10 題解き、憲法、民法、行政法の問題を30 題、経済原論の問題を10 題、時間を計って解いていました。問題も番号順ではなく、【1】【11】【21】といった順番で解いていました。午後には記述の問題を1 題解き、残った時間で行政系科目の問題を解いたり、配信された講義をインターネットで受講していました。直前期は起きている時間すべて勉強していました。
 試験前日は勉強を17 時にやめ20 時には寝て、試験当日は始発で試験会場に向かいました。試験会場途中の電車の中や試験会場が開くまでの待ち時間は、財政学、経済事情や時事のテキストを何度も読み返していました。
 試験会場は、冷房温度が28 度程度に設定されています。できる限り薄着にできる状態で試験に臨むことをおすすめします。
 また試験は多くの場合、1 日かかります。昼には休憩時間が1 時間あります。ここで皆さんにお願いなのですが、休憩中に友達に会っても決して午前中の問題について話さないでください。試験は終わるまで結果がわかりません。終わった試験内容について話すのは有害です。

最後に 

 私が最終合格、内定をいただけたのは私の実力ではありません。両親、伊藤塾の講師の方々、スタッフの方々のサポートがあったからだと思っています。特に青野講師には講義、ゼミ、カウンセリング、模擬面接、すべての分野にわたってお世話になりました。誠にありがとうございました。